発達障害の中学生を拘束・監禁 NPO理事長に実刑判決「人格無視」

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西岡矩毅 板倉大地 古畑航希
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 発達障害のある中学生を拘束し、監禁したとして、逮捕監禁罪に問われたNPO法人「さるく」理事長の坂上慎一被告(58)=福岡市早良区=に対し、福岡地裁は20日、懲役3年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。伊藤寛樹裁判官は「恐怖や屈辱を負わせる程度が強く、人格を無視している」と述べた。

 判決によると、坂上被告は2017~21年、当時13~15歳の男子中学生3人の自宅で、「暴れたら殴るぞ」などと脅して手足をベルトで拘束したり、頭に袋をかぶせて殴ったりした。さらに山道に連行し、「埋めるか、川に溺れさせるぞ」などと脅迫。施設などに監禁した。

■支援者団体「『療育』と称し…

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この記事を書いた人
古畑航希
北海道報道センター|教育、野生動物
専門・関心分野
自然環境、災害、平和