けものフレンズ 第11話 「せるりあん」
「セルリアンだっ!」
「わぁぁー!(汗)」
今回はサーバルとかばんが黒いセルリアンに襲われるところから始まります。
サーバルが得意の爪攻撃をしても跳ね返されてしまったから万事休す・・・・・・。
しかしその時、突然現れたキンシコウがセルリアンを背後から倒してくれたので、
サーバル達は助かっていました。
このキンシコウや仲間のヒグマはセルリアンハンターなので相当強いのでしょう。
そういうわけで、今回も新たなフレンズ達と出会う形で物語が展開していきます。
「注意!注意!お知らせします。サンドスター・ロウの濃度が高くなっています。
大規模な噴出の可能性があります。注意!注意!」
ボスが突如警報を伝えるわけですが、サンドスター・ロウというものが何なのか
とても気になるところ。
セルリアンがサンドスターを食べていると伝えられているので、黒いセルリアンと
何かしらの繋がりがある事を示している感じでもありましたね。
「最初から野生開放で行くぞ!出し惜しむな!」
キンシコウとヒグマは仲間のリカオンと共に黒い巨大なセルリアンと戦います。
冒頭でキンシコウが倒したセルリアンはこの巨大なセルリアンの破片なので、
当然この本体はさらに強いセルリアンということになるのでしょう。
今回はこの黒い巨大なセルリアンとのバトルが見どころとなっていました。
「巨大セルリアンなんですが、やはり山から何かしらの供給を受けていました。
黒いセルリアンはあの能力があるために、攻撃せずに先に山のフィルターを
張り直す必要があったのです。無事、四神を並べたので私たちはこれから
下山します。何としても私達で先に退治しないと・・・・・・。」
サーバルとかばんはサンドスターを放出する山を登っていくのですが、途中で
またボスがミライさんの映像を投影していたのは注目ポイントでしょうか。
巨大なセルリアンに対応するヒントを語っていたので要チェックでした。
特に太陽に向かおうとする性質とか、海が弱点というのは大きなヒントですね。
「わぁぁぁーー!やっと捕まえたのだ。帽子泥棒め!」
ここでついにサーバル達とアライグマ達が遭遇するシーンが描かれていました。
アライグマは帽子を盗んだ犯人を探していたわけですが、その帽子の持ち主が
数々の問題を解決してきたかばんだと知って衝撃を受けていたかな。
とりあえず、帽子をかばんに一時的にでも返そうとしていたから優しいです。
いつもはED後のCパートなどの短い時間しか登場しなかったアライグマですけど、
ようやく本筋のストーリーの方にも関わってくれて楽しみでしたよ。
「何だ!?これは!?(汗)」
セルリアンハンター達は黒いセルリアンと戦っているのですが、キンシコウが
倒れている状態なので苦戦していました。
たとえセルリアンにダメージを与えても、セルリアンはサンドスターを吸収して
すぐ修復するからこれではキリがなさそうでしたわ。
「ラッキーさん、僕はお客さんじゃないよ。ここまで皆に凄く凄く助けて貰ったんです。
パークに何か起きているのなら、皆のために出来ることをしたい。」
「分かったよ。かばん。危なくなったら必ず逃げてね。」
やはり、ここはかばん達がサンドスターの供給を止める必要があるでしょうね。
そうなると、ミライさんのヒントを理解できるかばんの活躍に期待したいところかな。
この後、かばんがボスから暫定パークガイドの権限を得てジャパリパークを守ります!
「上手くいくか分かりませんが・・・・・・いえ!これで上手くいかせましょう!」
かばんさんがセルリアンを倒すための作戦を皆に話してあげていました。
炎を恐れないヒグマがセルリアンをおびき寄せる松明を持ってもらったりと、
フレンズ達の長所を活かせるように適材適所で分担させてあげています。
この作品の素敵な点は、今回初めて出会ったフレンズ同士でも、以前からの
知り合いのようにとても仲良く触れ合っているところだと思います。
アライさんなんて皆の和ませ役になってくれているから愛着が湧きますわ。
「じゃあ!作戦開始ー!」
サーバルの掛け声と共に、まずはセルリアンを誘導する作戦が行われます。
しかし、セルリアンが形態を変化させたことでジャパリバスを転倒させたため、
次のヒグマによるたいまつ誘導作戦への移行を余儀なくさせられました(汗)
あと、サーバルがセルリアンの中に取り込まれちゃったのは心配でした。
ただサーバルは自分よりもかばんとボスを救ってあげていたから素晴らしい。
「うみゃ・・・・・・うみゃ・・・・・・。うみゃみゃみゃみゃみゃみゃーーーーっ!!!
待ってて!サーバルちゃん!今、行くから!」
かばんは高い木の上からセルリアンに飛び込むようにしてサーバルを助けます。
木に登る時にサーバルっぽい掛け声で登っていたのが良かったです。
そういえば、かばんはサーバルと出会った時に木登りを教えてもらっていたので、
サーバルを救うために木登りが役に立つというのは感慨深いものがありますね。
「サーバルちゃん。見るからにダメで、何で生まれたかも分かんなかった僕を
受け入れてくれて、ここまで見守ってくれて・・・・・・・・・・・・ありがとう。元気で。」
かばんは気絶したままのサーバルをセルリアンから守るために囮になります。
かばんが身を盾にしてサーバルを助けようとしていた姿に胸が熱くなりました。
このかばんの言葉からもサーバルに対する感謝の気持ちが伝わってきますわ。
かばんとサーバルは旅を続けているうちに、ここまで友情を深められたことを
このシーンで示してくれていたように思います。
本当に、この作品は他人に対する思いやりがよく描けている感じがします。
とりあえず、最後はかばんがセルリアンに取り込まれたところで次回に続きます。
今までは基本的に明るく楽しい雰囲気のストーリーを中心に描かれてきたので、
この第11話での厳しいバトル展開というのは少し意外性がありましたね。
次回が最終回になりますが、どのような結末を迎えるのか楽しみでした。