貸金庫で現金消失の放送作家「自分の頭がおかしくなったのかと…」
聞き手・藤田知也
銀行の貸金庫を開けたら空っぽじゃん――。そんな体験をまとめた5年前のYouTube動画がにわかに注目されている。国内大手の三菱UFJ銀行で最近、行員が貸金庫から十数億円相当の資産を盗んでいたと判明したのがきっかけだ。貸金庫にあるはずのものがないと気づいたとき、利用者はどうなるのか。被害を防ぐ教訓や対策はあるのか。動画を配信した放送作家の安達元一さん(59)に話をきいた。
――三菱UFJ銀行で行員が貸金庫から顧客の資産を盗んでいたというニュースを知って、どう思いましたか。
「やっぱりかと。貸金庫の中に手をつけられる銀行員がいる。しかも、僕が被害に遭ってから5年が過ぎたのに、いまだに改善されない銀行があるのはびっくりしました」
銀行員が立ち会わない半自動型
――安達さんが15年ほど前に銀行の貸金庫を借りようと思ったのは、なぜですか。
「一番の理由は、好奇心から…
- 【視点】
今回の貸金庫の事件で注目が高まった安達さん。貸金庫は口座と違って入っている金額が記録されていないケースが多く、いわくつきのお金を入れている人もいて、減っていても泣き寝入りのパターンが結構ありそうです。過去のネットの書き込みでも、他にもお金が
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