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三郷&八潮のリベンジポタリング!念願の八条八幡神社本殿彫刻にビックリポン!

5月の吉川水道橋見学ポタリングの際、時間切れで回れなかった場所を中心にリベンジ・ポタリングを決行!9月の訪問ですが、ご紹介が年を越えてしまったぁ(;^ω^)
大正モダンの三郷彦成小学校講堂記念館の内部や、力石ゴロゴロの彦成子之神社、江戸期の農家を保存した和井田家住宅、「大日本帝国憲法」の発布式などを題材にした胴羽目彫刻が珍しい八條八幡神社などご紹介します!
(※ポタリングとは、自転車でブラブラ走り回る事です!)


三郷・八潮 リベンジ・ポタリング
大正モダン彦成小講堂記念館・力石の彦成子之神社
江戸期農家の和井田家住宅・題材がスゴイ八條八幡神社彫刻


撮影:2022年9月25日 Canon PowerShot SX710SH

▼三郷・八潮アクセスマップ(広域版)
八條八幡神社地図

▼三郷・八潮アクセスマップ(訪問地拡大版)
三郷八潮ポタリング地図

1 大正15年(1926年)建築「彦成村立尋常小学校講堂」(西側出入口)。現在は三郷の教育や、農具、民具などを展示する郷土資料館分館となって公開されています。平成28年(2016年)に貴重な近代建築の一つとして三郷市指定文化財(建造物)に。
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2 現地道路脇にある解説板。
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3 前回訪問時は、開館時間に間に合わず中を見ることができませんでした。今回は「リベンジ」ですので、真っ先に訪問しました(笑)!これが観たかった(*^^*) モダンな天井装飾です。升目になっていて、中心からペンダントライトがぶら下がっています。周囲の蛍光灯は近年設置されたもの。
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4 中央部の装飾です。切り絵のように切り抜かれた意匠が素敵です。四隅に「蝶」、中心の風のような流れはデフォルメされた「鳳凰」だそうです!
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5 「カキツバタ」?「アヤメ」?と思ったのですが「菖蒲(しょうぶ)」だそうです。湿地が多かったこの地域ならではの意匠でしょうか?
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6 講堂内部の壁と天井の境部分ですが、ご覧のように曲線を描くような造りになっています。これは天井を高く見せるためとスタッフの方が教えてくれました。寺や城の天井にも用いられる天井を高く豪華に見せる「折上(おりあ)げ」という手法だそうです。
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7 講堂のステージ部分ですが、大変狭く「演壇」のようなものでした。学校の入学式・卒業式・祝日祭典・学芸会などの学校行事の他、成人式などの村や町の式典にも使用されたそうです。
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8 館内の展示物です。中川を使った水運が盛んで、当時の渡し船も展示されていました。
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9 水田地帯で行われていた、わらを使った飾り物や筵(むしろ)などの展示品に興味を持ちました。
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10 同上 「注連繩(しめなわ)」
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11 最近あちこちの、古民家で見かけて喜んでいる「陶器製便器・足置き」(*^^*)
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12 西側の壁に付けられている「装飾窓」 これは飾りで開かないそうです(笑) 
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※ 両開きの鎧戸風(よろいどふう)に造られた装飾窓が、切妻屋根(きりづまやね)(山型の屋根のこと)の妻面(つまめん)(三角形になっている部分のこと)両側につけられています。内部から窓を開ける蝶番などはなく、実際に開けることはできません。これは妻面の装飾としてよく用いられる形式です。(「彦成小学校講堂記念館のあゆみ」より引用)
※「バケツ」さんより、ご指摘がありました。このような窓を「ガラリ窓」と呼び現代でも使われるそうです。元々換気などを目的にしているので、通常開閉するものではないそうです。


