カプコンは本日7月1日に、台湾のアニメスタジオ「Minimum Studios」の発行済株式総数の3分の2を取得し子会社化したと発表しました。
カプコンが掲げる長期経営目標の達成への一環、継続して開発体制の拡充を図る見込み
今回子会社化された「Minimum Studios」は2018年設立の台北に本社を置くアニメスタジオです。主にコンシューマ向けゲームのアニメーションを手掛けており、『ドラゴンズドグマ2』『バイオハザード4』などにも参加しています。
カプコンによれば子会社化の目的を、「当社の長期経営目標である年間販売本数1億本達成に向けた開発力・技術力の持続的強化のため」としています。
2022年にはグループ内での映像コンテンツの企画・制作体制の強化を目的に、任天堂がCGアニメーションスタジオ「ダイナモピクチャーズ」を買収・子会社化したほか、ゲーム大手のコナミデジタルエンタテインメントも新組織「KONAMI animation」を設立するなど、日本国内でのアニメ産業の継続した拡大などを背景とした同様の動きが続いています。
なお、カプコンは今回の発表内で「当社が必要とする技術力獲得などを視野に開発体制の拡充を図っていく」としており、今後も継続して開発体制の拡充を進めていく方針のようです。