suna8’s blog

還暦を過ぎたジジーの気まぐれ日記

刑事コロンボ#62 「恋に落ちたコロンボ」

原題:It's All in the Game(直訳:それはすべてゲーム内です)

日本語版:1999年 NTV

 

【今回の小ネタ】
 

☆今回登場する車
今回のエピソードには車があまり登場せず、唯一犯人が乗っている車が短いシーンで登場したのみ(そのままコロンボが同乗するかと思ったが……)。車種は「ジャガーXJS コンバーチブル」で、約30年前の車だが今でも人気のようだ。

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☆今回の頻出アイテムはネクタイ
本筋には関係のないコロンボのネクタイが、かなりの頻度で登場する(まあ主人公のコロンボの常用ネクタイなので通常でも画面に映ってはいるけど)。犯人との”心理戦”として用いられるネクタイ、元々絞めているネクタイが犯人に「ダサい」と言われ、代わりにプレゼントされるわけだが、個人的にはそっちの方がダサい気がした。個人の趣味の問題ではあるけど、たぶんコロンボも同じ感想だと思う。

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しかし、ネクタイを誰かに絞めてもらうなんて経験、ほとんどない気がする。きっと気持ちいいんだろうな、特に好意を持つ相手なら……


☆犯行現場はツッコミどころ満載
【写真上の左】当時のエアコンのコントローラーはアナログだったようで、円形のデザインが(今から見ると)斬新だ。温度表記が華氏なので画面を見てもピンとこない。ちなみに設定されている72℉はセ氏に換算すると約22℃なのでで、暖房温度としては低い気がする。省エネだろうか。
【写真上の中】配電盤の中、ブレーカーを確認するシーンだが、例によって視聴者に分かりやすくするために、例のダイモ(系のツール)でわざとらしいラベルを作って貼っている。
【写真上の右】冷蔵庫の電源コードの配線が不自然すぎる。コードが短すぎて、冷蔵庫本体を少し移動させただけで抜けるのは変。ストーリー上必要だったと思うがかなり強引な設定だ。しかも、2口コンセントの上と下で異なる回路(別のブレーカー)というのは、常識的にはあり得ない。
【写真下半分】アパートの入り口がセキュリティ対応になっているのは先進的だが、被害者の部屋を示すラベルだけが分離されていて、押せるようになっている(ように見えた)。実際、犯人は押していてブザーも鳴ったはずだが、証言では「押していない」ということで、違和感を覚えた。

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☆細かい食べ物系のネタ
コロンボが行きつけの居酒屋(かな?)のレジ横に、現代のファミレスのようにガムなど並んでいたが、小道具ではなく本物っぽかった。ブランド名がはっきり分かるのが「Trident」と「Dentyne」。その居酒屋?で、犯人と食事をするコロンボだが、自慢のステーキを食べる際に飲む酒がウォッカなのは、どうなのかと思う。コロンボが「この店にはビールとワインしか置いてない」と言っていたので、てっきり赤ワインでも飲むのかと思ったのだが。

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新シリーズのコロンボは、初期シリーズのチリではなく、なぜかピーナツバターとレーズンを乗せたパンが常食のようだ。いずれにしてもジャンクフードが好きなコロンボ。そう言えば、ピーナツバターで思い出すのが、映画「ジョーブラックをよろしく」。ブラッド・ピット扮する死神は、なぜかピーナツ・バターが好きで、この映画を観ると食べたく(舐めたく)なる。「デスノート」に登場する死神はリンゴが好きなようだが。

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☆手書き文字VSコンピュータの文字
ここまでコロンボが手帳に書いた内容が大写しになったのは、今回が初めてかもしれない。エアコンの謎を解こうとしているシーンだが、明細よりも「WHO?」「WHY?」のほうが気になった(字幕もそこに焦点をあてている)。ミステリー小説の定番の言い回しを思い出す。
â–¶Who Done It.
â–¶Why Done It.
â–¶How Done It.
さらに、物語の終盤で犯人が自供書を書くシーンがあり、なんとなく普通のノートのように見えたが、そこはスルーするのが大人だろうか。

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☆その他の小ネタ
コロンボが立ち寄るカメラ店のガラスケースの中には複数のカメラが並んでいるが、さすがに日本製が主流のようだ。少なくともキヤノンやオリンパスの製品が確認できる。

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犯人が自分は容疑者とは疑われていないと思い込んでいる段階で、警察がわざと別の人物を容疑者に仕立てて取調室で尋問する様子を、ハーフミラー越しに隣の部屋から見ているシーンは、宮部みゆきの「R.P.G.」を実写化したNHKのドラマの最後の方のシーンを思い出させる。(そのシーンのずばりの動画は探せず残念)

www2.nhk.or.jp

 

以上。

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