「公選法違反の恐れ」村上総務相 2馬力選挙、SNS虚偽情報に懸念

鬼原民幸
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 村上誠一郎総務相は3日、SNSでの虚偽情報の投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動公職選挙法違反になり得るとの認識を示した。参院の代表質問で、兵庫県知事選や名古屋市長選などを念頭にした立憲民主党辻元清美氏の質問に答えた。

 11月の両選挙では、一部の候補者に対する虚偽の情報がSNS上で広く拡散した。さらに兵庫県知事選では、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が自身の当選を目指さず、斎藤元彦氏(現・知事)の応援を展開。「2馬力の選挙戦」と疑問視する声が上がっている。

 辻元氏は質問の中で「(他候補の応援が許されれば)誰かを当選・落選させる狙いで、複数人が立候補する選挙運動が可能になってしまう」と指摘した。

 村上氏は答弁で、虚偽情報の投稿について「公選法に虚偽事項公表罪が設けられているが、SNSを含め、インターネット上の発信なども対象となる」と説明。他候補の応援についても「一般論」と断ったうえで、「候補者が他の候補者の選挙運動を行う場合には、その態様によっては、公選法上の数量制限などに違反する恐れがある」と懸念を示した。「個別の事案が公選法の規定に該当するか否かについては具体的な事実に即して判断されるべきだ」とも述べた。

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この記事を書いた人
鬼原民幸
大阪社会部|社会サブキャップ
専門・関心分野
国内政治、外交安全保障、社会保障政策
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    米重克洋
    (JX通信社 代表取締役)
    2024年12月3日20時22分 投稿
    【提案】

    兵庫県知事選の結果が余程サプライズだったのか、SNSを含め規制を強めようと唱える政治家が与野党を問わず目立つ。この記事で指摘されているような2馬力選挙については、候補者間の不公平につながるので何らかの整理が必要だが、どさくさに紛れて、言論の

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