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　食卓に欠かせない葉物野菜、キャベツの全国的な不作による価格高騰が続いている。

　その主要な産地のひとつ、茨城県では今月に入って収穫を目前に控えたキャベツの盗難が相次いでいる。被害は今月14～18日の5日間だけで3件、計3240個（被害総額は約130万円）に及ぶ。県警は、手口などから転売目的の窃盗グループによる事件とみて捜査している。

例年の「2～3倍」で地元取引

　「売り上げを、孫が欲しいと言っていたバイクの購入資金にあてようと思っていた。ようやくここまで育ったのに、悔しい」。畑からキャベツ1200個（計60万円相当）を盗まれた同県八千代町の農家の男性（70）は19日、肩を落としてこう話した。

　盗まれたキャベツは、「冬藍…