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あれはちょうど最初の
@TOWER.JP サイトをこしらえていたころだから、20世紀も終わりに近づいた 1996 年ごろ。元祖 SPAM の製造元である
ホーメルフーズ (Hormel Foods) のプロモーションサイトで
SPAM という黄色いロゴが大きく入ったTシャツを売っているのを見つけて、インターネットのショッピングサイトを使うと気軽にいろんなニッチなものを買えるのだというデモンストレーションをかねて(当時、インターネットで買い物をするなんてのはとても特殊なことだと思われていたのです)何枚か個人輸入しました。
このシャツ、いろんなハレの日(笑)に時々着ていたのですが、さすがにくたびれてきたので、まだ売っているかしらんと思ってちょっとWebを探してみたら……
いやはや、びっくり。
比較的地味なレシピサイトだったはずの
SPAM の公式サイト spam.com は陽気なスパムファンサイトにパワーアップしてるし、ロゴ入りTシャツとかボールペンとか、数えるほどしかアイテム数がなかった SPAM のロゴ入りノベルティも、専用サイト
SPAM Store に、ベビー服、魚釣りルアー、ワイングラス、SPAM コスプレ衣装など、無数の微妙な商品がラインナップ。
相変わらず、本物のスパムの缶詰以外の品物はすべて海外からのオーダーOK(ただし、なぜかインドネシアを除く)。“SPAM のプロモーションのために”と言いながらも、しっかり送料の実費+最大10ドルの手数料は上乗せされるのは昔と変わらず。でも、おもしろいから、許す。
ギョーカイでしか受けない、スイートスポットの狭〜いネタですが、みなさんもおひとついかがですか?
SPAM Store にて。
余談ですが、迷惑メールのことが spam と呼ばれていることと、それと自社の商標である SPAM との関係についてのホーメルフーズの公式見解 “
SPAM and the Internet” も、ギョーカイ人必読のネタ。
さらに余談で、上のホーメルフーズの見解の中にも書いてあるけど、辺り構わずまき散らされる迷惑メールを spam と呼ぶようになった元ネタと思われるモンティ・パイソンのスケッチは、これ。