九州で「焼き鳥」といえばこれ!「豚バラ串」【今週は屋台の味】

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こんにちは~、筋肉料理人です!

9月に入って九州は急に涼しくなり、酷暑からイキナリ秋になりました。秋風が吹きはじめると秋祭りのシーズンです。祭りの楽しみといえば、何といっても屋台メシの数々。そこで今回は、九州ならではの「豚バラ串」の作り方を紹介させていただきます。

「豚バラ串」は厚切りの豚バラ肉を串に刺して焼いたもので、佐賀や福岡では、「豚バラ串」がない焼き鳥屋さんは考えられないくらいの定番。ガッツリした食べ応えでおいしく、ビールがめっちゃいけます。お祭りの屋台でも必ず売られている「豚バラ串」を、家庭でお手軽、おいしく再現してみます!

 

筋肉料理人の「オーブントースターで焼く豚バラ串」

【材料】 5本分

  • 豚バラ肉ブロック 250~300g
  • 塩 小さじ1/2å¼±
  • キャベツ 葉を2~3æžš
  • 一味唐辛子 お好みで

(A)

  • しょう油、みりん、日本酒、酢 大さじ1
  • 水 大さじ2
  • 昆布出汁の素 1つまみくらい

 

作り方

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1. 豚バラ肉は冷凍室に入れ、凍る寸前まで冷やしましょう。冷やすことで豚バラ肉の脂が固くなり、扱いやすくなります。

※豚バラ肉ブロックは、脂身と赤身の割合が半々位のものがおすすめ。極端に脂が多くても、赤身が多くてもおいしくありません。

 

2. 一口大の角切りにしたキャベツを、(A)と混ぜれば付け合せの「キャベツの簡単うまタレ」のできあがり。(A)は先にみりん、日本酒を耐熱ボウルに入れ、電子レンジで1分加熱してアルコールを飛ばしてから使います。

 

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3. 冷凍庫で冷やした豚バラ肉を1cmちょっとの厚みに切り、

 

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これを竹串に刺します。竹串は100円ショップの焼き鳥用、「豚バラ串」に使うものは丸い断面の串でいいです。豚バラ肉は切ったら竹串で刺しますが、この時、切り身の脂身と赤身が交互に並ぶように刺しましょう。脂身と赤身を交互に並べることで、ジューシーに焼きあがります。刺す時は肉の真ん中を刺し通しますが、コツはまな板と竹串が水平になるように刺し進めること。上手に刺すと、1本50g位の重量になります。

※豚バラ肉の温度が上がると脂が溶け、串で刺しにくくなるので、豚バラ肉が冷たいうちに串打ちしましょう。

 

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4. 今回は、食パンを一度に2枚焼けるタイプのよくあるオーブントースターに、「100円ショップの水切り」、「ステンレストレー(オーブントースターに入る幅のもの)」を使って焼きます。

 

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ステンレストレーを使うのは豚バラ肉から出る脂を受け止めるため。大き目に切ったアルミホイルを、トレーの周囲の壁を高くするような形で巻き、上に水切りをのせます。水切りにはサラダ油(分量外)を薄く塗ります。

 

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5. 「豚バラ串」の両面に塩をふって4の水切りの上にのせます。オーブントースター(1000w、250℃)に入れて14~15分。途中、焼き目がついたら返します。豚バラ肉は焼くと大量の脂が出ます。ステンレストレーにアルミホイルを巻き、壁を高くするのは、脂がこぼれて火災になるのを防ぐためです。

※念のため、焼いている時はオーブントースターの前を離れないで下さい。

 

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6. 焼きあがったら皿に盛ります。別皿にキャベツを盛り、タレをかけて添えます。焼き鳥の皿には、片隅に一味唐辛子を盛り上げ、焼き鳥につけながら食べるのが九州流!

 

一味唐辛子をちょっとつけて、これはもうビールしかない……

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自家製、オーブントースターで焼く「豚バラ串」の完成です! オーブントースターで焼いた「豚バラ串」はいい感じに脂が抜け、ジューシーにおいしく焼きあがります。一味唐辛子をちょっとつけて口に入れると、豚のうま味、脂の甘味が塩気と一緒に口に広がります。これはもうビールしかないでしょう!

 

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なお、焼くのはフライパンでもOKです。フライパンに薄くサラダ油を塗り、強めの中火にかけます。熱くなった所で「豚バラ串」を入れ、両面にさっと焼き目をつけます。その後、とろ火に落として熱を通して焼き上げます。

注意点は焼きすぎないこと。豚バラ肉は脂が多いので、焼いていると脂が出て揚げ焼きのような状態になります。この状態で長めに焼くと脂が抜けすぎ、脂が抜けきるとおいしくありませんので、焼き目をつけたら、後は熱が通ったくらいで食べるとおいしいです!

 

作った人:筋肉料理人 藤吉和男

筋肉料理人 藤吉和男

料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。レシピブログプラチナブロガー認定。

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※この記事は2017年9月の情報です。

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