2020.03.02vol.60足関節捻挫後のリハビリ
足関節(足首)捻挫は、ジャンプや歩行時の足をついた荷重時に足関節を捻って受傷します。
そのため、スポーツ活動や日常生活の中で最も多く受傷する外傷といわれています。
足関節捻挫には、内側に捻って受傷する内側捻挫と、外側に捻って受傷する外側捻挫があり、内側捻挫が多くみられます。足関節周囲の痛み・腫れ・圧痛が主な症状で、受傷直後は、まずRICE処置を行いましょう。
RICE処置とは
Rest:安静 ICE:冷却 Compression:圧迫 Elevation:挙上 を行うことです。
※捻挫の重症度によって、包帯、サポーター、ギプスなどで固定を行います。
もし、捻挫を放置していると・・・
不完全な状態でスポーツ活動を再開すると、頻繁に足関節捻挫を起こすようになり、不安定性・筋力低下などが残存し、足関節の軟骨損傷などの後遺症や鼠径部痛症候群などの足関節以外の障害を招く恐れもあります。
足関節捻挫の再発を少しでも減らすためには、リハビリやトレーニングを行うことが大切です。また、筋力を鍛えるだけでなく、適切な運動中のバランスコントロール能力を高めることも重要です。
タカハラ整形外科クリニックでは、医師の指示のもと、専門スタッフ(理学療法士)が患者様の身体状況をチェックした後、捻挫後のリハビリやスポーツ復帰へ向けたトレーニングの指導を行っています。
理学療法士が行うこと
1. 患者様の身体の状態の評価
- 姿勢評価
- 動作評価(歩行・スポーツ動作など)
- 関節可動域・筋力評価 など
2. 治療
- 評価の結果をもとに足関節の可動域・筋力訓練
- 生活動作、スポーツ動作指導
- 自宅でできるセルフケア指導 など
ご相談・ご質問がある方は当クリニックのスタッフまでお気軽にお声掛けください!