従来のマーケティングではもう限界⁉ マーケターの9割弱が「やり方を変えないと成果が出ない」【HubSpot Japan調べ】

マーケターの最大のストレスは「○○が足りないこと」 。生成AIによる業務効率化が急務。

HubSpot Japanは、「日本のマーケティングに関する意識・実態調査」を実施した。企業のマーケティング担当者729名が回答している。

9割弱が「従来のマーケティングのやり方を変えなければならない」

マーケティング活動で成果を出す難易度

まず、企業のマーケターに対し、「企業が従来のマーケティングのやり方を続けているだけでは成果が出づらくなっている」と思うかを聞いたところ、「そう思う」の割合は合計で82.6%にのぼった。また、86.3%の人は「企業は従来のマーケティングのやり方を変えていかなければならない」と考えており、マーケティングで成果を出す難易度が上がっていることがわかった。

1年前と比較して成果を出すことが難しくなった施策

各種マーケティング領域において、1年前と比べて成果が出やすくなったか・出づらくなったかを聞くと、特に成果が出づらくなった項目は「DM」が74.7%、「街頭広告」が72.2%、「テレビCM」が70.1%となった。一方で、YouTubeなどの動画専門プラットフォームを活用したマーケティングやSNS運用などについては、成果が出やすくなった人が多かった。

約3割が「週1回以上」生成AIを利用していると回答

業務支援ツールとしての生成AIの評価

続いて、生成AIがマーケティング業務の役に立つようになってきたかを聞くと、「そう思う」の合計は72.3%にのぼった。

業務における生成AIの利用頻度

業務における生成AIの利用頻度としては、「ほぼ毎日」「週1~4日程度」の割合が全体の32.7%を占めた一方で、「まったく利用していない」は28.9%と割れていた。なお、BtoB企業のマーケターとBtoC企業のマーケターのAI利用傾向に大きな差は見られなかった。

マーケティング業務の中でストレスを感じていること

マーケティング業務の中でストレスを感じていることとしては、「情報収集の時間が足りないこと」が28.5%で最も多く、以下「単純作業に時間が取られること」「欲しいレポートをすぐ作成できないこと」と続いた。また、これらの3領域については、生成AIによる解決に期待している人が大半となった。

生成AIで効率化したい業務は「データ分析、レポート作成」

勤め先で行っている業務の中で、生成AIツールを利用して効率化したいもの

さらに、生成AIツールによって効率化したい業務を聞いたところ、「データ分析(53.5%)」「レポート作成(52.3%)」「プレゼンテーション資料作成(51.2%)」などが上位となった。

慣れないツールの使用にもチャレンジしてみたいと思うか

また、生成AIツールの利用意向については、「業務の役に立つと分かっていれば慣れないツールの使用にもチャレンジしてみたい」が83.4%、「今から国と企業が努力を続ければうまく活用して成果を出していけると思う」が79.5%となっており、AI活用に対する肯定的・積極的な姿勢が見られた。

調査概要

  • 【調査委託先】マクロミル
  • 【調査対象】フルタイムで企業のマーケティング業務に従事するビジネスパーソン 計729名(うちBtoBマーケター 423名、BtoCマーケター 306名)
  • 【調査方法】オンライン上でのアンケート調査
  • 【実施期間】2024年11月14日(木)~2024年11月19日(火)
  • 【調査地域】日本全国
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