少女イラストの第一人者、高橋真琴さん死去 大きな瞳にきらめく星々

 少女イラストの第一人者で少女漫画家の高橋真琴(たかはし・まこと)さんが11月17日、食道胃接合部がんで死去した。90歳だった。葬儀は親族で行った。喪主は長男英樹さん。

 大阪市生まれ。貸本漫画で「さくら並木」「パリ~東京」などを発表、少女漫画誌に連載した「あらしをこえて」で人気を得た。かれんな少女の大きな瞳の中に多くの星がきらめくというスタイルを切り開き、イラストレーターとして雑誌の挿絵や表紙、グッズ用の絵などで活躍。画集の出版や個展の開催など、2020年代に入っても精力的に活動していた。

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    田中知之
    (音楽プロデューサー・選曲家)
    2024年12月17日8時19分 投稿
    【解説】

    コム デ ギャルソンの2018年春夏のパリコレクションで、氏の少女漫画が大胆にプリントされたドレスなどが登場したのがとても印象的で、「そうか、氏こそ日本のカワイイ文化のオリジネーターなんだ」と思い至りました。御冥福をお祈りします。

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