口から出まかせ日記【表】

こんな寒かったっけ冬

おもてなしを自炊に落とし込む。

 

四月の連休は、庭の草むしり、近所の川へフラフラと行く、飲酒。この3セットで潰れてしまいましたが、五月の連休は温泉旅館を予約済み。久しぶりに泊まってこようと思います。昔から気になっていた旅館なのですが、不思議といつもスルーしちゃっており、今回が初めての宿泊。温泉なのでお風呂は勿論、お料理も良さげらしいのでめっちゃ楽しみ。ま、そのへんのことは追々ブログで書くと思います。


ところで、旅館のお食事というとお膳で出てきますよね。私はああいう、お膳の上に小皿とか小鉢が並んでちょっとずつお料理がお出しされるのに弱いんですよ笑。山菜の和え物だとか、塩辛だとか、酒肴が中心ですけど、子供の頃は何が良いのかさっぱりわからなかったですが、酒を飲むようになってからは、なんて気が利いてるんだろうとしっくりくるようになりました。それもあって、家でなにかつまむときも小鉢に入れるのが好きです。


それと、これは旅館に限らない話で、どこかで外食をして、その中で気に入った一品があれば覚えておき、家に帰ってから自分なりに再現してみたりもします。情報収集の点でいうと、旅館のお食事はそれがやりやすい。お品書きも付いてくるし、中居さんもいらっしゃるので、お料理の内容について把握しやすいですからね。お話を聞いてみて、ほほーんと感心し、ほんなら家に帰ったら作ってみよかと画策する。

 
すまし汁がお酒に合うことを教えてくれたのも旅館。

 

どこかで食べて気に入った料理は自炊に落とし込んでみたくなるのですよね。それに、このサイクルを繰り返していけば、延々と自炊のレパートリーと質を向上させることができるのではないか。という狙いもあったりするんですが、実際やってみたらなんか上手くいかず失敗したり、どうやったって料理スキルが足りなくて無理なんてことはよくあることです。


ただ、料理を再現すること以上に大事だと思ってるのが、外食をすることで、「人をもてなす」という部分のセンスを知ることじゃないかと。この料理だったら、このぐらいの大きさの皿で出すと食べやすいとか、この料理ならこの分量だとちょうどいいとか。そこに正解が確実にあるというよりは、あくまでも、自分にとって好ましく感じる食事のスタイルや、一品一品の持つバランスのようなものが、この世に数多ある外食の場において散在している、という感じでしょうかね。


外食経験を重ねることは、自分にとって理想的な「もてなし」の型を、少しずつ蓄えることにつながる。それを自分で再現できるようになれば、自分が自分をもてなす主人となるのと同じことではないでしょうか。漫画版の美味しんぼで京極さんが、「山岡はんの鮎はカスや」とか言ってましたけども、ああいう態度はぜんぜんあきまへんわ。食べる立場でマウントを取るだけじゃ、ただの半人前。まずはてめぇで鮎を焼いてみなはれと思うおいらです。なぜか最後ひろゆきになった。

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Onsenとかいうバンドがある。