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松戸市の「紅葉の寺」を訪問する!の巻 その4

ネットでご近所の紅葉スポットを探していたら
お隣千葉県の松戸市に素敵な寺院があるという!
今回は、紅葉以外の社寺や「小金宿」の建物や見どころをご紹介


「紅葉の寺」で有名な松戸市内の寺院を訪問
その4 紅葉以外の見どころだぁ! 

千葉県松戸市小金周辺 JR常磐線北小金駅起点

撮影:2022年12月12日  Canon PowerShot G3X


アクセスマップ
小金宿アクセスマップ


1 まずはJR常磐線北小金駅前からスタートします(*^^*)
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2 駅のコンコースを南側に進んでいくと、この時期らしい?クリスマス「顔出し」パネル!なぜか「NASHI」シャツですが、千葉と言えばナシですかね。
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3 そして「飛翔」というブロンズ像と、各観光ポイントを示す道標。
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4 駅前へと続く道の脇にある「平賀本土寺道」の石標。
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5 交差点にある「小金鎮守八坂神社跡地」や「右水戸道中」(ここで街道が直角に右に折れます)の石標
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6 ビルの一角に解説板があると思って近づくと・・・
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7 なんと、「マツモトキヨシ」創業の地の解説板。
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8 交差点の街道を挟んで両側に設置された、「小金宿」の解説モニュメント
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9 解説のアップ
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10 小金宿通り(旧水戸街道)を南下すると左手にある、ちょっと不思議な一角!
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 実は、この一角「小金ポケットパーク第1号」!  土地の所有者がその一部を提供して、造られたという憩いの場!素晴らしい
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※2003年に「小金の街をよくする会」が設立されて、小金宿通りに座れるところがないのでポケットパークがつくれるといいという話になり、メンバーの高橋さんが快く土地を提供してくれて千葉大学園芸学部の学生さんが設計、2007年2月、小金小学校6年生の生徒とともに、地域のふれあいの場になるように創られました。
(こがねさんぽサイトより引用)



11  かつては水が出ていたのかなぁ?オシャレなスポットでした
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12 東漸寺の門前、通りの反対側にある巨大な「スダジイ」の木 地元では「すだじいさん」という名前(この場合は、「椎さん」ではなく、爺さんの「じいさん」)愛称で呼ばれているそうだ(笑)
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13 「すだじいさん」の隣の民家が「山城屋」(渡辺邸) 平屋の軒の造りが実に面白い。玉屋さんの造りも同じでしたね。
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※小金の街の旧家。屋号は「山城屋」。現在の建物は1930(昭和5)年9月に完成した、木造平家建寄棟造の和風住宅です。小金宿が宿場町から住宅地へ転換したことを示す事例のひとつとして挙げられるこの建物は、増築はあるものの、90年以上を経た現在も当時のままの姿を残しています。
※情報は、「こがねさんぽ」のサイトより

※「京屋」(梅沢邸)の写真を撮影しそこねましたぁ(^▽^;)

14 ビックリしたのは、こちらのお宅! 何と雪吊りがあって、柱の上には丹頂鶴がいる(^▽^;)
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15 鶴付きの雪吊りは初めて見た~(◎_◎;)
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16 マンホールアート! そうか柴又の「矢切の渡し」 対岸は松戸市なのねぇ (*^^*)
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17 珍しい!通りまで伸びた軒「雁木囲い(雁木・がんぎ)」がある民家 「玉屋」(鈴木邸) 
東大や日大で建築学を教えている神田順教授によると、江戸時代当初、旅館をやっていたころの屋根は茅葺でもっと傾斜があったのではないか?入口一階部は大きなエントランスホールで、「雁木」は、何軒かの旅館のものが繋がりアーケードのようにして雨や陽射しから旅人を守ったのではないか?と書いています

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※「京屋」と同じく、小金宿の旅籠の一つ。「玉屋」の屋号で知られています。建物は江戸時代後期~末期に完成したものです。 平家造の建物からは、当時の旅籠の面影を垣間見ることができます。
(前出・こがねさんぽより引用)
※まちなかの建築スケッチ第33回記事より


18 同上
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19 奥に見えている二階部分が宿泊棟になっていたのでしょうか
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20 どろぼう除けの「忍び返し(しのびがえし)」がスゴイ! 調べてみたら、今でも塀のうえなどに設置する防犯フェンスを「忍び返し」と業界では呼んでいるようで、いくら何でも現代に忍者は出ないだろうにね!ハットリ君がいたりして(笑)
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<寺院建築物など編>

21 ここからは訪問した、南口側の東漸寺(とうぜんじ)や北口側の「本土寺(ほんどじ)」の建築物や石造物などをご紹介します。まずは、東漸寺の入口「惣門(そうもん)」から
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22 「惣門(そうもん)」を裏側から見たところです
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23 続いて、「山門(仁王門)」ですが、組物を使って重厚にみえます
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※文化元年(1804)に楼門造り(竜宮門風)の門に再建され、昭和52年に営繕し、昭和62年には、西村公朝東京芸術大学名誉教授監修、京都・佐川定慶仏師により仁王像を新しくお迎えいたしました。
山門に掛けられている扁額は、中国、明の何請甫の筆による。(東漸寺オフィシャルサイトより)




