都道府県別非正規労働者数

総務省の就業構造基本調査から非正規労働者数ランキング。同調査の「非正規の職員・従業員」の総数を比較している。非正規の職員・従業員には、パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託などが含まれている。

全国の非正規労働者の総数は2042万7100人で人口100人あたり16.02人。国民の16%が非正規労働者ということになる。なお、分母は総人口であり、子どもやお年寄りも含まれているので注意願いたい。

人口100人あたり非正規労働者が最も多いのは北海道で17.52人。2位以下は千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県と続いている。一方、最も少ないのは徳島県で12.10人。長崎県、秋田県、福島県、大分県など地方で非正規労働者が少ない。

分布地図を見ると、三大都市圏とその周辺部に加えて北海道と沖縄に非正規労働者が多い。相関ランキングでは最低賃金と正の相関があり、非正規労働者が多いところは最低賃金が高い。人口集中度とも正の相関があり、人口が集中した都市部に非正規労働者が多く、人口がまばらな地方で少ない。

また、マクドナルド店舗数とも正の相関があり、非正規労働者が多いところはマクドナルドが多い。