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3泊4日ガソリン車信者がBEV新型MINIと過ごして分かった課題と現実(絶望編)

都内でもテスラを中心に見かけることが多くなったピュアEVことBEV。減速もヨーロッパでは囁かれていますが成長が鈍化はしていますが一定の市民権は得たような気がしています。そんな中本気で購入を考えているEV版の新型MINIクーパーと過ごして、良かった点悪かった点が非常に明確に見えてきたので今回は「絶望編」と題してデメリットをお届けしていこうと思っています。

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ガソリン車しか所有したことがなく、ハイオク大好きなスーパーカー好きの私さじゃんがに、本気で購入を検討している新型BEV MINIと3泊4日を過ごしてみることにしました。結果として、この挑戦は大きな課題と現実を自分に突きつけるものでした。本記事では、特に充電インフラの問題に焦点を当て、その複雑さとユーザーの視点から見た課題を取り上げます。

とにかく複雑な充電インフラ

EV版MINIクーパー(以下クーパーSE)との日常生活において最大の障害となったのは、充電インフラの複雑さでした。現状日本の充電器設置業者は多岐にわたり、それぞれが独自の認定システムや会員登録、料金体系を採用しています。この多様性は一見すると選択肢が豊富に思えますが、実際にはユーザーにとって大きな混乱の原因となっています。例えば、以下のような問題がありました:

アプリ登録の煩雑さ

Enechange、NCS(日本充電サービス)、e-Mobility Powerなどの業者がそれぞれ専用アプリを必要とし、登録プロセスが異なります。特にトヨタウォレットは、操作性が複雑でエラーが頻発し、非常に使いにくいと感じました。複数のステップを経なければ充電が開始されず、利用者にストレスを与える仕様です。

認定システムの混乱

一部の充電器は特定の車種のみ使用可能であったり、充電速度に制限があるケースが多々見受けられました。たとえMINIの純正アプリで表示されている充電器であっても、現地に到着すると非対応であったこともありました。

料金体系の不透明さ

同じ充電器でも、使用するアプリや会員ステータスによって料金が異なることがあります。これにより、予算の管理が非常に困難になります。

EV充電インフラ設置状況

業者名 設置数(全国) カバーエリア 特徴
Enechange 約5,000基 都市部中心 アプリでの操作性が優れるが、地方では不足
NCS(日本充電サービス) 約15,000基 全国 豊富な設置数だが、認定システムが複雑
e-Mobility Power 約12,000基 全国 高速道路での充電器が多いが、混雑が頻発
トヨタウォレット 不明 主にトヨタ系列施設内 操作性が悪く、エラー頻発

これは主要充電器業者の設置数やカバー範囲を比較した表です。実際にEVに乗って使ってみるまでこんなにいろんな業者がサービスを展開していると走りませんでしたし、ケーブルあるなしも様々で混乱しました。

故障中の充電器も数多くあり

3泊4日の旅程中、筆者は合計5回の充電を試みました。そのうち、スムーズに完了したのはたった2回。特に地方都市では利用可能な充電器が限られており、かつ故障中であるケースも少なくありませんでした。また、充電中はCHAdeMOの急速充電規格で最低でも30分以上を要しその間にできることは非常に限られていました。(ご飯食べるには短く、トイレ休憩だと長い)

一例を挙げると、夜間に訪れた高速道路のサービスエリアでは唯一の充電器が使用中で、次の利用者が待機している状況。結果として、1時間以上の待ち時間が発生しました。ガソリン車気分でギリギリまで引っ張った自分が悪い部分もあるのですが。これでは充電待ち時間を有効活用する術がないと感じました。

改善が必要なポイント

筆者が経験した課題を踏まえると、以下の改善が求められると感じます:

充電インフラの統一化

業界全体での認定システムや料金体系の標準化が必要です。ユーザーが一つのアプリで全ての充電器を利用できるようにすることで、利便性が大幅に向上します。

充電器の設置場所と数の増加

特に地方部における充電器の不足は大きな問題です。各自治体や企業が連携して設置を進めるべきです。都内では割とマンションに設置されているケースも増えてきました。

リアルタイム情報の整備

現在の充電器の使用状況や故障情報をリアルタイムで提供する仕組みが求められます。これにより、無駄な移動や時間の浪費を防げます。

BEVへの期待と課題

BEVは環境負荷を軽減し、未来のモビリティを担う存在として期待されています。しかし、現時点ではインフラの課題がユーザー体験を著しく損なっています。特に初めてBEVに触れる人々にとって、現在の充電インフラはあまりにもハードルが高すぎると言わざるを得ません。

筆者としてはクーパーSEのそのものの性能には大いに満足しましたが、充電関連の課題に直面し、ガソリン車のシンプルさがいかに便利であったかを痛感しました。これからBEVを検討する方には、充電環境や利用環境応じて出来ればレンタカーを借りて自分のようにシュミレーションした上で

セカンドカー利用がメインになる

と今年現在は考えています。とはいえ好きな車には変わりないので今後もレポートしていきたいと思っています。

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