24 こちらは「中雀門(ちゅうじゃくもん)」
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25 六地蔵の手前にある「境外遺跡」の標識 縄文期の貝塚があったそうだ
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※「境外遺跡 縄文時代前期(約6000年前)と後期(約3500年前)の貝塚です。黒浜式・堀之内式・加曽利B式の土器片が採集されています。」  松戸市教育委員会


26 地元小金宿出身の兄弟で、明治維新の志士「竹内廉之介・哲次郎兄弟」の石碑
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26 同解説板
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27 観音堂(H.8年再建)
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28 東漸寺本堂 正面の「一乗院」の扁額は山門の扁額と同様、江戸時代に内藤左京に寄附されたものだそうです。
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29 今度は北小金駅の北側に回ります!JR常磐線は一段低い土地を通過していて、北側は台地上になります
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30 平賀本土寺に続く長い参道には、シイの大木が並びます
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31 小金三万石領主武田信吉の母、於都摩(おつま)の方(下山殿)の墓があったところ。於都摩(おつま)の方は、15歳で徳川家康の側室となり、家康の第五子万千代君(後の武田信吉)を産み、天正19年(1591年)に24歳で亡くなっている。写真No.43の本土寺境内の墓石は、後に再建されたもの。参道脇の工務店の駐車場にポツンと建っておった。
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※石碑の刻字は「水戸万千代君 御母公妙真殿 御旧墓□」と読めるのだけれど。□が不明!torikeraの国語力ではアウト(笑)分かる方ご教示下さい。信吉が鷹狩り尾の際、参道の脇にある母の墓を見つけて本土寺に移築したと書いている人もいるが、本土寺の解説板には、於都摩(おつま)の方の父秋山虎康(とらやす)の甥にあたる水戸光圀が貞享元年(1684年)に本土寺に墓石を建立したとある。こちらが正解では?


32 本土寺山門脇にある「実相閣結社」(日蓮宗布教研修所が入っているみたいです) 江戸時代の建物に似せて建てられたものだそうで、元々は「塔頭(たっちゅう)」(大きな寺院の敷地中に建てられた小寺院、脇寺)だったようです。
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33 実相閣結社の屋根(鬼瓦)
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34 本土寺の(有料時)参観受付 torikera訪問時は閉鎖しておりました (*^^*)!! 
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35 参観有料時の料金表
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36 境内案内図
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37 面白い形の「芭蕉句碑」 筆塚のようにみえる
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38 台座に刻まれた俳人たち
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39 句碑の解説板
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40 五重の塔と鐘楼
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※五重塔:平成三年に、日像菩薩六百五十遠忌記念として建立される。高さ18m、中にインドのネール首相より贈られた真仏舎利の一粒を納め、千体佛と共に祀られている。(オフィシャルサイトより引用)

41 本堂から続く渡り廊下
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42 渡り廊下の窓ガラスに紅葉が映えてきれいでした(*^^*)
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43 「秋山夫人」の墓 写真No.31にあった墓を後年こちらに再建したもの
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44 同解説板
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48 延慶3年(1310年)、創建時の丸柱が本土寺最古の建物となる「朗師門」 
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49 同上
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50 同上
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51 同上
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52 「妙朗堂」
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※妙朗堂:間口三間半、奥行四間半、銅板葺。日朗上人の御母、妙朗尼を祀る。大正末期の建築で、昭和二十八年に現在の場所へ移築。(オフィシャルサイトより引用)



53 「三光亭」
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54 「瑞鳳門」
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※「乳出の井戸」「弁財天」など、時間の関係で割愛してしまいましたぁ。残念(◎_◎;)



55 「新そば」の文字にひかれて!!参道にある「草木庵」で昼食をいただく(*^^*)
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56 当店オリジナル?「かも切りせいろ」を注文!
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57 大きな器にタップリの鴨肉入りせいろでした。ちなみに「かも切り」とは、鴨肉を食べやすく小さく切ってあるからだそうです・・・てっきり「そば切り」かと思ったのですが、切ったのは鴨の方でした(笑)
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58 北小金駅近くで見つけた「怪しい」店舗!何だなんだぁ~?と思って張り紙を見たら、閉店したパチンコ屋さんでした。
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59 同上
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※最後までごらんいただきありがとうございました。
悪い癖で、何でも盛沢山にご紹介してしまいました。
今回だけで60枚近い写真がありました(笑)

これに懲りずにご訪問下さいね。m(__)m
機会があれば、水戸街道「小金宿」をご訪問下さい。盛沢山で楽しめます(*^^*)






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コメント

Re: No title

たいやきさん!こんにちは!

