ネットワークハードディスク(NAS)は、従来からある「ファイルサーバー」と比べてどのような違いがあるのでしょうか?
どちらもネットワーク上からデータにアクセスできるという共通点はありますが、いくつか違う点があります。
今回はネットワークハードディスクとファイルサーバーの違いを比較しながらご紹介します。
ファイルサーバーは、ネットワーク上でほかのコンピューターとファイルを共有したり、データのやり取りをしたりできるコンピューターのことです。どんなコンピューターでもサーバーにできるというわけではなく、耐久性やサーバーとしての機能を十分に果たせるスペック(能力)が必要になります。このようなパソコンは「サーバー用パソコン」、「サーバー専用機」などと呼ばれています。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
ネットワークハードディスクもファイルを共有して使用するという部分は、ファイルサーバーと変わりありません。ネットワークハードディスクの最も大きなメリットとしては、パソコンがなくても接続できるということが挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
このようにファイルサーバーとネットワークハードディスクはどちらも一長一短があるため、どちらを選ぶか苦慮している人も多いと思います。しかし、ネットワークハードディスクのデメリットは、今後改善されていくことが十分見込めるでしょう。
例えば、手軽にアプリケーションソフトを追加することができるので、今後も新しいアプリが開発されれば、ユーザーのアクセス管理の設定が容易になるなど、便利になったり汎用性が高まったりすることが期待されています。
また、自動構成されるRAID(複数のハードディスクを1つのハードディスクとして管理する技術)により、万が一のデータ消失を防ぐ保守性が高まりましたし、アプリのバージョンアップが進んだことにより、Windowsサーバー機に近い運用をすることも可能になりました。
1つのハードディスク(HDD)が故障しても
新しいハードディスク(HDD)に交換
データを復旧してくれます!