13 玄関ポーチの装飾! 派手さはありませんが、学校の講堂ということで控え気味の装飾が渋いですね。 柱は、4本の角材にはさまれるように半円形の筋彫りの入った板が入っている面白い構造だそうです。
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14 当時の校章でしょうか?
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15 講堂の南側(校庭側)からの眺めです。木の左側に昔は出入口があって使われていたそうですが、現在は改築してトイレなどの施設にして出入口が無くなってしまったそうです。
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16 現在の彦成小学校の様子です。
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17 続いて訪問したのは、「力石」がたくさんある「彦成子之神社」 こちらの神社は、以前ご紹介した「延命寺」という大きなお寺さんの近くにあります。稲荷雷神が祭神で、聖権現社と呼ばれていたようですが、彦成小学校建設に伴い現在の場所に移転されたとか。
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18 「子神社」と彫られた鳥居の「扁額(へんがく)」です。
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19 鳥居には「わら」で造られた「大蛇」が括り付けられていました。昨年訪問した草加市内の神社でも、毎年順番に東西南北の町が担当してわらで大蛇を作り、しめ縄の代わりに鳥居に飾る行事をやっていましたが、全国でも行われているものなのでしょうか。ちなみに、右端の黄色いピンポンボールが目のようです(笑)
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20  社殿の奉納「扁額」です。
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21 向拝柱(こうはいばしら)の木鼻(きばな)に彫られた唐獅子と虹梁(こうりょう)上の「龍」も立派です。
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22 手水鉢は天保年間に奉納されたものです。
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23 威厳のある「狛犬」でした。 明治26年(1893年)建立 
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24 同上
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25 境内を見渡すと、あちらこちらに「石」がゴロゴロと転がっています。
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26 抱えて持ち上げるには手ごろな大きさと形のものが多いように感じました。
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27 石碑の周りにも「ゴロゴロ」(^▽^;)
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28 同上
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29 おなじみ「埼玉の力石」(高島愼助著・岩田書院刊)の記述では、253頁「[24]子神社・彦倉①48×37×16cm 他14個②~⑮ 写真638」となっていました。恐らく刻字された「力石」は確認されていなくて、「力石」として使用されていたと思われる石の数が紹介されたのでしょうか。
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30 次は、県道草加流山線が中川を渡る「八条橋」近くにある「古民家」です。 八潮市八條1377にある「和井田家住宅」で江戸時代中期の長屋門と母屋が保存され国指定文化財で「東部地区最古の民家に属する」と現地解説板に書かれていました。写真は母屋。
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31 同上 「和井田家住宅」の公開は、毎月第三土曜日の午前10時~午後2時(8・12・1月を除く)となっていて、残念ながら訪問時は公開日でなかったため外観だけのご紹介になります。
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※和井田家住宅は,肥沃な田園地帯として発展してきたところに所在している。和井田家は,少なくとも延宝期以降,近世を通じて名主職を世襲した家柄である。主屋は,東西棟の寄棟造,茅葺である。内部は東半が土間,西半が田の字型に室を配する。上手二室は南をゲンカン,北をオクと呼び,床の間と違棚を備える。建設年代は,主屋,長屋門とも江戸時代中期と考えられる。和井田家住宅は,主屋が関東平野の民家遺構として古く,また当初部材の保存状態も良いことから,当地方における民家形式の変遷を理解する上で高い価値がある。附属する長屋門や稲荷社,中世の居館の面影を伝える構堀,水塚など,屋敷全体の構えが良好に残り貴重である。(文化財オンライン記事より引用)


32 同上
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33 同上
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34 同上
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35 「長屋門」(母屋側からの写真です。南側・正面からは撮れませんでした)
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36 現地の解説板
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37 続いては、「八條八幡神社(はちじょうはちまんじんじゃ)」です。こちらの訪問は、長い間楽しみにしていたのですが!そのわけは本殿の彫刻の題材にありました(*^^*)
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※八條八幡神社は宝徳年間(1449~1452)に山城国から八幡大神、武蔵国岩槻から久伊豆大神、同大宮から氷川大神の三神を併せ祀ったのが始まりと伝えられています。(八潮市オフィシャルサイトより引用)


38 「八條八幡神社」の鳥居にある石彫の扁額
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39 「八條八幡神社」の文化財解説板です。金属製で保存には良いのでしょうが、とても見にくいですね(^▽^;)
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※八條殿社
塚上に社を建、内に神体とて古碑二基を置。一は弘安七年、一は応安四年五月廿七日宗源禅門と彫れり。是尋常の古碑にて當社に預りしものにはあらず。一説に月輪太政大臣兼實の三男、八條左大臣義輔罪ありて當國に左遷し、此地にて逝せしかば其霊を祀しと、此説覚束なし。義輔系図には良輔に作る、當所の地名によりて、此人の事を附会せしならん。又當國七党系図に出たる在名、此邊に多く残られば、村名の條のする處七党系図、八條五郎光平等が家號を附会せしも知べからず。されど塚上を平げし所より石槨の著し様、古墳なること知らる。(「新編武蔵風土記稿」文政13年(1830年)による)



