性的少数者差別、足立区議が発言を謝罪 「多様性を…」

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塩入彩
【動画】同性愛について「法律で守られると足立区が滅んでしまう」という趣旨の発言をした東京都足立区の白石正輝区議が、区議会本会議で発言を撤回し、謝罪した=大山稜撮影
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 東京都足立区の白石正輝区議(79)=自民=が、同性愛について「法律で守られると足立区が滅んでしまう」という趣旨の発言をした問題で、白石氏は20日の区議会本会議で発言を撤回し、謝罪した。「発言により不快な思いをした人、傷つけられたすべての人におわび申し上げます」と述べた。

 問題となったのは、白石氏の9月25日の区議会本会議の一般質問での発言。白石氏は、発言について「差別と受け止められる表現があった」と言及。「今後は性の多様性を受け入れられるよう、努力したい」と話した。

 白石氏は一連の発言のうち、「L(レズビアン)やG(ゲイ)が足立区に完全に広まってしまったら、子どもは一人も生まれない」「LだってGだって法律で守られているじゃないか、なんていう話になったのでは足立区は滅んでしまう」

など、主に3カ所の発言の取り消しを議会に申請した。

 また、「普通の結婚をして、普通に子どもを産んで、普通に子どもを育てることがいかに人間にとって大切なことであるか」と述べた部分では、「普通の」のみ取り消すよう求め、いずれも認められた。

 発言を巡ってはSNS上で抗…

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この記事を書いた人
塩入彩
首都圏ニュースセンター|教育、武蔵野地区担当
専門・関心分野
ジェンダー、教育、性暴力、性教育