すがブロ

sugamasaoのhatenablogだよ

読書をしたよ

死神の精度

死神の精度

死神の精度という本を読んだ。
本屋に行ってたまたま見かけた。短編のエピソードの集まりのような内容で、わりと本自体が薄かったので買おうか迷ったんだけど、2時間掛けて収穫なしなのも癪だったので買った。これが先週の月曜日の話。

……結局先週末を待たず読破。

 感想は、思った以上に面白かった。いや、こんなん失礼かもしれないけど、予想以上に食いついてしまった。最後の章の話も良かったし、何より、良くも悪くも死神は読者とは違う視点で決断を下すのが良い。あくまでも死神の立場(というか気まぐれ)で対象の人物が死ぬか生きるかを決定する。
まぁ、そんなんだけどオレは気に入っている。

 そんで性懲りも無く今週の頭に別の本を買ってきた。しかも上下巻。そんなんだから金がなくなるんだよなぁ。っていうか通勤先の駅にデカい本屋があるのがいけないんだ(ひでぶ)。
そんでまぁ、衝動的に買ったんだが、買ってきたのはこれ。

空の境界 上  (講談社ノベルス)

空の境界 上 (講談社ノベルス)

空の境界 下 (講談社ノベルス)

空の境界 下 (講談社ノベルス)

 これもたった今読んでしまった。以前電子ファイルで前半部分は読んだことがあったけれど、二度目でも全く色あせることなく読めた。そして、続きが気になって気になって通勤用に買ったのに、ここ2〜3日は家でもしっかり読んでしまった。クソッ。この予定外に使ってしまった時間と効果対費用(金)の埋め合わせはどうすりゃいいんだ。
感想は、もちろん面白かった。さすがだと思う。ただ、この著者の話ってのは大体が主人公(オレは空の境界ではコクトーだと考えている)は傷つく(文字通り命を削るような傷とか行為のこと)けれど、他の人は大体なんらかの救済措置があったりするのが気になる。いや、死人も出るんだけど、物語に深く関わっている人物は大体死なないから。
それこそ「死神の精度」のようにメインなのにあっさり死んじゃう、みたいなスパイスがあっても良かったのではないかと。ゲームも含めてそう思う。

 とまぁ、こんな感想を長々と書いてるあたり、もうオレは暗黒面(ダークオタクサイド)に落ちてしまっている、と(ぎゃふん)。