自民党は、杉田水脈衆院議員を党環境部会長代理に起用する方向で調整に入った。29日の党総務会で正式に決める。複数の党関係者が明らかにした。
杉田氏は今月、アイヌ民族らへの差別投稿で、札幌法務局から「人権侵犯」を認定されたばかり。与党からも謝罪や説明を求める声が相次ぐが、認定後は公の場で語っていない。
自民の部会は、外交や財務金融、文部科学など政策分野ごとに設けられ、政府提出法案の審査や政策立案に携わる。部会長代理は部会長に次ぐナンバー2で、杉田氏は党の環境政策に影響力を有することになる。
部会長代理は若手・中堅議員…
- 【視点】
自民党の政務調査会には、ほぼ各省庁ごとに14の部会があります。「部会長」がトップを務め、部会を足場として政策分野における専門性を深めていくことになります。文字通り、環境部会は自民党における環境政策の策定に携わるものです。岸田政権は「GX(脱
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