こんにちは。沖縄出身ライターのマッキンです。都会に憧れて上京し5年が経ちました。
東京のおしゃれスポットやおしゃれな飯、最高~~~~~~!!!!!
でも………………
ふとした瞬間に地元が恋しくなるのです。久しぶりに沖縄を感じたい…地元の名物を食べて懐かしい気持ちに浸りたい……!
ということで早速、沖縄出身東京在住の数少ない友達を招集。
沖縄のアンテナショップでそれぞれ大好きなお菓子やおつまみを購入し、オススメしあいながら故郷の思い出をのんびり語らいました。
自己紹介
東京生活5年のライター。この記事を書いている人。ここ最近沖縄のソウルフードであるスパムを毎日食べているため顔が常にむくんでいる。
東京生活4年の会社員。沖縄のファーストフード店の「ルートビア」を定期的に大量買いし、むしゃくしゃした日に飲んでいる。
東京生活3年の会社員。三線を弾くのが趣味で「さとうきび畑」を練習中。隣人から苦情が来ないか心配の日々を過ごしている。
↑同じメンバーで行なった過去の座談会も読んでみてね
お菓子御殿 紅芋タルト
「まずは私から! 沖縄土産で好きなのは…」
「御菓子御殿の『紅芋タルト』です。タルト生地にペースト状の沖縄県産紅芋を乗せて焼いたお菓子なんだけど、安定のうまさ」
「はいはい。これは定番中の定番だよね」
「帰省したら絶対買ってます」
「なんなら地元の友達が東京に遊びに来るって聞いたら『紅芋タルトお願い』ってラインしたりもする」
「私は『いもいもタルト』を買っちゃうなー。ツートンカラーで可愛いから」
「紅芋タルトしか眼中になくてそんな商品があるの知らなかった」
「そのままでも美味しいけど、冷蔵庫で丸1日冷やしてレンジでチンして食べてみ? ヤバイよ」
「外あったかくて中冷たい、みたいな?」
「そんなん美味いに決まってるじゃん」
「超オススメ!」
スッパイマン梅コロキャンディー
「次は私ね!」
「沖縄でお馴染みの『スッパイマン』をタブレット菓子にして、それをべっこう飴でコーティングした『スッパイマン梅コロキャンディー』です。」
※『スッパイマン』=梅の酸味に甘みがプラスされた、乾燥梅干しのお菓子。黄色いパッケージに赤いロゴが目印。
「この飴、よく持ち歩いてるよね?」
「うん。好きすぎて」
「タブレット菓子ってことは、タネが入ってない?」
「その通り」
「マジで? 便利!」
「『タネ邪魔なのに頑張って食べてるな~』と思ってた。今時のはタネが入ってないんだね」
「めちゃくちゃ食べやすいし、べっこう飴の甘さとスッパイマンの酸味が程よい」
「沖縄で買える梅のキャンディーだったら、私は『ドラゴン梅』派かな」
「 『ドラゴン梅』もべっこう飴なんだよね。昔そろばん教室に置かれてて、毎回10個ぐらい盗んでた。懐かしいなー」
「よく怒られなかったね…」
タンナファクルー
「僕がまず紹介したいのは、これ! 丸玉の『タンナファクルー』。黒糖と小麦粉と卵で作られたシンプルなお菓子なんだけど大好き」
「懐かしい!!!」
「昔は何気なく食べてたけど、東京でこれを食べると地元を思い出してちょっとホームシックになる。ばあちゃんちによく置いてあったんだよな~」
「おじぃおばぁ世代ってなぜかタンナファクルー好きだよね」
「昔勤めてた会社で先輩が『みんなで食べてね』ってタンナファクルーを持ってきてくれたことがあるんだけど、私一人でほぼ全部食べた」
「なんて欲張りな…」
「それぐらいクセになるお菓子なのよ! でも、食べ続けるとチーチーカーカー(※飲み込む時につっかえる感じがする)するんだよね…」
「そんな時は、さんぴん茶と一緒に食べたらしにうまいよ」
※さんぴん茶=ジャスミン茶の一つ。沖縄では「さんぴん茶」という名称で親しまれる。
※しに=とても
「さんぴん茶とタンナファクルーの食べ合わせはホームシックにブーストがかかりそう…」
天使のはね
「次はこれ! 沖縄の伝統菓子『塩せんべい』を作る工程でできるお菓子なんだけど、塩っけがあって食べ出すと止まらない!」
※沖縄の塩せんべい=小麦粉が原料。円盤型で直径が大きく厚みがある。空洞がありサックリとした食感と強い塩味が特徴
「鼻水かんだ後のティッシュじゃん」
「そうなのよ。丸めたティッシュそのものだから最初は『なんだこれ!?』と思った」
「見た目も手触りもちょっとアレだけど、食べたことない食感で不思議だよね。ちなみに私はこっちの方が好き!」
「『みすてないで』という商品名ヤバ」
「『せんべい』にも『はね』にもなれなかったんだ」
「こんな悲しい商品があるとは…」
「でも美味しいんですよ。天使の羽と塩せんべいを同時に楽しめる最強パック」