小金宿にもたくさんの旅館があって、軒を連ねていたという予想は驚きました。

街道筋ですと、旅人の為に、松や杉の並木を整備したり、所々に「エノキ」のように枝を大きく広げる広葉樹を植えて

日陰をつくるなど意図的なサービスが進められるのが一般的ですね。宿場の中では、このような雁木を作るのは容易で

効果的だったかもしれません。

芭蕉句碑は、やはり筆塚を意識したのではないでしょうか。筆塚も師匠の功績を記録して感謝しているので主旨は似ています。(*^^*)!!

Re: タイトルなし

大原かずのり さん!こんにちは!

いやはや、大変な「大」作です(笑) 布施弁天さんは行ったことがありませんが、見どころいっぱいでぜひ訪問したいですね。

紅葉目当てで出かけてみましたが、実は旧水戸街道の素敵な宿場町というオマケがつきました!

「雪吊り」は、江戸でも庭園の冬の重要アイテムのようです。何処の庭園でも職人の腕の見せ所と気合が入っています。

確かに、見栄えもよく、雪が無くても美しいものです。鶴の装飾は初めてみましたが、個人的にはチトうるさいですね(;^ω^)

そば切りとかも切、確かに違いますが、大違いでしたぁ(*^^*)!!

Re: コメントありがとうございます

ぶらっと遡上探索 さん!こんにちは!

毎度「濃すぎて」申し訳ありません。飲食店でも「濃いもの」を頼んでしまいます。欲張りなんですね!

寺社を訪問するとあらかじめ知っていたところはともかく、初めての場所で素敵なものに出会えると嬉しいものです。

まさに、「ヤッター!(*^^*)」ですねぇ。

「スナアカネ」と出会えたのも「ヤッター」でしょう!なかなか美しいトンボです。それにしても飛翔距離が半端ないです(^▽^;)

No title

小金宿、かなり多くの古い建物が残っていますね。
軒の広い建物が残っていて、そこがアーケードのようになっていたというのは面白いです。
昔の人は傘をたたんで、雨を眺めたのかもしれませんね。
それにしてもマツモトキヨシの発祥の地は松戸だとは知っていましたが、小金のほうだったのは初めて知りました。
結構お世話になる店です。
確か、松戸市役所のなんでもやる課の方だったと記憶しています。
芭蕉の句碑も面白いですね。
何でこんな不思議な形にしたのでしょうね。

こんばんは❗大作ですね!

小金宿は知りませんでしたが、二年前に布施弁天に行ったとき、北小金駅を通過していたようです。風情ある町があったんですね。

スダジイが、じいさんですか。それを聞くと姓が須田のじいさんに聞こえます(^o^;)
民家に雪吊り、関西ではほとんど見ないですがそこに鶴とは面白いですね。民家だからこそできるのでしょうか。
松戸市の寺院さんたちもいい紅葉ですねぇ(^-^)
鴨きりは確かに間違えやすいかもw

コメントありがとうございます

今晩はトリケラさん、拍手コメントありがとうございます。
今回も中身が濃ゆいですね、道すがらの古民家や面白スポット、東漸寺や本土寺も見処一杯で楽しめました。
寺社に寄る時に期待するのが、古い狛犬、木鼻、向拝彫刻などですが、お宝クラスに出会うと嬉しくなりますね。スナアカネ、ヨーロッパから大陸風や台風に乗って飛来してくる珍しい赤トンボです、太平洋は越えられるのかな?出来れば地球一周も可能ですね(笑)。

Re: 盛りだくさん小金宿

BUSYBEE-GAEI さん!こんばんは!

なるほど、白井というのはナシの産地だったのですね。一度近くを通ったことがありましたがナシ園がたくさんありました。

よもや紅葉を観に行ってマツキヨに出会うとは思いませんでした(笑)

昔から街道や寺院のそばには巨木があったりしますね。こちらの「すだじいさん」も街道脇で通行する人々を見続けてきたのでしょうか。

玉屋さん、知らずに見ると旅館に見えないのですが、とても面白い家屋の造りでした。初めて訪問する街道・寺院でしたが、知らない事をいっぱい知る事ができました。やっぱりBUSYBEE-GAEI さんのようにフットワーク良く出かけないとダメだなぁ!!
(*^^*)!!

盛りだくさん小金宿

最初の地図で「白井流山線」の文字を見て検索したら、鉄道ではなく、
一般県道でした( ´艸`)
白井といえば梨です。ほんとに美味しいですよ~~大きくて瑞々しくて、
一度食べたらハマります。
駅からのルート、ご丁寧にありがとうございます。マツキヨ創業地には
解説板があるのですね。住民税など考えたら市への貢献度は高いですものね。
スダジイの巨木は森林公園並み、立派です。
「玉屋」さんも歴史を感じさせる建造物。素晴らしい。
実相閣結社の鬼瓦にも惹かれます。「朗師門」の三葉葵にもなるほど。
鴨せいろ、美味しそう~!!

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torikera

Author:torikera
季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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