韓国公船、海保の測量船に調査中止要求 日本は抗議

贄川俊
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 海上保安庁は15日、長崎県五島市の女島沖141キロで海洋調査をしていた測量船「平洋」(4千トン)が同日午前4時20分ごろ、韓国海洋警察庁の船から調査を中止するよう無線で要求されたと発表した。平洋は「日本の排他的経済水域(EEZ)での正当な調査」と回答し、調査を続けている。韓国公船は16日朝の時点で並走しながら中止要求を続けているという。

 海保によると、平洋は13日からこの海域で調査をしている。中止要求を受けたのは日韓の中間線から約10キロ内側の海域だという。韓国公船がEEZ内で海洋調査する日本の測量船に中止要求するのは初めて。日本政府は外交ルートを通じて韓国側に抗議したという。

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この記事を書いた人
贄川俊
さいたま総局次長
専門・関心分野
調査報道、労働問題、政治とカネ