fc2ブログ

記事一覧

ジャズ初心者のための入門書”入門”⑬「はじめてのブルーノート」小川隆夫著・オンブックス21

「はじめてのブルーノート」小川隆夫著・オンブックス21(音楽之友社)




▲表紙・背・裏表紙



▲目次(一部)



▲本文(一部)

書名:「はじめてのブルー・ノート」
著者:小川隆夫
ON BOOKS 21(音楽之友社の新書)

紹介した版:
2005年7月10日第1刷発行

全231ページ

価格税抜き880円

※インプレッション:

著者の小川氏は、おなじみ整形外科でジャズ評論家、その他レコードプロデュースやDJとしても活躍しているすごいお方ですね。

さて、本書の特徴ですが、ブルーノートを聴けばモダンジャズが分かるという著者が、ブルーノートの歴史を100のストーリー(物語)で解説したものです。プロデューサーのアルフレッド・ライオンとミュージシャンたちの感動の秘話がいっぱい詰め込まれていて、とても面白い。

似たようなタイトルで「超ブルーノート入門」中山康樹著というのが集英社新書で出ていますが、こちらはブルーノートのアルバム(これがみんな整理番号がついていて1500番台と4000番台が有名)を一つずつ紹介しているスタイルなのに対して、小川氏のものは、アルバムも出てくるけれど中心はエピソードなのですね。

ですから、いわゆる「名盤」紹介本ではありません。しかも、ある程度ブルーノートのアルバムを知らないと話しが面白くないかもしれません。そこで、ブルーノートのアルバムを少し聴きかじったぞ(^^)という読者むけのうんちく本とお考えになった方がよいでしょう。

この本を読むと、相当なブルーノート「おたく」になれること間違いなしです。また、この本で紹介されているアルバムを実際に聴いてみたくなるのではないでしょうか。そのときは、上記「超ブルーノート入門」が役に立つと思います。ぜひお試し下さい。


初心者のかゆいところに手が届く度数:★(でも全編「ふーん、へえー」連発ですよ)

           

 (★★★初心者必読書、★★初心者の参考になる書、★ジャズ経験者向けの書、☆危険!初心者は近づかない方が良い書)



■サイト「とりけらの卵」では、ダイソーからリリースされている、ジャズやクラシックの音楽CDの詳細な紹介をしています。入門者のみなさんに役立つ情報いっぱいですので、ぜひご覧下さい!!


※「とりけらの卵」サイトは、サーバー閉鎖のため残念ながら現在接続ができません m(__)m
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torikera

Author:torikera
季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

アクセスカウンター

カレンダー

12 | 2025/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム