口から出まかせ日記【表】

こんな寒かったっけ冬

バレンタインデーだけど、チョコを控えたいです。

今日はバレンタインデーですが、女性にチョコを貰う予定はございません。いたって平静な一日になることが予想できます。ブログを書いたり、本を読んだり、今後の計画を立てたりしつつ、しっとりと過ごそうかと思います。

 

そう、バレンタインチョコというと、ちゃんと一個人として貰えるようになったのは、大学生以降です。高校生までチョコは「配給制」でした。部活の女子マネージャーが、バレンタインになるとチョコレートを用意してくれるのです。その日になると、私も含めてモテない男子が彼女の前に列を作る。で、彼女はテンポよく我々にチョコを手渡しし、「ありやとやした~」と威勢よく声を上げて部員は受け取る。非常に共産主義的な光景なのです笑。

 

我々に提供するチョコとは別に、女子マネージャーはもちろん本命のチョコを用意しています。そして夕方、体育館の裏手で本命のチョコを渡すと。何故か、女子マネージャーにモテるのは、部長より副部長の方が多かった気がします。立場的に一番じゃない人が、かえってモテるもんなのかなぁ、と、当時の足りない頭で、この世の不思議のひとつみたいに思ってましたね。

 

で、話を戻して最近はどうなのかというと、バレンタインとか関係なく、普段からチョコを摘まむ習慣がすっかり出来てしまい、ちょっと控えたいなぁと思っています。数か月前から、家に何故かチョコが常に常備されていて、目に入るとつい食べちゃうんです。板チョコなんかだと、一枚くらいペロリと食べちゃいます。毎日毎日、一枚ずつチョコを食べているのは、幸せと後悔の板挟み状態です。

 

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チョコを買うのは私の母。種類は普通の板チョコや、12ダース入りのやつとか、ポッキーみたいなのとか、ジャンルを問いません。母が自分で食べるために買ったんだろうと、手をつけなかったんですが、誰も食べないままどんどん貯まっていくので、「母上。この山のごときチョコはいったいどういうことなのでしょうか」と聞いたところ、「息子よ。これは別に私の物というわけではない。自由にお食べなさい」と言うのです。

 

じゃ、食べますよ、と、ありがたく頂戴することにしたのですが、その後も飽きもせず母はチョコを買ってくるのです。流石に買い過ぎだと思い、「母上。もうチョコは要りませぬ。なぜこのようにいつもチョコを買ってくるのでしょうか」と聞くと、「息子よ。それはね。近所のスーパーの戦略にハマったのだ」と言うのです。

 

どういうことかというと、最近レジの手前に、お菓子コーナー的な棚が置いてあって、レジに並んでいると、どうしてもそれが目に入ってしまうとのこと。今日は買わないぞ、と念じていても、母の前に並ぶおばちゃんが、自分のカゴに棚の菓子を入れる。すると、勝手に母の手も棚に伸びて、気付いたらガーナチョコレートなんかをつい買ってしまう、ということらしい。

 

なんと怖ろしい洗脳なのだろう。チョコを買わずにはいられない病に母は罹ってしまったのです。「母上。是非チョコの置かれていないレジに並んでください」と申したところ、「息子よ。すべてのレジの手前にチョコレートが置いてあるのだ」とのこと。なんと周到なことだろうか。そのスーパーを利用する限り、チョコレートの呪いが付きまとうのである。

 

家にあるチョコの一部を並べて撮ったのが上の画像です。他にも、期間限定のメルティキッスとか、紗々なんかもありました。そのうち我が家は、童話にでてくるお菓子の家になるのかもしれません。

 

 

 

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