浪人と黒船

“人生” と言う名の大航海

あるべきモノが無い反作用。

今のオレには、保険証が無い。離職証明が届かないから、保険証が作れないんだよ。

地元の役場にも相談してあるし、医療機関にもその旨は伝えてある。

そんな “無保険状態” から、明日には漸く解放されるんだが…。

 

 

 

 

オレが前の会社を退職(7月20日)して2週間が経過した。

有休消化期間があったから7月初めから夏休み状態なんだが。(笑)

通常…離職証明ってのは、手元に届くまでに2週間程度かかるそうな。

何でそんなに時間が必要なのかは知らないがね。

いつまでも無収入の夏休みしてる訳にはいかないし、再就職もできない。

内定している次の職場にも迷惑かかる。手続きが何一つ進められない訳だしさ。(先方は全部把握している)

痺れ切らして前の会社へ電話したんだ。で、漸く入手できる状態になったわけ。

これは社会保険労務士の管轄なので、前の会社の不手際ではない。念のため。

 

そんな無保険者のオレが、先日病院行ったんだ。

言うまでもなく、診察も薬も全額負担。(後から返金されるけど) ま~驚いた。薬がこれ程高価だとはね。

 

あるべきモノが無い反作用を、普段意識していない場所で思い知らされる。

 

連日能登の話題を書き綴っているオレにとって、これが色々考えさせられるきっかけになった。

当たり前の事が突然できなくなる時に齎される心身への悪影響。

照明が使えない。水道が使えない。自分で煮炊きできない。

帰るべき自分の家が、無い。 その苦労をオレが推し量る事は不可能だ。

 

ここに書く事ができない負の部分(反作用)が被災地に存在している事も知っている。

現地へ行けば容易に想像できたし、そういう情報は勝手に入ってくる。

 

何事にも手順はある。実行に移すには、それ故の時間が必要。

これを蔑ろにし、行動した時の惨めさは過去に何度も経験した。

周りで苦悩している人の事も、オレは絶えず視野に捉えている。

困難に討ち勝つには、その反作用を上回る力がなければならない。

 

自分は無力だと諦めかけている人に伝えておこう。

 

知恵は力に変換できる。その力が、己の未来を拓く。

 

地位も名誉も財産も無い “浪人” のオレが、それを証明してみせるよ。

 

 

youtu.be

 

ステージ背景の建物画。Hotel California のネオン管。70年代を感じさせるカメラワーク。

長いイントロが生み出す妖艶な雰囲気と併せて、統べてが大好き。

 

 

 

 

 

 

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