ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

執事の解説24,000文字=原稿用紙60枚、尚も増加中

バカです、はい。



どんだけ執事が好きなのかと。



久しぶりに資料本の解説に集中すると、バランスを見失うのです。引用する箇所と解説する箇所のバランスが著しく悪いと思われるので、今のテキスト量は、膨大です。正直に言えば、日本で二番目ぐらいに執事について詳しく扱った本、といって過言ではありません。



ただ、本当に「一度に全部書けない」のが困りますね。既刊に書いているエピソード、面白いからその時点で使いましたが、実は今時点で最適な形で使いたいものも多く、「最後の最後の総集編」でない限り、このバランス調整は出来ません。



以前、読者の方より指摘を受けたこともありますが、使用人の採用部分のところでも似たようなところが無いとも言えず、難しいです、本当に。



『ヴィクトリアン・サーヴァント』に依存せず、執事の仕事姿を構築しております。確かに、最初に執事の解説を自分の同人誌で書いた2002年では物足りず、様々な時間を経た2007年でなければ、書けませんね。時間は嘘をつかない、と思う次第です。



エドウィン・リーと書くと違和感があって、ミスター・リーと書かないと気まずい。エドガーとは呼べない、ミスター・エドガーと呼んでしまう。そんな過去と現代の執事に囲まれた時間を経て、果たして夏の新刊はどうなるのやら?



総集編準備号/初めて手に取る方向けのはずが……濃いです。



ヴィクトリアン・サーヴァント―階下の世界

ヴィクトリアン・サーヴァント―階下の世界