「形が不揃いってだけで味は変わらないもんね」
「それにこっちの方が可愛くない? 情が湧いてしまう」
「見かけたら買おう」
元祖みそクッキー
「続いてはこちら~」
「あ、『みそクッキー』じゃん!」
「久米島産の味噌が使われたクッキーです。小学生の時に友達から久米島旅行のお土産で貰ったんだけど『こんな美味しいものあるんだ!!!!!』って衝撃を受けた」
「そんなに昔からあるんだ」
「私もこれ好き。味噌とクッキーは合わないでしょ…と思ったら、まんまとハマった」
「久しぶりに食べた。ホロホロ食感でうま~~~~!」
「手が止まらないんですけど。ヤバイ成分入ってる?」
「入ってないから。ちなみに久米島のお土産だけど那覇空港でも普通に買えるし、賞味期限半年ぐらい持つ」
「次帰省したときマジで爆買いする」
雪塩黒糖
「じゃあ離島繋がりで、これ!」
「『宮古島の雪塩』っていう、有名な塩のブランドがあるじゃん? その塩が使われた黒糖です」
「なんかちょっとしょっぱい気がする」
「塩が入ってるからね」
「大きめだから食べ応えある」
「私はカバンに数個忍ばせて、外出先で口寂しくなった時にミンティア感覚でボリボリ食べてます」
「僕は『伊平屋島産一口黒糖』が一番好き。幼稚園の時に先生がよく配ってくれたからさー、忘れられない。これは粒が小さめだからリモート会議中に食べてもバレないよ」
「黒糖って砂糖なのに、なんか罪悪感なく食べられる」
「実家にはいろんな黒糖がストックされてたんだよね。黒糖がおやつ的な」
「マッキンの地元ってかなり田舎だよね? 周りにさとうきび畑しかないから普段のおやつが黒糖だけだったんじゃ…」
「そういうことだったのか…なんか気付きたくなかったな…」
雪塩ふわわ
「じゃあ次は…雪塩つながりで『雪塩ふわわ』の紅芋味で~す。これ大好き!」
「メレンゲのお菓子なんだけど超エアリーな食感で、塩味が甘みを引き立ててくれて美味しいのよ。食べたことあるよねみんな?」
「ある。っていうか学生時代に、はるなに『うまいから食え』って無理やり食べさせられたような記憶が…」
「僕は食べたことない」
「今すぐ食べろ! 口に放り込め!」
「『ふわわ』の押し売り怖いよ~」
「あっ。しゅわって消えた」
「うまいっしょ。紅芋味の他にココナッツ、黒糖、マンゴーとかあるよ」
「味の種類多いよね。私はチョコ味が一番好き」
「そこは沖縄っぽいフレーバーじゃないんだ」
「本体が軽いから大量買いしやすいけど、持ち運ぶときに気をつけないとすぐ粉々になるからマジでそれだけは注意」
ムーチー
「じゃあ次はこれね」
「嘘でしょ…」
「あれ。2人とももしかして『ムーチー』苦手?」
「お土産でムーチーを選択するのは邪道」
「ムーチーはないわ~」
『ムーチー』=サンニン(月桃)の葉で包んだ餅のこと。旧暦12月8日に厄除けや健康祈願としてムーチーが供えられる。黒糖、紅芋などさまざまな味がある。綺麗に剥がしながら食べれると気持ちいい。イントネーションは「ムーチー⤴︎」
「帰省したら絶対買うけどなー。国際通りのムーチー屋さんで買い込んで東京に持ち帰るぐらい好き」
「月桃特有の独特な匂いがしますけど…機内に持ち込めるの?」
「持ち込めるよ! そこまで匂い拡散しないから!」
「あ! 思い出した。実家にいるときはおばあちゃんが毎年大量にムーチー作ってたや」
「私の実家もそう! 姪っ子が生まれた年には、親戚・友達・近所の人たちにムーチーを配りまくったな。懐かしいな~」
※子供が生まれて初めてのムーチー行事の年は、ムーチーを配る風習があるのです。
「ムーチーの存在、食べなさすぎて忘れてた…。今度帰省したらおばぁに作ってもらおうっと」
「余ったらちょうだい」
「人ん家のムーチーまで食べ尽くそうとすんな」
はちゃぐみ棒
「昔からある沖縄菓子『はちゃぐみ』を棒状にした『はちゃ棒』!」
※はちゃぐみ…ポン菓子を溶かした砂糖や水飴などで丸く固めた沖縄の米菓子
「棒状のはちゃぐみ食べやすっ」
「もう丸い形のやつは売られてないの?」
「この前帰省した時に、かねひで(※沖縄のローカルスーパー)で丸いはちゃぐみ見たよ」
「最近は棒タイプをよく見かけるよね。昔は丸いやつばっかりだったのにねぇ…」
「世代がバレる」
「『はちゃ棒』は小分けになってる親切設計なのでばらまき菓子としても役立ちます。まぁ私は友達がいないので一人で全部食べますけど」
「東京に5年も住んでてまだ友達できてないんだね…」
なかよしパン
「次はこれ! 『なかよしパン』のココアクリーム味! ふっくらした生地に甘いクリームがうすーく挟まってるのよね。昔ながらの味がして好き」
