WW2日本軍の行動には後知恵で言えば随所に愚かさが見られるのだが、割とありふれた愚かさにすぎないのではないか。それを否定的にであれ特別のものと語ることもまた、自国中心主義の変奏曲ではないか。個人的には、WW1を本格的に経験していないことの影響は大きかったのだろうなと思うのだが。
2013-06-12 00:34:43@bn2islander 『カブラの冬』の背景と似ているのですが、短期決戦だと思い込んでいたとか通商破壊を含む総力戦を想定していなかったとか、要するに新しい戦争の形態を理解した準備が不足していたのではないか、とは思います。逆にドイツではWW1がトラウマになってしまったわけですが。
2013-06-12 00:40:28@takehiroohya なるほど。確かにその面はありますね。一方で、資源を獲得するための戦争であれば、獲得した原油をどのように日本に運ぶかはきちんと考えておくべきだったとも思います
2013-06-12 00:43:21@bn2islander @takehiroohya そもそも南方資源獲得のための戦争など帝国海軍の事前想定外だったのが一因ではないかと。開戦前年にそんな方針になって、慌てて検討したら輸送船どころか主力艦隊も足りなくて、それでハワイ奇襲案が出てきたので。
2013-06-12 01:05:08@tsukasafumio @bn2islander ますます似ているような(涙)。WW1もドイツとしては短期決戦のつもりで、だから海上食料輸送が問題になる前に終わるはずで、でも現実はそうならなかったので封鎖に対抗するために無制限潜水艦作戦に乗り出してアメリカを参戦させてしまう。
2013-06-12 01:09:57@takehiroohya @bn2islander 川田稔『昭和陸軍の軌跡』を読むと、永田鉄山ら軍中枢はむしろWW1の総力戦に憑かれていて「次の戦争」のための資源獲得のゴリ押しがああなったので。ただ彼らの「次の戦争」はソ連とのもので、中国や英米ではなかったわけですが。
2013-06-12 01:21:14@takehiroohya @bn2islander 陸海軍ともに「新しい戦争」について考えていて、しかし実際に招来してしまったそれが、彼らの事前想定と異なるものになってしまったというのが何とも。
2013-06-12 01:25:11結局、転機は日中戦争だよな。日中戦争は成果に引き合わない戦力の分散と消耗、陸軍の質(特に将校と下士官)招き、日本の生産力を大きく(一説には5割)減じさせてしまった。日中戦争は陸海軍の「百年の計」を無茶苦茶にし、来るべき対ソ戦にも対米戦にもまったく寄与しなかった。
2013-06-12 16:05:15@thorn_the_socrs 想定していなかった偶発的な戦争が破滅を招き、現在も政治的負債となっている歴史は重いです。
2013-06-12 16:15:04@tsukasafumio 反省と学習がないからですね。儀礼としての「総ざんげ」はしたかも知れないが、「失敗の本質」が反省されることはとうとうなかった。戦後は決して終わっていませんよね。
2013-06-12 16:17:13戦車を見れば分かるよね。チハ車までは列強の最先端の水準に付いていっていたのに、日中戦争勃発を境に、進歩がぴたりと止まってしまう。ますます複雑で高価になる後継の研究開発に、資源を回す余裕がなくなったからだ。日本にとって大戦が、最初から二正面戦だったことを看過するべきではない。
2013-06-12 16:19:46@thorn_the_socrs 現在の中国観や外交にも、同様の誤謬を思わせるものがありますね。そういう誤謬の積み重ねが、想定と異なる「次の戦争」の引き金となっていく。
2013-06-12 16:22:56@tsukasafumio 「想定された戦争」さえ上手くいった例の方がずっと少ないと言うのに、勝つにしろ負けるにしろ、「想定外の戦争」がもたらすだろう結果は、破滅的とまでは呼ばないまでも、おおむねネガティヴなものになると言わざるを得ません。
2013-06-12 16:26:05戦争というのはまことにしょうもないものだが、少なくとも近現代においては、合理的な戦争は非合理的な戦争よりはまだましだ。たぶん。
2013-06-12 16:27:27おはようございますの不動産屋です。得意分野は競売物件です。今はまっているのはTexas Hold'emです。 なお、私がまとめたまとめには、コメントの削除権を使う場合がありますので、反対意見の方はコメントではなくご自身のツイートでお願いします。