忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

英語、英語、英語!

What on earth is going on!? 白羽の矢 現場にふらっと訪れていた本社のお偉いおじさんからの不穏な内示。 「そういえば昨年度のアメリカ出張はお前が行ったんだったよな。まだ正式な指令は出してないけど今年度も一人アメリカに行ってもらう必要があるから…

区別と差別の峻別:未来に対して常に謙虚な姿勢を持つこと

安易な気持ちで触れ難い、正解の無い難しい問題。 差別と区別の違い 社会通念上で区別と差別は異なるものとされており、区別は必要なことで差別は悪いことだと認識されています。 区別と差別の定義は難しいものの、区別とは『物事の客観的な違いを認識して扱…

ネットはカルトや陰謀論が花開きやすい

近現代ではカルトや陰謀論が社会的な問題として取り扱われることが多くなっています。これは世界中にネットワークが張り巡らされたことによってより顕著な声になったと言えるかもしれません。さらに言えば害悪論の一種として「ネットがカルトや陰謀論を生み…

巨人の肩の上に立つときは謙虚な気持ちが必要

技術職をやっていると他者から「頭が良い」と評価されることが時々あります。 その認識ははっきり言って誤りです。知性とは単純な良い悪いの物差しで測定できるものではなく、「技術職だから頭が良い」と考えるのは大きな誤解です。 今回は学問的な知性の分…

我儘の線引き

常日頃より暴力や強制よりもアサーティブなコミュニケーションや話し合いを重視する旨を述べている私ではありますが、実は我儘を主張することを否定してはいません。我儘自儘に振舞うことそれそのものには否定的ですが、我儘を主張することは悪くないと考え…

過保護が過ぎる人への対処方法はあるか

ありませんので諦めましょう。達観こそが人生です。 今回はそんな、たまさかの投げっぱなしトークを。 過剰な禁止 刃物は便利な器具ですが悪い人が用いれば他者を殺傷できる道具でもあります。その利害の帳尻を合わせた結果、限られたところにおいて適切な取…

色眼鏡はほどほどに:誰が言ったかどうかへの過信

本当に時々ですが、誰かの意見表明に対して「中立を装っている風で気に入らない、自らの立ち位置を明確にすべきだ」とする見解を見かけることがあります。 気持ちは分かりますがその色眼鏡は黄色信号だと考えますので、そう考える理由を整理していきます。 …

敵であれば傷つけてよいのか?

「お前の敵は誰なんだ」 「よく聞けトルフィン お前に敵などいない 誰にも敵などいないんだ」 「傷つけてよい者など どこにもいない」 幸村誠『ヴィンランド・サガ(2)』 35歳を超えて敵がいないということは、人間的に見込みがないことである 野村克也 唐突…

ジャーナリストの倫理規定:SPJ Code of Ethics

後々読み返せるように、個人的な下訳をメモします。 プロジャーナリスト協会(SPJ) プロジャーナリスト協会(SPJ:Society of Professional Journalists)はジャーナリストを代表するアメリカの組織の一つです。言論の自由と報道の自由の保障を促進することを目…

猫の手も借りたい時に猫の手を持ってきてはいけない

人月は神話であり、銀の弾丸などないのは常識だと思うのですが。 しょうもないやり取り 上司「時間が足りなくて進められていなかった評価試験、試験要員を追加したがその後の進捗はどうなった?」 部下「追加要員は評価試験をやったことがない人なので、まだ…

悪いものを消し去れば良い世界になるわけではない

宗教・文化・風習・職業、その他様々ですが、社会で何かしらの問題が起きた際には必ずそれを禁止しようとする見解が広まります。 もちろん悪いものをそのまま維持することは不適切なことです。誰もがより良く生きることができるよう社会を発展させたいと思う…

たまには時事問題にも触れてみる:国立大学法人法改正案に関して

相変わらず歯医者は苦手です。今の歯医者さんは腕も優れており良いところなのですが、それはそれとして極度な嘔吐反射により歯医者そのものが苦手なことはどうにもなりません。歯医者に行くだけでその日の活動ポイント残高がマイナスになってしまうのはどう…

読みやすさを意識した文章(読みやすいとは言っていない)

ゆるーい自己分析ですが、私が書く文章は、不思議なことに、読点が多いです。 ・・・まあここまで極端に読点をぶち込むことは稀ではありますが、まずセンテンス1つ取ってもほぼ必ず読点を入れ込んでいますし、パラグラフを総体で見れば読点だらけになっています…

複雑な物事を複雑なまま捉えるためには哲学が必要ではなかろうか

とても残念ながら、世の中はとても複雑なものです。無数の人間が様々な思惑を行使するこの世の中は表面をなぞって単純な方程式を組み上げたとしてもそれが現実を的確に写像できることはありません。現実は解の無い複雑なn元m次の連立方程式です。 例えばニ…

季節の変わり目に体調を崩すことに定評のある日記

過去にも度々述べてきていますように、私は季節の変わり目に弱い質です。極度な温度差が自律神経に負荷を与え、貧弱な肉体をあっという間に弱らせます。 ちなみに私のことをよく理解している知人からは、私が季節の変わり目に体調を崩すのは年に最低でも4回…

