ロウきゅーぶ! 第12話 「僕の夢は君の夢」(最終回)
今回で「ロウきゅーぶ!」の最後の感想になります。
アニメや漫画では中高生をメインキャラにした部活作品が多いのですけど、
このロウきゅーぶ!では女子小学生の部活を描いていたのが珍しいです。
小学生離れしたスーパープレーをするわけでもなく、リアルなバスケットを
真面目に描かれていていた点もこの作品の良さの1つだったと思います。
最終回は智花達が硯谷女学園のバスケ部と練習試合をしていた続きから。
紗季をポイントガードに抜擢したことで慧心学園は一気に追い上げます。
全国レベルの強豪校を相手に互角に渡り合うのだからよく頑張ってました。
智花達5人のスキルが上がっている事を示していたと思います。
とにもかくにも練習試合はどのような結果に終わるのか楽しみでした。
「おぉー。行くぞぉー。」
ひなたが背の低さを活かして見事なドリブル突破をしていたのは驚きです。
しかもクロスハンドでリバースショットまで決めていたから凄いプレーでした。
最初の頃のひなたは体力不足から普通にプレーするだけでも厳しかったのに、
よくここまで成長したなぁっと思います。
これは昴がきっちりと彼女をコーチしたお陰なのかもしれませんね。
「負け惜しみはやめな!それでも硯谷のレギュラーなの!未有!慧心は強い。
これ以上無様な試合をするつもりなら代えるよ。」
硯谷女学園のキャプテンの未有は焦るあまりに自分を見失っていましたが、
そこは麻奈佳が未有に活を入れることで立ち直らせていたから流石です。
麻奈佳もまた昴同様にコーチとしての才能はありそうでしたね。
「一番身長が低い未有がキャップ張っているのは実力!実力!そして、実力!」
その後、冷静さを取り戻した未有は見事なシュートを決めていたし、この辺は
さすがに強豪校のキャプテンをやっているだけの実力がありますわ。
おそらく身長の低いというコンプレックスを厳しい練習で克服したのでしょうね。
こういうところは身長の高さで悩んでいた愛莉とはまた違ったものを感じます。
「一度はバスケを諦めかけて、でも皆と昴さんのお陰でこうしてまたバスケが
好きになれました。だからこのチームで精一杯バスケがしたい。」
智花と未有のエース同士の対決も相まって、試合も熱気に満ちあふれてきます。
OP曲も流れていたし、一進一退のシーソーゲームだったので見応えがあります。
智花達がバスケを愛している気持ちなんかも伝わってきて感動しましたよ。
このシーンを見ていると、もう萌えアニメとは思えない雰囲気になっていました。
こういう真剣なバスケシーンだけを見せてくれていたら、このアニメはまた違った
評価になっていたはず。
結局、試合の方は負けてしまったわけですが、初めての対外試合にしては
ここまで強豪校を苦しめていたのだからよくやったと思います。
5人が気分を新たにしてさらにバスケに取り組もうという姿勢が見えました。
あと、硯谷女学園も無名のチームに敗北寸前に追い詰められていたので、
気持ちを引き締めて練習していたのが良かったです。
両チームにとって有意義な練習試合になっていたのは確かですね。
「あ、あの・・・・・・お帰りなさいませ。ご主人様。」
最後に智花がメイド服で昴をお出迎えするところはこのアニメらしい幕引きです♪
元々昴は臨時コーチとして教えていたので、もしこれでお別れするのではないかと
ちょっと心配していたのもあるのかもしれませんね。
まぁまだ昴の高校のバスケ部は休部状態が続いているはずなので、これからも
まだ臨時コーチを続けてくれるのではないでしょうか。
あと、他の4人が智花と昴を2人きりにさせていたからとても気が利きますわ。
将来的には智花と昴の関係がどこまで親しくなるのかも興味深いですね♪
最後は特別EDでエピローグカットが描かれていました。
葵は昴が女子小学生相手に過度なスキンシップをしないか目を光らせそう。
彼女のケリ技を見ると、バスケよりもサッカーをやっている方が良いと思った(笑)
あと、昴と5人のメンバーそれぞれの2ショットカットも見られたのも嬉しい。
これからも智花達5人のコーチを続けていくなら、誰も贔屓せずに5人均等に
触れ合っていく事も必要ですからね♪
とにかく、慧心学園女子バスケットボール部はこれからも活動が続いていくので、
皆で楽しくバスケットを楽しんでいってほしいなぁっと思います。
★総評★
何と言ってもメインキャラの女子小学生達の可愛らしさにインパクトがありました。
入浴シーンや水着シーンを多く盛り込んで描いていましたので、美少女アニメを
好まれる方には十分に満足出来る作品だったのではないでしょうか。
あと、見た目と違ってバスケットを真剣に描いていたところは意外性がありました。
萌えとスポ根をこれほど上手くミックスさせて描いていたのは本当に素晴らしい。
深夜の美少女アニメの中では女子小学生をメインに据えた作品は少ないので、
そういう意味でもこの作品は貴重な存在として記憶に残っています。
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