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この雑誌はどんな人が買うのだろう?「SINRA」(森羅万象)

久しぶりに近所の書店へ
(悲しいかな最近ブックオフ以外ご無沙汰している)
スポーツ雑誌のコーナーで見かけない雑誌が平積みになっていた
 
SINRA(森羅万象・しんらばんしょう)
玉村豊男責任編集
特集 クマとシカが教える森の未来
森のいのち
 

 
そもそも名前がおかしい
「SINRA」
 
そう「森羅万象」からとった
「シンラ」なんだそうだ
 
しかも中を見て もっとぶったまげた 

 
勇気ある出版だぁ
 
熊の表紙で アウトドアか動物好き向けの雑誌なのかなぁと思わせておいて・・・実はバリバリ硬派の「森林」を考える雑誌になっている
 
復刊第2号ということなので 第1号はそれなりに売れたのだろうか?
 
驚いたのは平積みなのよねぇ
 
正直!誰が買うの???
(torikeraは買ったけど いやはや森や里山のことを気にかけている 
市民がどれだけいるのだろうか?)
 
発行編集株式会社天夢人
発売 株式会社新潮社
定価1,200円(本体1,111円)
奇数月の24日発行
 
 
 
少し内容を紹介すると・・・・
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 


 
う~んこの内容 かなりキャラが濃いでしょう!!
 
 
「SINRA」のスタンスは
”クマやシカが山を下りたのは
農家の高齢化で山に入らなくなって
日本の山が荒れ野生動物が増殖し人里に下りてきた
森に関心を持ち 自然に働きかけ
森の元気を取り戻そう”
ということらしい(by玉村豊男さんメッセージより)
 
例えばシカの個体数増加は深刻な森林破壊を起こしている
個体数の管理が求められているということで
狩猟の義務を怠ったつけで獣害が生じたと断じている
 
そして「ハンターが森を救う」「日本の森にオオカミ放て!」
野生動物の肉「ジビエ」を食べよう・・・と特集は続くのだ
 
このような議論は今まで特定の学会誌や専門誌を中心に
何回も取りざたされたテーマであったのだけど 
 
「SINRA」は森林問題を前面に打ち出し
一般の市民に日本の森林や里山を考えようと問題を投げかけている
(このような雑誌が普通の書店のスポーツ雑誌コーナーに平積みされる事は
なかった)
とても画期的で勇気ある雑誌(経営的にも!)の出版と歓迎したい
 
 
※ちなみに新潮社の「SINRA」って2000年に休刊した雑誌でしたぁ
新たに玉村豊男さん(画家・エッセイスト・ワイナリー経営ほか)を編集長に招いて
自然と文化をテーマにして新しいライフスタイルを
提案しようというもくろみだそうだっ
 
 
しかしtorikera的には 日本の森林を荒廃させてきた「拡大造林政策」や
一次産業や農山村を窮地に追い込んできた経済や社会の政策
それを許してきた都市の住民の無関心(マスコミもだけどねっ)などにも
きちんとメスを入れてほしいと思うのだが「新潮社」ではハードルが高いかなぁ
 
また野生動物の個体数管理の基本的な研究およびシステムや条件整備もされないまま
狩猟による個体管理やオオカミの導入が叫ばれ独り歩きするのも歓迎しない
 
「SINRA」の記事がどれだけ多くの人の心をとらえることができるか
森林の現状に警鐘を鳴らすことができるか
注目したいと思う 

 
 
う~ん何だか今回の記事は
ガチガチで似合わないなぁ(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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