記者と研究者 ~日経サイエンス記者古田彩さんの仕事~
日経サイエンス届いた。
日経サイエンスの記者さんからコメントいただきました(笑)。
@Butayama3 というのは,かあちゃんがついったとかでずーっと研究者の人たちの話を聞いてきて,それで?
2015-01-16 23:59:06それももちろんあって。
@ayafuruta 実は本はぼちぼち(笑)。Twitterで教えてもらったことを本で追いかけてる感じ。 でもね、例えば「病原体なんでも検出システム」のとことか、PCR のこととか、感染症のこととか、Twitterで教えてもらったから、すごく面白く読めてるみたい。
2015-01-17 00:38:53古田さんはこの一年、STAP細胞のことを追いかけてきました。
でもね、ご専門じゃなかったんです。
古田さんのご専門は物理学。
@ayafuruta 動機はアレだったけどねー(笑)。しかし古田さんが分子生物学が全くの専門外とは、誰も気づいてないんじゃないかしら。
2015-01-17 00:41:20@Butayama3 ううん,研究者は絶対わかってるよ,付け焼き刃だって。学問をやった人と取材で聞きかじった人の決定的な違いは,後者は表面的なことは沢山知ってるけど体系化されてないってこと。だから議論した時に応用が利かない。自分が取材した範囲を1歩超えたら,まるでわからなくなる。
2015-01-17 00:46:00あ、これって科学の世界だけの話じゃないかも。
@Butayama3 今回のSTAP細胞の究明に使われた技術に限定すれば,多分私はかなり細かいことを知っている。研究者に「マニアックですね」と言われたこともある。でもそれは理解してるってこととは違う。
2015-01-17 00:54:55@Butayama3 普通、土台を広くしっかり作っとかないと高い塔は立たないじゃん?記者は土台なしにいきなり塔のてっぺんを「教えて下さい」ってくるから,研究者は最小限の土台から一気にスカイツリーの頂上に連れて行くような説明をせざるを得ない。
2015-01-17 01:00:24@Butayama3 そういう取材を重ねてるので,記者の知識は超高層の鉛筆が沢山立ってるみたいになる。教えてくれる人は専門家だから,鉛筆の先端は,相当高いところに達している。でもそれはちゃんとした塔にはなってない。鉛筆が沢山立ってるだけ。
2015-01-17 01:02:41@Butayama3 それでも根気よく続けていくと,鉛筆の間にだんだん橋がかかり,全体として穴だらけではあるけど,何がしかの構造っぽいものができていく。経験上,生物系は継続して取材すると少しはそれができる。物理はかなり難しい。数学は絶望。数物系は数学がわかんないと橋がかからない
2015-01-17 01:09:16@Butayama3 @ayafuruta 生物学はとっつきやすい学問だと思いますよ。自分もだけれど、食べ物もすべて生物ですから。
2015-01-17 01:34:46