ダムに続け!ため池カレー 「深いコク味わって」ライス以外も多彩に
農業に使う水を確保するために築造された「ため池」が88カ所ある兵庫県稲美町で、ため池をモチーフにしたカレーを提供するイベント「INAMIため池88カレーフェア」が開かれている。町内九つの飲食店がカレーライスやうどん、そば、パンなど多彩なメニューをそろえた。30日まで。
稲美町には飛鳥時代の675年ごろに造られたとされる県内最古の天満(てんま)大池、県内最大の加古大池など88カ所のため池があり、町の面積の約1割を占める。「地域資源」としてPRしており、ダムの形に盛り付けられたダムカレーを参考にして2019年に町商工会が「ため池カレー」を発案。今年5月には商標登録された。
イベントは4回目で、ため池の農業用水のおかげで育った米やトマト、ナス、タマネギなどの野菜を使うこと、メニュー名に「ため池」を入れることが参加の条件。今回は、そば店やパン店、韓国料理店など9店舗が参加している。
商工会の担当者は「『稲美町といえばため池カレー』というイメージを定着させたい。ため池のように、深いコクのカレーを味わって頂けたら」。
参加店について紹介するパンフレットを町役場などで配っているほか、商工会のホームページからも見ることができる。問い合わせは商工会(079・492・0200)。
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