40 狛犬(昭和57年・1982年建立)と拝殿です
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41 拝殿の虹梁(こうりょう)上には、立派な龍が彫られていました。
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42 拝殿の横を抜けて裏手に回り込むと、お目当ての「本殿」があります。透かし塀になっていますので、塀の間から覗かせていただきましたぁ(;^ω^)
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43 じゃじゃーん!こちらが「八條八幡神社」の本殿です。どうです、実に堂々とした造り、圧倒的な彫物の数々です。いわゆる関東風の装飾彫刻がふんだんに施されています。
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44 腰羽目(こしはめ)から胴羽目(どうはめ)まで、様々な彫刻に目を奪われますね。
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45 torikera大好きな、組物(くみもの)の存在も見事です。「腰組(こしくみ)」は「4手先」
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46 階段の下の小さな「羽目板」にも、手の込んだ鶴の彫刻が入っています。
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47 さて、こちらの本殿彫刻の中でも特に異彩を放っているのがこちらの胴羽目(どうはめ)彫刻です。1間を柱を挟み二つの面に分けてそれぞれに彫刻をはめていますが、何といってもその題材がフルっています!神話でも昔話でもなく何と「大日本帝国憲法発布式」と「御前議会」を描いているのです。理由としては、「帝国憲法」が明治22年2月11日に公布されたという事があるようです。本殿が再建されたのが、その2年後の明治24年(1891年)でした。こちらは西側右の胴羽目。
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48 同じく西側左の胴羽目彫刻。梅の花が咲いている中、「御前会議」の様子でしょうか。
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49 西側支輪(しりん)下の彫刻
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50 西側腰下の彫刻 西・北・東面共に、「水流・水鳥・植物・水草・亀」を題材にしています。
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51 北側腰下の彫刻
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52 同上
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53 北面上部の彫刻です。「鶴と松」が彫られています。軒下の「組物」は「2手先」
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54 東面腰下の彫刻のアップです。
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55 同上
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56 同上 良く見ると下の雌と思われる水鳥が魚を捕えています!
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57 同上
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58 
東面右の胴羽目彫刻 「大日本帝国憲法発布式」でしょうか。桜の花が咲いて春のようですが、実際の発布式は2月の寒い時期だったようですが。左右で描かれた人物が向かい合わせになるように造られています。
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59 東面左の胴羽目彫刻 同上 右端の人物が内閣総理大臣黒田清隆のようです
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60 東面の支輪(しりん)下の彫刻は、「鶏」ですね。
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61 こちらにも、「梟(フクロウ・ミミズク)」の彫刻がありました。(*^^*)
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62 東面階段下の彫刻です。水流と泳ぐ鯉が生き生きと描かれていて素敵ですね。
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63 階段下の三角形の小さな羽目板の彫刻ですが、波や鶴の羽の質感など浮き上がるような丁寧な彫刻です。
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64 向拝(こうはい)の「手挾(たばさみ)」に彫刻された「松に鳥」
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65 南東からの本殿の眺めです。 海老虹梁(えびこうりょう)には比較的シンプルな彫刻だけでした。
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66 向拝柱に付いている「昇り龍」の彫刻です。妙になま生しく感じるのは、リアリティがあるせいでしょうか?私には龍というよりも「ヤモリ」などの爬虫類の姿を見ているように感じてしまいます(笑)
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67 中央の虹梁(こうりょう)上部には、1弦の琴を弾く「玉巵(ぎょくし・西王母の娘)」と龍の姿で「玉巵弾琴(ぎょくしだんきん)」というおなじみの人気の題材でしたが、角度が悪く写真が撮れませんでしたぁ(^▽^;) 皆さんどうやって撮影していたのかなぁ?
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68 正面階段下の羽目には、何となんとたくさんの亀が泳いでいました!(*^^*)
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69 本殿東面上部 
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70 本殿東面下部
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※胴羽目に「時事ネタ」を持ってくるという発想はとても珍しいものだそうです。たしかに、ちょっと違和感も感じたわけですが、考えてみたら明治政府の「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」政策が、「天皇制」を強固にするために「神社」の権威を高めようとするものと考えると、まさに明治政府へ「忖度(そんたく)」した象徴的な題材の彫刻だったのかも知れません。

※西側妻飾には、明治天皇と思われる人物から「憲法」と刻まれた奉書を受け取る様子が彫刻されています。(八潮市オフィシャルサイトより引用))

とあるように、屋根の妻飾りにも彫刻があったようですが、うっかり撮影しそこないましたぁ!脇障子(わきしょうじ)彫刻も撮影しそこなったり、どうも慌てているとダメですねぇ!
(◎_◎;) また訪問しなきゃ!リベンジのリベンジっていうのも、困ったものです!


