Google Site Searchが終了へ、サイト内検索は2018年までに他のサービスに乗り換えを
今日は、サイト内検索の話題を。グーグルは、サイト内検索サービスのGoogle Site Searchを2018年に終了することを決定しました。利用しているサイトは他のサービスへの移行が必要です。
※Google Site SearchではなくGoogle検索アプライアンス(Google Search Appliance、GSA)の2019年終了に関する情報と、乗り換え先サービスの情報はこちらをご覧ください。
Google Site Searchは2018年3月で提供終了、ただしGoogleカスタム検索エンジンは継続提供
Googleは、企業向けに有料で提供しているサイト内検索サービスの「Google Site Search」を終了することを決定しています。サービス提供は2018年3月31日までとされています。
そのため、サイト内検索にGoogle Site Searchを利用しているサイトでは、他のサイト内検索サービスへの移行が必要です。
グーグルは無料で利用できる「Googleカスタム検索エンジン」を提供していますが、こちらは2018年4月以降継続してサービスを提供するとのことです。
Googleカスタム検索エンジンとGoogle Site Searchは、どちらもグーグルの技術を利用したサイト内検索の機能を提供するサービスです。検索という観点ではほぼ同じ機能を提供しますし、検索結果ページのデザインなども比較的自由にカスタマイズできるのですが、次のような点で異なります。
- Google Site Searchは有料だが、Googleカスタム検索エンジンは無料
- Googleカスタム検索エンジンでは、検索結果ページにGoogleのロゴや検索連動型広告が表示される
- Google Site Searchではグーグルのカスタマーサポートを利用できる
- Google Site Searchでは検索結果のXMLフォーマットでの取得の機能が提供される
そのため、サイト内検索の検索結果ページでグーグルのブランド名が出ることに問題がない企業は、取り急ぎGoogleカスタム検索エンジンに移行することで、同様の機能を利用できます(営利企業でも利用は問題なし)。
ただし、サイト内検索結果ページを完全に自社のものとして表示し、グーグルのブランド名を出したくない企業は、他のサイト内検索サービスへの移行が必要になります。
終了までもサポートは提供、早期終了の顧客には無償期間も
2018年でサービスを提供する予定のGoogle Site Searchですが、当然のことながらそれまでは利用企業に対するサポートは継続して提供されます。
また、2017年4月1日から6月30日までにGoogle Site Searchの契約が終了する顧客には、移行作業に対応するための措置として3か月の無償提供期間(追加の検索ボリューム付き)を設けるとのことです。
サービス提供終了の理由についてグーグルでは、「企業でお使いいただくお客様に、さらに利便性の高い検索サービスを開発・提供するために戦略的にリソースの再配分を行いました」としています。
Google Site Searchのサービスを利用しているサイト数は非公開。
サイト内検索サービスの乗り換え先候補紹介 (AD)
「Google Site Search」の終了発表に伴い、各社が乗り換えプランを用意しています。その中から一部を紹介します。
- 「MARS FINDER」のプランでは短期間でかんたんに乗り換え可能なことを売りにしています。
- 「probo(プロボ)」の乗換プランでは、手軽でスムーズな移行をサポートしています。
- Googleカスタム検索エンジン(無料版、継続提供)
- Google Site Search(有料版、2018年で提供終了)
- Googleカスタム検索エンジンとGoogle Site Searchの比較
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