新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本『その後のリストラなう』が出ることが明らかになってしまいました。宣伝します

今朝、版元さんのニューズレター(会員制)で、書籍『その後のリストラなう』のAmazon予約が始まったことが告知されていて、おお、とわかったのでした。本書は、会員制で頒布されている業界誌『出版人・広告人』に4年ほど前から連載したコラム「たぬきちの…

砂糖も、ニトログリセリンも、C4も甘い。感想文『炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす』佐藤健太郎・新潮選書・2013

なんとなくやっている糖質(炭水化物)制限ダイエットと関係あるような、ないような、まあどうでもよいが、非常に面白い本だった。歴史+人類学+化学の軸で書かれた、非常にちゃんとした“唯物史観”の本。 * * * ところでマルクスのことを“唯物史観”とい…

為末大がアウシュビッツ訪ねて「自由って難しい」と言っていて、なかなか納得。

為末大のことは知らない。元アスリートで今は何? ブロガー兼実業家かしら。僕は運動には興味がない。 だが彼のブログは面白いようだ。BLOGOSに転載されて知ったのだが、アウシュビッツを訪れて感じたことを書いておられた。 自由の難しさ(第九回メルマガよ…

兵頭二十八『無人機とロボット兵器』と史的唯物論

たとえば、 「最前線で戦う将兵や装備の数に比して、後方で支援する将兵や装備の質と量がとことん分厚いのが、米軍という組織の伝統的な強みだった。」 とか、 「近代以前の農耕文明圏の軍隊では、武将が馬1頭に乗るためには、複数の馬と複数の馬丁が最低で…

「たぬき教」とは何か。たぬきちを名乗りながら僕は知らなかった

庭先や玄関先に信楽焼のたぬきを置いている家を、ときどき見る。 文京区音羽の鳩山会館の庭には、巨大な、2mはありそうなたぬき像が屹立していた。歴史を重ねた趣ある洋館とたぬき。ものすごいミスマッチだった。支援者からもらったものは捨てられない、政…

日本の「軍」文化は滅びてしまった。1945以前のドラマはすべて時代劇になった

以前、とある意見広告系の展示会で、説明パネルに「終戦工作に動いた海軍少尉・高木惣吉」という文言を目にした。 もちろん少尉が終戦工作になど関与できるわけないので「少将」の間違いである。 * * * 日本には軍隊がないことになっているので、一般人は…

ゲゲゲ一周忌でしたね。ついでにいろんな方を追悼

昨日11月30日は水木しげる先生の一周忌であった。 僕は「妖怪忌」と呼んでいる。おばけは死なない、はずであったが。 本年1月末日に青山斎場で行われた水木先生お別れの会には、僕も歩いて行った。 会葬者?には先生の言葉が書かれた葉書をお土産にくださっ…