ゲームシナリオというのはとても奥が深く、突きつめると非常に面白いものですよね。
「こんなゲームはどうだろう?」と思考を凝らしてシナリオを考えるのは、ゲーム好きとしては堪らないのではないでしょうか。
ゲームシナリオの勉強を始めた方が、ある程度書き方を覚えてきた頃にぶつかるのが「上達」という難関です。
マルチシナリオであったり、ナレーションや効果音を入れる必要があったりと、ゲームシナリオのつくりは複雑なために上達も難しかったりします。
しかし、上達のための様々な工夫を練習に取り入れることで、きっとあなたのゲームシナリオの腕も上がるはずです。
ということで今回は、ゲームシナリオの上達方法についてお話ししたいと思います。
20枚シナリオを書く
20枚シナリオというのは、ゲームシナリオに限らずシナリオライターを目指す上で最もオーソドックスな練習法になっています。
これは400字詰の原稿用紙20枚分のシナリオを書くというもので、有名なシナリオスクールでも取り入れられていますね。
長編でも短編でも、物語の構成の基本というのは同じです。この20枚シナリオをたくさん書くことで、シナリオライターに必要な基礎的な構成力が身につくのです。
もちろんゲームシナリオは他の様々なシナリオとは作りが違うため、多少勝手が違うかもしれませんが、例えばマルチシナリオのある場合のオープニングからエンディングまでを20枚にまとめてみるなど、応用方法を模索することはいくらでも可能です。
シナリオを書き起こす
シナリオを書き起こすというのも、ゲームに関わらず様々なシナリオライターが実践する練習方法ですね。
ドラマでも映画でもアニメでも、有名な作品を見ながらその作品をそっくりそのままシナリオとして書き起こすというものです。
ゲームでもその練習法は実践することができます。好きなゲームをプレイしながらそれをシナリオに起こしていくことで、プロのシナリオのリズムやスピード感を体感することができ、また細かな表現や構成の上手な部分に気づくことができるかもしれません。
ドラマや映画の場合、書き起こしている時にはどうしても集中するため作品を楽しむことは難しいですが、ゲームであれば自分で操作して進んでいくため、ゲームを楽しみながら書き起こしの練習もできるのがいいですよね。
他の展開のパターンを想像する
こちらもプロの作品を利用した練習法です。実際に発売されているゲームをプレイしてみて、「より面白くするためには自分だったらどうするか?」ということを考えて書き出してみましょう。
「ここにこんなシーンを入れたらどうだろう」「このセリフはこう変えたいな」「後半はこんな展開にしよう」などと、プロの作品を自分の感性で好きに変えていくことは意外と自分の想像力や観察眼を磨いてくれます。
これは実際に執筆する時にも活きてきますし、自分で書いたものを直す力も身につくためとてもオススメの練習です。
シナリオ風日記で毎日練習
「シナリオ風日記」と言ってもなかなかピンとこない方が大半だと思います。
シナリオ風日記というのはその名の通り”シナリオ風”に書く”日記”のことで、毎日の日記をシナリオの形式で書くことで、シナリオの書き方や自分なりのリズムのようなものを作っていくという練習法になります。
もちろん、「毎日日記なんか書かない!」という人が大半だとは思いますが、「シナリオの練習がてら日常の記録ができる」と前向きに捉えて試しに取り組んでみるとコツコツと力が付いていくでしょう。何より、日常的にシナリオを書くということに慣れることができるのはとても大きいです。
専門学校で仲間と共にプロの講師から学ぶ
ゲームシナリオについて学べる専門学校へ通うことで、同じ志を持った仲間と共にお互いを高め合いながらシナリオの勉強・鍛錬ができます。
また、専門学校には現役のプロシナリオライターが在籍していることが多く、直接仕事で通用するノウハウを身につけることもできます。
専門学校には業界とのコネクションがあり、産学共同企画を通して学生の内からデビューできるチャンスもある等、ゲームシナリオライターを目指す方にとっては非常にメリットが多いです。
まとめ
ゲームシナリオはコツをつかむのがとても難しいですが、ここに挙げたような練習を続けていくことできっと何倍にも上達することが可能です。努力次第でどんなに才能のある人にも勝ることができるかもしれませんよ。
ゲームシナリオライターを目指している方は、ぜひこれらの上達法を実践してみてください。
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