けものフレンズ 第12話 「ゆうえんち」(最終回)
今回で「けものフレンズ」の最後の感想になります。
本放送が始まる前は全く期待していなかったのですけど、毎週見ていくうちに
だんだん作品の内容や可愛いキャラ達にハマってしまって、もう今となっては
早く続編が見たいほど完全に作品の虜になってしまっています。
特に明るいサーバルちゃんを見ていると元気を分け与えてくれるような感じで、
とっても好きになりました♪
私にとっては5年に1回出会えるかどうかの名作アニメだと思っています(*´ω`*)
「私、セルリアンに食べられて・・・・・・」
今回は気絶していたサーバルが目覚めるところから始まります。
サーバルはかばんのお陰で巨大な黒いセルリアンの中から救助されましたが、
今度はかばんがセルリアンに取り込まれたので助けに行こうとしていました。
「サーバル。3人での旅、楽しかったよ。」
「当たり前じゃない。かばんちゃんを助けて、また色んな所に行くんだから。」
あと、ボスが初めてかばん以外のフレンズとお喋りしたのには驚きですね。
どうやら緊急事態が発生した時はフレンズとの会話が許可されているみたい。
このサーバルのセリフなんかはラストシーンの伏線にもなっていた感じがします。
とにかく、サーバルが無事にかばんを救えるのかが見どころになっていました。
「かばんちゃんを返して!返してよ!」
サーバルとヒグマが協力して黒いセルリアンに攻撃を仕掛けるものの、相手が
あまりにも巨大すぎて全く効果がありません。
これでは、たとえサンドスター・ロウの供給を絶って黒いセルリアンの自己修復を
停止させたとしても、倒すのは至難の業といった感じがしますね。
ただここで、今までに登場してきたフレンズ達が駆けつけてくれたのは良かった。
画面がズームアウトしながら作品タイトルが現れるところは感動を覚えますわ。
OP曲も流れるし、いよいよ最後の大一番といった感じで盛り上がってきました。
「友達を守るのもアイドルの仕事!」
フレンズ達が一致団結して黒いセルリアンに総攻撃を開始していました!
それぞれの特技を上手く活かしながら攻撃していたかな。
あのアイドルユニットのPPPも前回では次回予告シーンに登場しなかったので、
この最終回には本編で活躍できて良かったと思います。
こうしてみると、サーバルやかばんは沢山のフレンズ達に助けて貰えるまでに
心が通じ合えていたんだなぁっとつくづく感じました。
もうこの段階で期待以上の最終回になっていたのは間違いありません。
「今だよ!」
サーバルが紙飛行機を飛ばしてセルリアンの注意を逸していましたけど、これは
かばんが以前に使った対セルリアンの戦術を上手く流用していました。
前回はかばんがサーバルから教えてもらった木登りをするシーンがありましたが、
今回はサーバルがかばんから教えてもらった事を活かしていたので、こういうのも
2人が親友として通じ合えている事を示してくれていたと思います。
この最終回は全てのシーンがドラマチックな展開になっていて感動しますわ♪
「あれ?サーバルちゃん?」
「あ!かばんちゃんだよね!?」
そして、フレンズ達の協力によってかばんを救出する事に成功して良かったです。
サーバルが涙を浮かべてかばんに抱きつくところも感動でした♪
ボスもセルリアンを道連れにしてまで海の中に沈めてくれたのも泣けてきます。
かばんはセルリアンに取り込まれてフレンズ化が解けてしまいましたけれども、
元々は『ヒト』なので姿形が変わることはありませんでしたね。
これで、かばんの正体がヒトである事が確定したということになるでしょうか。
「ここは『ゆうえんち』だね。色んな乗り物があるよ。」
フレンズ達が遊園地に集まって『無事セルリアンを倒せた&かばん何の動物か
分かっておめでとう♪の会』とやらのパーティーを始めます。
それぞれのフレンズ達がこうして交流を深めているところも微笑ましい光景です。
サーバルとかばんが皆と仲良くなった事で良い影響をもらたしたと言えそうかな。
とりあえず、かばんがフレンズになった経緯が少し描かれていたのは注目ですね。
「うー!がおー!食べちゃうぞー!」
「食べないでくださぁーい!」
「サーバル。食べちゃダメだよ。」
あと、かばんがボスとフレンズが会話できる方法を思いついたのは賢い。
サーバルとかばんの食べる食べないでの定番のやり取りがこういう場合には
有効というのはなかなか面白いところがあります。
「わぁ~♪パークが遠くまで見えるね♪」
「う、うん。恐いけど、綺麗だね♪」
サーバルとかばんが2人でお喋りしたり、一緒に観覧車に乗ったりしていると、
そろそろ2人のお別れの時間が近づいていそうで寂しく感じました。
ただ、1つ隣のゴンドラが転落しちゃったのには笑いそうでしたけどね(^ω^;)
あと他のフレンズ達はかばんが海の外の世界に渡れるようにジャパリバスを
水陸両用車として改造してあげていたのも素晴らしいです。
フレンズ達のこういう温かい触れ合いがあるのがこの作品の良さの1つですね。
「気をつけてね。お腹すいたらじゃぱりまん沢山食べてね。」
「本当にありがとう。皆さんがいなかったら、僕・・・・・・(涙)」
この作品ではほぼ毎回フレンズ達とお別れするシーンが描かれていましたが、
最終回は全てのフレンズ達から見送られる形なので感動がこみ上げてきそう。
特にサーバルに見送られるというのは初回以来だから感慨深いものがあります。
もうこれで本当にかばんが皆とお別れして幕を閉じるんだなぁっと思いましたよ。
「ラッキーさん。島が見えてきたよ。あの島にも名前があるのかなぁ?」
「ゴコクエリアだね。管轄が違うから僕も詳しくは知らないけれど。」
かばんはジャパリバスに乗り込んで海の外へと航海を始めました。
レンズ姿になったボスがかばんと一緒についてくれるのですが、結局ボスは
このままの姿で過ごす事になるのでしょうかねぇ?(苦笑)
最終回で心残りといえばボスの完全復活とならなかったことくらいでしょうか。
「わぁ!?サーバルちゃん!?皆!?」
「えへへへ♪やっぱりもうちょっとついて行こうかなぁって♪」
最後は特別ED映像が流される形で物語が終わろうとするところ・・・・・・
ここでビックリ!サーバルが客車に乗っかって追いかけてきてくれていました!
どうやらかばんとサーバルの旅はこれからも続いていくようですね。
果たして続編の2期ではどのような冒険の旅が待ち受けているのか楽しみです♪
★総評★
独特な個性を持ったフレンズ達がたくさん登場するとても面白い作品でした。
今では動物を美少女キャラに擬人化するということ自体は珍しくはありませんが、
この作品では擬人化する事に理由を持たせる設定にしていたところが素晴らしい。
それゆえに単純な美少女擬人化アニメではない奥深さを感じさせてくれました。
ライトな視聴者ならフレンズ達の楽しいやり取りを見ているだけでも楽しめますし、
マニアの方なら随所に散りばめられた謎を考察しながら見ることも出来るという、
幅広いアニメファンにアピール出来ている点も人気に繋がっていると思います。
今までの私は3DCGアニメーションというものに少し抵抗感を持っていたのですが、
この作品を見てからはだいぶ受け入れられるように変わったような気がします。
私のアニメの価値観を一変させたという点でも記憶に残る作品になりました。