埼玉県三郷市と八潮市の貴重な文化財を巡るポタリングになりました。
皆さんも機会があれば、ぜひお出かけになって下さいね。


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コメント

Re: コメントありがとうございます

ぶらっと遡上探索 さん!こんばんは!

講堂記念館は、ちと分かりにくいですよねっ。だいたい、神社の本殿というのは裏の方にあって、囲ってあることが多いので見にくいのが普通ですから(◎_◎;)

3月桜の開花の時期の遡上レポ楽しみにしております(*^^*)!!

コメントありがとうございます

今晩はトリケラさん、拍手コメントありがとうございます。
彦成村立尋常小学校講堂は見落としていましたね。八條八幡神社は寄っていますが、本殿の「御前議会」、昇り龍などの彫刻も見落としていますね、橋の撮影序とは云え、も少しゆったりと廻る様にしないと駄目ですね(反省)。
今まで1箇所だけ、鳥居前に境内での撮影禁止の注意書きが掲げられていた氷川神社が在りましたが、理由は判りません。

新田間川、短い河川なので楽に廻れました、次弾河川も短いですよ(笑)。遡上は、3月の桜開花に合わせて遡上待機中です。

Re: No title

たいやきさん!こんにちは!

確かに建物の外観はともかく、室内で一番デザインを工夫しやすいのが天井なのかもしれません。ある意味、天井をどう作るかというのは、腕の見せ所なのかなぁ?

和井田家は、地域の名主の家系であり、屋敷周囲にめぐらされている構堀(かまえぼり)遺構から中世の豪族館を踏襲したものとも考えられるようです。ご指摘の通り、中川の作る低湿地地形を利用した造りで水害時の避難を考えた水塚(みづか)もあります。

八幡神社彫刻の人物ですが、少し丸顔で身長も小さくマンガのキャラクターの様な造形ですね。このような人物表現は、訪問した社寺の装飾彫刻でよく出会う事がありますね。赤ちゃん体型は、観る人に親近感を与える事を狙っていたのではないでしょうか。
(*^^*)!!

No title

彦成小、天井の造形の美しさに驚きました。
この時代の建物は公共建築も意匠を凝らした工夫がありますね。
ときどき他県に行くと、県庁の旧庁舎を見学することがありますが、やはり天井の造形が美しかったです。
和井田家住宅もいいですね。
この辺りは江戸川の低地にあたりますね。
山がちの地域とは少し違った風情があるように感じます。
八幡神社の彫り物は、なんだかむちむちしている完氏がします。
僕はむちむちしたものが好きです。
こういうものってのちのゆるキャラにも通じるような気がします。

Re: タイトルなし

大原かずのり さん!こんばんは!

ああはははっ、大原さんも便器に目が行きましたね(笑)

社寺のデザインというのは、当然歴史の流れの中で造り出されるものだから、建築当時の文化や宗教や政治の影響が現れるのでしょうね。そういう意味では、こちらの八幡神社の本殿彫刻は、異端かも知れませんが、当時の風潮を見事に表現しているのかも知れません。

この様な文化財は、いつまでも大切にしていきたいと思いますし、保存と共に研究も必要ですね。(*^^*)!!

Re: 彦

BUSYBEE-GAEI さん!こんばんは!

いつもの通り、無駄に写真が多くて申し訳ありません。(^▽^;)

陶器製便器について検索してみたら、ちゃんとウィキペディアに記事を載せてくれている人がいました(笑)

衛生陶器は19世紀中期にイギリスで開発され、19世紀後期にかけてアメリカで技術が確立された。日本では幕末に、以前の木製便器を模した陶製便器の生産が始まった[3]。衛生陶器には陶器質素地が使用されていたが、1920年代にアメリカでビトレアスチャイナ(vitreous china)という熔化質素地が発明され一般的に利用されるようになった[1]。日本には昭和初期頃に技術導入され、日本産業規格(JIS A 5207)に品質が規定されている[1]

ということで、幕末以降に日本では生産が始まったそうです!!(◎_◎;)

ガハハハッ、顔は彦編!!そこに行きましたかア(笑)
時間のあるときに興味のあるところだけご覧くださいね。m(__)m

Re: No title

錺さん!こんばんは!

