「死刑宣告」でも主張貫く教団の誤算 内部から「戦略ミス」の声も

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 文部科学省は12日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令を請求する方針を表明した。

 「死刑宣告だ」。教団関係者はこう語った。

 教団は「裁判所の解散命令ではなく、政府が解散命令を請求するかどうかが、生き残りをかけた生命線」(教団関係者)としてきた。請求された時点で、国から「反社会的団体」と認定される形になるからだ。

 安倍晋三元首相の銃撃事件以降、信者が病院から通院を拒否されたり、職場で退職させられたりする「差別」が相次いでいるといい、教団関係者は「これから信者の日常生活がたちゆかなくなる」と語る。施設利用を拒否されれば大規模な集会を開けず新たな信者獲得に影響が出る可能性もある。

 そうした懸念の一方で、教団…

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