「え? これハーフサイズじゃん!」
「いいサイズ感」
「お土産にも持ち運びにもこれぐらいがいいよね。なぜなら…」
「『通常サイズ』が巨大だから」
「地元ではスーパーとかコンビニに絶対置いてるからつい手に取っちゃう。沖縄を代表する超人気ご当地パンの一つだから、パン好きの人は絶対買ってほしい」
「私は『ゼブラパン』を買っちゃうなー。ピーナッツクリームがサンドされててちょっとシャリシャリしてるのが好き」
「口が小さい人は食べるとき気をつけた方がいい」
「ゼブラパンは結構厚みがあるからね~」
「…実は今でもクセで、手でしっかり潰しながら食べてます」
「キモい食べ方だな」
ジミーのバナナケーキ
「Jimmy’s(ジミー)の『バナナケーキ』。ジミーって誕生日ケーキのイメージが強いけど焼き菓子もめちゃくちゃうまいのよ」
※Jimmy’s=ジミーという愛称で親しまれており、ケーキやパン、輸入菓子などが販売されている地元で有名のローカルチェーン店
「バナナケーキ、初見ですわ」
「ジミーの焼き菓子ならやっぱりマフィンが有名じゃない? 帰省したら絶対食べてる」
「わかる〜! 私はチョコチップマフィン派」
「私は紅芋マフィン派」
「マフィンもいいけどバナナケーキも美味しいよ! バナナの風味が最高だし、しっとりしてるし」
「確かにバナナの香りがすごい」
「あ、くるみ乗ってるじゃん! ザクザクして美味しい!」
「手土産にもおすすめ。レトロでアメリカンなパッケージがおしゃれだし」
「良い意味で『沖縄行ってきました!』っていう露骨さが出てないというか」
「そうそう。でも僕が一番好きなのはお母さんが作るバナナケーキだな。はぁ……沖縄に帰りたくなってきた……」
「急にしんみりするのやめてもらっていいかな」
かんさんの島豆腐チップス
「沖縄名物、硬くて重いのが特徴の『島豆腐』ってあるじゃないですか。あれをチップスにしたお菓子です」
「知らないなぁ」
「これヤバイよ。見かけたら買え、絶対に」
「そんなに美味しいの?」
「実は私も最近知ったんだけどさ…すごいハマってる。シンプルなお菓子なんだけど、噛むほど島豆腐の風味がしみるんだよね。一番おすすめはアーサ(あおさ)味です」
「うっま! サクサクした食感と塩味が合う」
「これ美味しい! お酒にも合いそう!」
「止まらね~」
「止まらんよね。チャックついてるけど一回も使ったことない」
オリオンビアジャーキー
「じゃあおつまみ繋がりで、これ! 商品名の通りオリオンビールに合うジャーキーらしいんだけど、私はこれをおやつの時間に食べてます」
「食べたことない。ユニオン(※沖縄のローカルスーパー)のおつまみコーナーでよく見かけた気はするけど…うわ!」
「匂いが強烈!」
「なんかちょっと黒くて怖い」
「ジャーキーだから当たり前でしょ!」
「…でも、前に地元のバスツアーに参加した時に、友達がバスの中でこのジャーキーを食べだしたときは『さすがにやめてくれ』と思った」
「密室でオリオンビアジャーキーは危険」
「臭いけど美味しいんだよね~」
「ずっと噛んでるけど味が一生なくならない。すご」
「うめー。オリオンビール飲みたくなってきた」
島らっきょう
「おつまみといえばこれじゃない?」
「小さい頃は苦手だったけど、大人になってから好きになった」
「わかる」
「本土のらっきょうに比べて小ぶりで、ちょっと辛いんだよね」
「揚げると甘みが出て食べやすくなるから、昔はよく天ぷらにして食べてたなー」
「酒飲みへの手土産には島らっきょうが最適解かも」
「シャキシャキの歯ごたえもいいよね~」
「でも口が臭くなるから人に会う前は食べられない」
「わかる」
新垣ちんすこう
「なんやかんやオススメしたけどさー、結局このお菓子が最強じゃない?」
「『新垣ちんすこう』じゃん!」
「実は私もみんなに紹介したくて、同じの買っちゃった」
「僕もちんすこう界で一番好き」
「味も食感も完璧。質の良さを感じる」
「上品な甘さが良いんだよね」
「会社で新垣ちんすこうを布教しまくってるんだけど、つい最近同僚とそのご家族が『このちんすこう美味しい!』って喜んでくれてさーめちゃめちゃ嬉しかったなー」
「新垣ちんすこうだけはマジで間違いない!」
まとめ
店員さんに人気のお土産をこっそり聞いたところ、「御菓子御殿の紅芋タルト」「新垣ちんすこう」「雪塩ちんすこう」「天使のはね」「安室のさーたーあんだぎー」が特に人気とのことでした。
みんなも沖縄名物食べてみてくださいね。
おまけ画像には、大好きな沖縄の飲み物をまとめてるので要チェック!
地元の名物って最高~~~!
おわり