公明、石井代表が落選し大阪4選挙区で全敗 集票力の落ち込み隠せず

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川辺真改
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 与党の一角を担う公明党自民党派閥の裏金問題による逆風のあおりを受け、厳しい戦いとなった。候補を擁立した「11小選挙区の全勝」と「比例区での現有23議席以上の確保」を目標に据えたが、石井啓一代表が落選。日本維新の会と初の全面対決になった関西では、大阪の4選挙区で全敗し、全国の小選挙区での勝利は4議席のみだった。

 衆院選で、公明は「クリーンな政治の実現」を掲げ、使途公開の義務がない政策活動費の廃止や改正政治資金規正法に盛り込まれた第三者機関の早期設置などを訴えた。一方、選挙協力を目的に裏金問題で自民が非公認とした候補にも推薦を出したことは「票を上積みするための党利党略だ」と批判を浴び、釈明に追われた。

 党首として国政選挙の初陣と…

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この記事を書いた人
川辺真改
政治部|自民党担当
専門・関心分野
国内政治、社会福祉、スポーツ