The means justifies the ends
釣り動画って言ってもネットの騒ぎを引き起こすためのフェイク動画のことじゃありません。魚釣りのはなし。
釣りをしているときに自分視点での動画を撮ろうとして、いろいろ試してきました。
最初はXactiやFlip Videoを左手に構えて右手だけで釣りをしてみたり、GoProもどきの中華アクションカメラを胸につけてみたり。
両手が使えないのは肝心の釣りが不自由だし、アクションカメラは手は空くんだけど撮れた動画は思ったアングルで撮れてなかったり揺れやブレがひどくて観るに堪えなかったりでどっちも長続きしなかったのですが、最近出た Insta360 Go を試したところ、今のところこいつが手間いらず釣り動画撮影リグとして暫定一位じゃないかと思われるのでオススメします。
Insta360 Go の詳しい説明は割愛します。超小型・軽量、磁石を使ってどこにでもマウントできて、防水で、ジンバルなしでブレや揺れが少ない映像が撮れる動画カメラです。
で、こんな画が撮れます。
ブレてないでしょ。
3040×3040画素のセンサーで広めに撮った画をもとに、内蔵ジャイロスコープで検出した傾きや動きをキャンセルするように1080×1080画素の画を切り出すしくみのようです。
けっこう画角が広いので、フィッシングベストとかシャツにカメラを留めるとシャツの衿とか自分のあごとかいらないものが写っちゃうので、前後ろ逆さにかぶったキャップのベルトに附属のクリップでカメラを留めて撮りました。
一応、気に入らないところもいくつかあります。
1)ところどころ画が破綻してる。たとえば上の動画で、竿を前に伸ばして止めているとき、川の流れに竿が溶けてしまったように見える。
2)熱を抑えるためだと思いますが動画1ショットは連続30秒までしか撮れません。撮り始めてから30秒以内に魚が掛かってくれることを祈るしかない(笑)。上の動画でも20秒過ぎたあたりで掛かったので、魚を取り込んでいる最中に録画が止まってしまい、竿を持ったまま慌てて次のショットを撮るためにカメラのボタンを押してます。
(追記:設定で1ショット60秒にもできる、とのご指摘をいただきました。たしかに。ただし設定すると「連続撮影は本体が熱くなるぞ」という旨のアラートが出ます)
3)本体小さいということは電池も小さい。なので、あまり電池が持ちません。充電ケースをポケットに入れておかないといけない。あと、タイムラプスやハイパーラプスで長時間回しておこうとすると「最後まで電池もちませんよ」みたいな予告が出る。悲しい。
どれもソフトウェアの精度と効率で解決できそうな問題だと思うので、アップデートで改善されるといいなあ。