TVで反戦訴えたジャーナリストに2カ月間の自宅軟禁 ロシア裁判所

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 ロシア国営テレビの生放送中に反戦を訴えて辞職したジャーナリストのマリーナ・オフシャニコワさんが10日に再び当局に取り調べられていた問題で、モスクワのバスマンニ地区裁判所は11日、オフシャニコワさんに10月9日まで2カ月間の自宅軟禁を言い渡した。ロシア国営ノーボスチ通信などが一斉に伝えた。

 人権団体「OVDインフォ」の通信アプリ「テレグラム」への投稿によると、オフシャニコワさんは今年7月15日にモスクワ中心部の川岸で「プーチンは人殺し。彼の兵士たちはファシスト。352人の子供たちが死んだ。あなたが止まるためにはさらに何人の子供たちが死ななければならないのか」と書いたプラカードを持って1人で抗議活動をしていた。そのことが、「ロシア軍に関する偽の情報を拡散した」として罪に問われたという。オフシャニコワさんはそれまでに同様の罪で数回罰金を科されていたという。

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    長野智子
    (キャスター・ジャーナリスト)
    2022年8月12日9時0分 投稿
    【視点】

    ロシア軍のミサイル砲撃をうけて崩壊した家の瓦礫の中から発見された8歳少女の映像をみた。亡くなる直前まで寝ていたと思われるベッドにうつ伏せのまま遺体となって発見された幼い少女。人間として決して許されない、これほどまでに残虐な殺戮が今も起きてい

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