(大江健三郎 ことばが照らす先)他者とともに生き、葛藤する自己 小川公代さん
《かれの息子とかれをつないでいた(とかれの信じていたところの)束縛の重いきずなが、息子にとってはともかくほかならぬかれ自身の自己救済にとって、いかに大切なものであったかを思い知ったのだった》
『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』(1969年)から
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大江健三郎さんは、近代が自己に…
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- 【視点】
一人の作家の作品を、文学の領域を越えた様々な専門家が読み解く「大江健三郎 ことばが照らす先」シリーズ。 初回の樋口陽一さんは『沖縄ノート』から民主主義を語ってくれています。 2回目の小川公代さんが取り上げるのは「ケア」「介護」。
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