円城寺次郎記念賞

 

「円城寺次郎記念賞」とは

日本経済新聞社の元社長で、日本経済研究センターの初代理事長を務めた円城寺次郎氏の名を冠したこの賞は、優れた業績をあげている気鋭の若手・中堅の経済学者・エコノミストの活動を顕彰することを目的にしています。2006年度に日本経済新聞の創刊130周年記念事業の一つとして設けました。受賞者には賞金100万円と賞状・記念品を贈リます。

第7回円城寺記念賞受賞者について (役職名は当時)
2024/11/18
日本経済新聞社と日本経済研究センター共催の第7回円城寺次郎記念賞の受賞者は以下の2氏です。

伊藤公一朗(いとう・こういちろう)氏・シカゴ大学公共政策大学院教授

04年京都大学卒、11年米カリフォルニア大学バークレー校博士課程修了、Ph.D.(農業資源経済学)取得。 ボストン大学ビジネススクール助教授などを経て、24年からシカゴ大学公共政策大学院教授。主な論文に ”Do Consumers Respond to Marginal or Average Price? Evidence from Nonlinear Electricity Pricing” American Economic Review、”Willingness to Pay for Clean Air: Evidence from Air Purifier Markets in China” (共著、Journal of Political Economy)、”Sequential Markets, Market Power, and Arbitrage” (共著、American Economic Review)などがある。82年宮城県生まれ。
 

近藤絢子(こんどう・あやこ)氏・東京大学社会科学研究所教授

01年東京大学卒、09年米コロンビア大学博士課程修了、Ph.D.(経済学)取得。大阪大学講師、法政大学准教授、横浜国立大学准教授などを経て、20年から東京大学社会科学研究所教授。主な論文に”Long-Term Effects of a Recession at Labor Market Entry in Japan and the United States” (共著、Journal of Human Resources)、”Effects of Universal Health Insurance on Health Care Utilization, and Supply-Side Responses: Evidence from Japan” (共著、Journal of Public Economics)、”Gender-Specific Labor Market Conditions and Family Formation” (Journal of Population Economics)などがある。79年東京都生まれ。
 

審査委員長(藤田昌久・京都大学名誉教授)から

*「審査委員長から」「受賞者の横顔」は、2024年11月18日付日本経済新聞朝刊(特集面)から転載しています。


審査委員(順不同・役職名は当時)

【委員長】
 藤田 昌久(京都大学名誉教授)

【委 員】
 樋口 美雄(慶応義塾大学名誉教授)
 岡崎 哲二(明治学院大学教授)
 松井 彰彦(東京大学教授)
 北尾 早霧(政策研究大学院大学教授)
 菅野 幹雄(日本経済新聞社論説委員長)
 岩田 一政(日本経済研究センター理事長)

これまでの受賞者(役職名は受賞当時)

 

◆第1回(2006年度)
石井菜穂子 世界銀行スリランカ担当局長
翁 百合 日本総合研究所理事
星 岳雄 カリフォルニア大学サンディエゴ校国際関係・環太平洋地域研究大学院教授
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◆第2回(2009年度)
玄田 有史 東京大学社会科学研究所教授
澤田 康幸 東京大学大学院経済学研究准教授
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◆第3回(2012年度)
大橋 弘 東京大学大学院経済学研究科教授
田中 知美 アリゾナ州立大学助教授
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◆第4回(2015年度)
川口 大司 一橋大学大学院経済学研究科教授
北尾 早霧 慶応義塾大学経済学部教授
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◆第5回(2018年度)
小島 武仁 スタンフォード大学経済学部准教授
渡辺 安虎 アマゾンジャパン合同会社シニアエコノミスト

◆第6回(2021年度)
仲田 泰祐 東京大学大学院経済学研究科・公共政策大学院准教授
高橋 悟  シンガポール国立大学経済学部教授