8年前のことですね。「撮影禁止」だとしても参拝に来ている方々の気持ちも考えた配慮が求められますね。残念です。

Re: No title

バケツさん!こんばんは!

貴重な情報ありがとうございます。大変勉強になりました。

なるほど「ガラリ窓」という用語があるのですね。検索してみると、現在の建築物にも確かに取り入れられていて、いわゆる「目隠し」がついたものや「換気」用につくられたものを言うようですね。

恐らくこちらの記念館のものも、換気や明り取り用に付けた開放はできない窓なのでしょう。「ガラリ窓」は「妻壁の換気には欠かせない」アイテムであるように書いてある記事もありました。

三郷市の「彦成小学校講堂記念館のあゆみ」オフィシャルサイトの解説に「飾り窓」という表現があったのでそのまま記載しましたが「ガラリ窓」という表現が適当かも知れません。

八幡神社の彫刻は、風化防止の屋根に覆われている為、比較的きれいな状態を維持しています。後世に伝えたい歴史的文化財ですね!(*^^*)

こんばんは!

陶器製の便器と足置き、素晴らしいです。便器や便所には目が無いので(^o^;)

大日本帝国憲法発布式や御前会議の彫り物なんてあるんですか!知りませんでした(@_@)
まだまだ自分の知らない日本がありますね。
4手先や手鋏もいいですねぇ。しかし近代社殿とは言え、1891年ならもう充分に古建築だと思います。素晴らしい(^-^)

お~~吉川水道橋!!そうですか。リベンジ・ポタリング(*^-^*)
モダンな天井装飾、これ、小学校ですよね。蝶に鳳凰、菖蒲。
陶器製便器・足置きはアートとして眺めるとなかなかいいもの
ですね。量産されるようになったのは大正時代くらいからで
しょうか?
校章の「彦」を見て思ったのですが、「顔」って彦偏ですね☺
情報盛りだくさんなので、明日もゆっくり拝見しますね(@^^)/

No title

2015/9/5に参拝 で撮影禁止の注意を受けました。今でもむかついる小さな男です。

Re: No title

錺 さん!こんばんは!

コメントありがとうございました。
「撮影禁止」と言われたのはいつ頃のことでしょうか?どなたの記事か失念しましたが、八條八幡神社の記事で同様の注意があったという事を書いていらっしゃる方がいたのを覚えています。ひょっとしたら「錺」さんの記事だったのでしょうか(^▽^;)

「八條八幡神社本殿」の写真は、いくつもアップされているので、神社の方針が変わったのか?たまたま関係者のいない時に撮影できたのかは、不明です。

本殿彫刻は、公開(塀があっても見学や撮影を黙認しているものも含め)している場合と、一切禁じているところがありますが、判断は神社によるので、こちらからは何とも言いようがありませんね。

価値のある文化財は、ぜひ公開して多くの人に知らせていただきたいとは思っています。(*^^*)

No title

こんにちは。
あいかわらず写真の量と
装飾がたくさんで凄いです。
どこからコメントしようかな~なんて思ったのですが、
ちょっと違和感というか、疑問というか。
写真12の窓ですが。
あれはガラリ窓といって、現代でも使われている窓。
そもそも現代でも開口できない構造のはずなんですが。
ガラリ窓の外壁窓枠を装飾したということなのかな。
折り上げ天井は、僕もたまに設計します。
曲面をつけることはほぼありませんが、
梁を隠したり、配管や電気配線関係を隠したり。
あとは照明器具を仕込んだりします。
間接照明を天井に仕込むと、
そのぶん天井を下げないといけないので。
あー、建築の話になってしまった(笑)
日本の彫刻ってすごいなと思うんです。
だって、木ですよね。
なんで腐ったり割れて欠損したりしないんだろう。
なにか特殊な木を使うんだろうか・・・

No title

ブログ拝見し勉強させていただいております。
この神社、私が胴羽目彫刻を撮影しようとカメラを構えたら、神職が来て『撮影禁止なので撮らないで』と言われました、カメラで監視しているようです。ここの神社の彫刻をアップされている方が何名かいらっしゃるので、近年は撮影OKになったのか神職さんの気が変わったのか知りませんが、私的にはとても残念な気持ちになった神社です。

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季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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