「ネトウヨ」になりきれなかった山上容疑者 ツイートに見える孤独
聞き手 シニアエディター・尾沢智史
安倍晋三氏銃撃事件の山上徹也容疑者のツイッター投稿を、詳細に分析した社会学者の伊藤昌亮さん。山上容疑者は「ネトウヨになりきれなかったネトウヨ」だといいます。ネット右派にもリベラルにもなれなかった彼にとって、安倍氏はどんな存在だったのでしょうか。
山上徹也容疑者のものとされるツイートを読んで感じたのは、リベラルに対する反感や「嫌韓」意識が極めて強いことです。その点ではネット右派(ネトウヨ)的といえますが、典型的なネット右派とは明らかに異質な部分もある。いわば「ネトウヨになりきれなかったネトウヨ」だったのだと思います。
「ネトウヨ」になりきれなかった、とはどういうことか。伊藤さんが山上容疑者のものとされるツイートから分析、社会のあり方についても考察します。
ネット右派は、安倍晋三氏を…
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