「別れました」とツイートされると光るランプでクリスマスに備える

孤独から救われたかった
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こんにちは、藤原麻里菜です。

クリスマス、ほんとうに嫌ですね。「クリスマスとか滅びろw」みたいな軽い冗談ではなく、ほんとうのほんとうに嫌です。

いや、キリストさんのお誕生日をお祝いしたい気持ちはあります。でも、世の中のカップルがクリスマスにかこつけてデートやらなんやらをしているのを見ると、巨大な孤独感に襲われてしまうのです。

どうせ今年のクリスマスも一人で横になっているだけ。どうにか楽しむことはできないかと考えた結果、発明品を作ることにしました。私の楽しみといえば、ツイッターで「別れました」というツイートを検索することです。

映画鑑賞くらいベタな趣味かもしれないのですが、一応説明しておきます。

Twitterにはカップル垢というものがあります。これは、主に青春を送っている高校生や中学生が作るアカウントで、恋人同士の記念日やデートの様子などを二人でツイートするために存在するようです。

しかし、残念ながら愛というものはそう長くは続かないものです。半年くらいすると、あれだけ仲よさそうだった二人のプリクラのアイコンが漆黒に染まり、アカウント名は「別れました」という無機質な言葉へと変わってしまうのです。
私は、このアカウントを探すのが好きなのです。

性格悪いな、と思った方も多いかもしれません。しかし、この趣味こそが、私を襲うクリスマスという巨大な孤独から救ってくれるのです。大目に見て。

今回は、「別れましたとツイートされると光るランプ」という、画期的な発明品を作り、クリスマスに備えていきたいと思います。

さっそく作っていこう

Twitterとランプを連動させるためにHueという電球を購入

今流行りのIoT家電というやつで、これがあるとスマホから電球の明るさや色を調節することができます。また、他のアプリとつなげることで家に帰るタイミングで電気をつけたりと、可能性は無限大なやつなのです。

まずは、電球をインターネットに繋げるハブになる「ブリッジ」をネットに接続させます。家にあるWi-FiルーターにLANケーブルで接続するだけでセットアップが完了しました。とても簡単。すげえ。文明よ、ありがとう。

Hueはアプリを使って色や明るさを操作することができますが、プリセットがあるので、それをタップするだけでいい感じの照明になります。

このように、「サバンナ」とか「熱帯の黄昏」などのプリセットが入っているのです。ちなみに今は熱帯の黄昏にしているのですが、まさに熱帯の黄昏だなーって感じがします。

Twitterとつなげるために、IFTTTというアプリを使います。これを使えばWebサービスとIoTデバイスを簡単に繋げることができるのです。

ここで、「Twitterで『別れました』という新着ツイートがあると、Hueがいい感じに光る」という設定にします。このセットアップをするだけで、「別れました」とツイートされると光るランプが完成しました。

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書いた人
藤原 麻里菜

2013年から、YouTubeチャンネル『無駄づくり』を開始し、無駄なものを作り続ける。 ガールズバーの面接に行ったら「帰れ」と言われた。
Twitter:@togenkyoo