また大げさなタイトル付けちゃったわ (´・ω・`)
別に「主義」は付けずとも良い。「全体」と「個人」で(笑)
ブログサービスの運営元がユーザーをどこまで縛るか、という話しです。
自由度 と言えば良いんでしょうかね。
全体をまとめて一定水準を保とうという動き
- Amebaブログ
- Yahoo!ブログ
- Livedoorブログ
- その他大半のブログサービス
個人の能力に委ねる動き
- はてなブログ
- Blogger
- FC2ブログ
全体か個人か
AmebaやYahoo!というのはもともと「自由度が低い」と言われるブログサービスです。
ここで言う「自由」とは、任意スクリプトの利用 であったり、テンプレートhead情報のカスタマイズ であったり。
FC2なんかはもうどこをとってもほぼほぼフリーダム状態((((笑)
今、各サービスが SSL化 という大きな動きに向き合っているわけですが。
Amebaはこれまで任意スクリプト(JS)の掲載が許可されていましたが、SSL化を前に制限を行いましたよね。
反発もかなり多いようですが、それは別の見方をすると 親切 かもしれません。
ブログサービス毎にユーザーの性質もかなり違いますので、Amebaユーザーさんが自力でSSL化されたページを全てクリーンにできるかと言えばそれは 無理だと思う。
だからいっそ全て一旦排除して、そこからひとつづつ追加(許可)をする、その流れは取り立てて横暴とは思いません。あくまでも個人的にですが。
だって自分じゃ正しい選定なんてできないでしょう (´・ω・`)
Amebaについてはお高い料金設定(月額1000円超え?)のプロアカウントがありますので、プロ会員にだけ 自己責任 の形でユーザースクリプトを開放しても良いんじゃないかしら。
… いやでも無理だろ (´・ω・`)
はてなブログやFC2ブログでお金を払う意味とAmebaでお金を払う意味や目的自体が全然違う気がする(笑)
Yahoo!に至ってはもう「100%無理」と言い切りたいと思います(すみません)
ユーザーの自由度を制限すると 運営管理が楽 になりますよね。
例えばビミョーに流行ってる AMP の導入など。
ユーザーが利用するテンプレート、つまりhtmlが全共通であれば比較的容易に導入できます。
さらに記事を書く際に用いるエディターですよね。
一定のhtmlタグに禁則を設けるとこれまたさらに容易に。
完全フリーダムなFC2で運営任せのAMP提供なんて不可能に近いですよ。
でもAmebaはそれができてしまいます。統率をしているから。
はてなやFC2は ユーザーの自由度を極力下げない というスタンスですね。今のところ。
はてなは「プロアカウントの」を頭にくっつけた方が良いと思うが(笑)
今回のSSL化の流れの中で
「そんなの運営が全部やれよ!」
と思う方がいらっしゃるのであれば、「統率力の高いAmebaに行きなよ (´・ω・`)」とお答えしたいと思います(笑)
ブログサービスの「冠」
どこかのブログサービスを利用している以上、運営元の冠をつけていることになります。
ユーザー責を増やす(つまり自由度を上げる)ことは、冠に対する影響を容認することにもなります。
SSL化を再度例にとりますと、Yahoo!もAmebaも全体移行しました。
が、ユーザー自由度の高いはてな・FC2などは最終的に強制移行になるとしても、一旦は ユーザーの任意設定 を噛ませてます。
Amebaブログは完全AOSSLです。
とは言えても
FC2ブログは完全AOSSLです。
とは言えないですよね。
だって設定をOFFにしているユーザーも居るのだから。
それは サービス全体としての評判と水準を統一 できないということです。
ですから自由度というのは運営にとっても諸刃なんですよ。
ユーザーの中には下手を打つ人も居るでしょう。
逆に上手く切り抜ける人も居るでしょう。
でもYahoo!なら?Amebaなら?
ある程度のことは防げますよね。統率されていれば。
各社の「ブログテンプレート」
ブログの「見た目」を大きく左右する テンプレート。
あるいは「スキン」「テーマ」などの表現もあるかと思います。
テンプレートというのは見た目だけを決めているわけではないんですね。
webページの根幹 html構造 を決めています。
各社それぞれ当然ながら 公式テンプレート というのを持っています。
では有志ユーザーによるテンプレート、つまりFC2ブログで言うところの 共有テンプレート の扱いはどうなっているでしょうか。
Ameba
共有テンプレート配布無し
CSSの一部開放
スマートフォン版カスタマイズ不可
有料テンプレート(PC有料デザイン)の終了
Yahoo!
共有テンプレート配布無し
スマートフォン版カスタマイズ不可
html, CSSの操作不可(ヘッダー画像設定及びテキストやリンクの色指定のみ可)
Livedoor
スマートフォン版カスタマイズ不可
共有テンプレート(みんなのデザイン)配布終了
CSSの操作可
テンプレートを統一するというのは
よほどの大事故は起こらない という担保でもあります。
有名各社のテンプレートはほとんどがもうhtml5で構成されていますし、スマホでの操作性も運営の用意するテンプレートでほぼ問題の無い状態になってます。
SEO面でも無茶な設定にはなっていませんし、一定のバランスが保たれている。
テンプレートの共通化はこういった利点がありますね。
Blogger
共有テンプレート配布あり
スマートフォン版カスタマイズ可
html, CSSの操作可
はてな
共有テンプレート配布あり
スマートフォン版カスタマイズ可
一部のhtml, CSSの操作可
FC2
共有テンプレート配布あり
スマートフォン版カスタマイズ可
html, CSSの操作可
上記3社については レスポンシブデザイン の提供もあります。
はてなはhtmlの「一部」ですので良いとして。
FC2はhtmlまでも一から製作することができるわけですよね。その点で
事故率も高い、大事故の可能性もある んです。
全てを自身あるいはテンプレート製作者に委ねることになりますし、運営は一切関与しません。
特にSEO面でも保証がありません。
統率力の高いサービスはほとんどhtml5への移行が済んでますが、FC2はまだまだhtml4使用率が高いですよね。
それはユーザーが知識の無いままにデザインだけで選んでしまうことが往々にしてあるからです。
特にスマートフォン版のカスタマイズはかなり危険度高いです。
何故各社がPC版カスタマイズを開放してもスマホ版では許可しないのか、を考えれば自ずと結論は見えてくるかと思います。
統率組のサービスは 事故率を下げることも大きな役目 としているわけですよね。
ですから決して横暴ではないと思います。
それは担保であり保証なのですから。
個人観だとこんな感じ。
Ameba --- 私立
Yahoo! --- 公立
はてな --- 私立名門
Blogger --- 海外校
FC2 --- インターナショナルスクール
まとめ
webは「簡単が正義」に向かってますが、実際にはとっても難しくなってます。
SSL化しかり、AMPしかり、MFIしかり。
統率すれば事故が減る。これは確かですが、全体主義ではなく個人主義の道を進んでいるサービスがどこまで維持できるかに注目したいところです。
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