七音=ドレミはダメ? 戸籍の読み仮名、キラキラネームの扱いで3案

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田内康介
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 「空(スカイ)」、「七音(ドレミ)」といった氏名の読み仮名はどこまで許容されるのか――。戸籍に新たに読み仮名を記載する検討を進めてきた法制審議会(法相の諮問機関)の部会は17日、中間試案をまとめた。許容する範囲に応じて3案が示されており、法務省パブリックコメントで意見を募った上で戸籍法の改正案を取りまとめる。

 戸籍の元データとなる出生届や婚姻届には、今でも氏名の読み仮名の記入欄があるが、法的な裏付けはなく、戸籍には反映されていなかった。読み仮名も記載することで、2024年に海外で利用が始まるマイナンバーカードへのローマ字表記を可能にするほか、行政手続きのデジタル化を促進する狙いがある。

 出生届を受け取る自治体は、これまでは名前に使える漢字かどうかを審査してきたが、法制化されれば読み仮名も審査対象となる。

 法制審の部会は漢字本来の読み方や意味合いを踏まえ、読み仮名の許容基準について3案まとめた。

 3案とも「一般原則」として、差別的、卑猥(ひわい)といった権利乱用や公序良俗に反するものは認めない。

 最も緩やかな「甲案」は一般原則だけ満たしていれば良い。最も厳しい「乙案」は「漢字の音訓、慣用による発音、漢字の意味合いに関連性があるもの」に限定して認める。中間的な「丙案」は、乙案に加え、パスポートなどの公的証明書で既に使われている読み仮名は許容する。

 例えば、「空(スカイ)」や…

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    磯野真穂
    (東京工業大学教授=応用人類学)
    2022年5月18日8時16分 投稿
    【視点】

    名前というのは実に面白く、地域によって様々な命名方法があります。使える名前のストックが決まっている地域、同姓同名が絶対にいないよう注意深く名付けを行う地域などさまざまです。 今回問題になっているのは、名前の読み仮名。これがマイナンバー

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    奥山晶二郎
    (サムライトCCO=メディア)
    2022年5月17日20時40分 投稿
    【視点】

    名前を巡る議論から考えたのは、ネット空間における人格が認められつつある時代との整合性です。 行政手続きのデジタル化を目指すなら、戸籍の名前は究極「記号」で事足ります。 一見、突飛なようで、SNSの別アカが当たり前の時代を反映した形のよう

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