愛知環状鉄道、来春に運賃値上げへ 平均14.3%アップ
愛知環状鉄道は20日、2025年春からの運賃値上げを中部運輸局に申請したと発表した。平均改定率は14・3%。消費税の転嫁を除き、1988年の開業以来初めての改定となる。
普通運賃(大人)は距離に応じて30~100円値上げする。通勤定期は平均15・1%、通学定期は平均5・0%上げる。
愛知環状鉄道は愛知県と沿線4市が中心となって設立した第三セクター方式の鉄道。岡崎駅と高蔵寺駅(春日井市)を結ぶ。
同社によると、コロナ禍後も通勤利用者の回復が低調で、電気料金や資材価格の高騰などが負担になっていた。担当者は「このままでは赤字経営が続いてしまうため、運賃改定に踏み切った」と説明している。
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