不満は逐次解消していくことが肝要である

生物は人生において満足を追い求めます。様々な欲求を満たし、足るものを得ることこそが多くの場合で幸福への道です。それは湧き上がる欲求を可能な限り満たし続ける加算式の方法でもいいでしょうし、あるいは湧き上がる欲求そのものを抑制して満たしやすく…

会社は学校ではないが、親や学校を代替しなければならない時代

時代によって変わるもの。 「お勉強ができる」ことを求める 技術屋の世界では新人に大きな設計案件をいきなり任せるような事例は少なく、まずは基礎的な勉強や評価試験のやり方から教育を行います。 もちろん新人からすればひたすら勉強や評価試験をすること…

常に痛みがない人生はあり得ないが、痛みはないに越したことはない

大仰なタイトルですが、中身は違います。パッケージに偽り有りです。 雑談を始めるための雑談 口内炎的な炎症が生じていたため、休日はボケーっと過ごしていました。こういう時に生き物は五感に頼って生きているのだと実感できます。感覚器のどこかしらに異…

エリートこそ努力と献身を示す必要がある

政治家や活動家、学者や医者など一部のエリートは世間的な批判を強く受けることがあります。それは強固な社会的属性を持っている人へ対してのルサンチマンや反抗心で説明が可能かもしれませんが、時に批判の声が社会の大部分からあがることもある以上それだ…

日本人はもっと国際移住をしてもいいのでは

時に景気や為替と絡めて話題になることが多い国際移住(International migrant)ですが、ここ数年でもまた話題が再燃して日本人が海外で働くことに対しての言説が変わりつつあると感じます。肯定的・否定的な言説が尖ってきたと言いますか、問題視する意見が目…

「どっちもどっち論」は不適切ではあるが、頭ごなしに否定することも望ましくない

それは黄信号だと思う話。 基本的には不適切 どっちもどっち論は概ね「五十歩百歩」や「どんぐりの背比べ」に類する言葉で、対立軸が生じた議論や闘争において双方に問題があるとする見解を指して呼称されます。 どっちもどっち論は基本的には不適切です。た…

開明的保守主義者の言い分

私「効率がとても悪いので、このようにやり方を変えてもらえないでしょうか」 相手「それは実績が無いので出来かねる」 そんな理屈を持ち出されてしまうと、新しいことは何もできないじゃないか。 科学的思考 伝統的に継続されている事柄には少なくともそれ…

自然の物質と化学の物質はどちらが安全か

堅苦しい記事タイトルですが内容は大したことなく緩い感じです。下手の考え休むに似たりの典型例と言えるでしょう。 食中毒ってなんだろう? ふと思ったのですが、「食中毒」ってどう分割するのでしょう? 食・中毒?それとも食中・毒? 食による中毒症状な…

技術者の早期育成には限度がある:作業者が欲しいのか、技術者が欲しいのか

昨今は様々な業界で人手不足が叫ばれていますが、弊社も例に洩れず日本の人口動態影響を受けて人手が足りていません。特に専門職の確保には苦戦しています。 そんな中、上層部が技術職に対して度々発令するのが『技術者の早期育成』とした方針です。若者を重…

悪人だとしても、悪しざまに罵ることは正義のすることではない

政治や思想などイデオロギーに関連する論争にて、対立する側にいる相手が過失や悪事をしでかした場合は暴力的な言葉をもって叩いてもいい、そういった傾向を持った人がSNS上などで観測することができます。政敵や論敵のやらかしを悪しざまに罵る人はあちらこ…

その犠牲者こそが少数派なのだ

「大義の為には犠牲はつきもの」 「目的の為には多少の犠牲は仕方がない」 物語に限らず現実でも稀に見掛ける定型句です。明白に言葉にしないまでも行動や態度で示していたり、自らの目的を達成するためには犠牲はやむを得ないと内心で考える人は居ます。 人…

指示を待つのは面白くないと私は思うのですが

とてもとても個人的な意見なのですが、私は指示をされるよりも指示をされないほうが好みです。自分の思う通り自由に物事を進めたいですし、それに対して横やりが入ることをあまり好みません。 もちろん迷走や暴走を正すための指摘をいただいた場合は大人しく…

互いの言い分を呑み込めるかどうか:呑みやすさへの工夫が重要

気付けばハロウィンがやってきて、いつの間にか去っていました。バスに乗り遅れた気分です。何も商業主義的イベントが嫌いとかそういった固い理由があるわけではなく、そもそも乗る気も無かったので特に気にしているわけではありませんが。 どうにもこの手の…

真面目風な人が真面目なことを考えているとは限らない

余計な会話から余計なことを考えた、の巻。 日常会話から抜粋 私「このシーフードフライだけどさ。シーフードってSeaのfoodなわけだから、海の食べ物のことだよな?」 同期「そうだな」 私「山の食べ物はなんて言えばいいんだ?」 同期「・・・マウンテンフード…

10月が一番メンタルを削られるような気がする

例に洩れず弊社も4月を起点とした四半期決算のサイクルで動く日本企業であるため、10月は第二四半期の報告月となります。 年に4回ある四半期の報告ですが、いつが一番大変かは部署や職種によって変わるかと思います。例えば経理であれば事業年度の締めとなる…