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ガチ勢が本気で選ぶおすすめのめんつゆ17本。甘くないものも

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めんつゆのおすすめ17本を厳選して紹介。そうめん、そば、うどんそれぞれに適したものをピックアップしています。甘くないめんつゆも紹介していますよ。

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー

こんにちは。調味料をこよなく愛していて、ソレドコでもたびたび記事を書いている杉村啓(むむ)です。

▷ 杉村啓さんの過去記事はコチラ

特に「しょうゆ」は何冊も本を書いているくらい好き過ぎるほど好きで、当然のようにしょうゆを使った調味料も大好き。そこで今回は、過去に「めんつゆ草子」という同人誌を執筆しており、全国津々浦々、さまざまなめんつゆを食べ比べた経験がある筆者が、心からおすすめしたいと思える、間違いない「めんつゆ」を紹介します。

🥢 🥢 🥢

そうめん、そば、うどんのつゆとして、また時短料理に欠かせない調味料としても広く愛用されているめんつゆ。日本が世界に誇る万能調味料と言っても過言ではありません。

しかし1本で味付けが済んでしまうからこそ、めんつゆ自体の味が麺料理はもちろん、煮物、おひたしなどその他の料理のクオリティも左右しがち。逆に言うとおいしいめんつゆを選べば、それだけ料理もおいしくなるのです。

また、もともと“めん”つゆとしてそれぞれの麺との相性を前提に作られている商品が多いので、まずは「食べたい麺料理」との相性のよさを重視。サブ要素として別の麺料理との相性や、煮物やおひたし、丼ものなど幅広い料理に使いやすいか(=万能さ)も考慮するのがポイントとなります。

なので今回は、そうめん・そば・うどん別におすすめのめんつゆをピックアップし、あわせて万能さも分析してみました。

めんつゆを買う前に知っておきたい基礎知識

さっそくおすすめのめんつゆを紹介……したいのですが、一口に「めんつゆ」と言ってもいろいろな種類があるため、それぞれの特徴を知らずに適当に選ぶと、味わい体験に大きな差が出てしまうので、まずはちょっとだけ「めんつゆ基礎知識」を説明させてください。

🥢めんつゆは「かえし」と「だし」でできている

めんつゆは主に「かえし」と「だし」からできています。「かえし」とは、濃口しょうゆに砂糖やみりん、日本酒などを加えて煮詰めたもの。そこにカツオや昆布、シイタケなどからとった「だし」を加えています。

  • 「かえし」が多いとしょうゆの風味が増す
  • 「だし」が多いとうま味が増す

というふうに、それぞれのバランスによって味わいが大きく変わるのがめんつゆの奥深いところなのです。

また東日本は濃口しょうゆの文化が根づいているためかえしが強いものが好まれ、逆にだし文化の西日本ではだしが強いものが好まれる傾向があります。

これはめんつゆの製造元にもいえることで、東日本の会社がつくるめんつゆはかえしが強く、西日本の場合はだしが強いめんつゆを製造しているところが多めです。

🥢そうめん? そば? ストレート? 濃縮? 用途・タイプで味の傾向が異なる

めんつゆは「そうめんつゆ」「そばつゆ」など、それぞれの麺に合うよう調整されたものと、どちらにも合わせやすい「めんつゆ」に分類されます。加えて、希釈して使う「濃縮」、そのまま使う「ストレート」と濃度のタイプ別でも分けられます。

そして各つゆの「かえし」と「だし」の強弱には、次のような傾向があります。

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー 各つゆの「かえし」と「だし」の強弱を数値化した図
<用途別の特徴>
● そうめんつゆ
・特徴:「かえし」を弱めて、「だし」を強くしている
・理由:細麺のためつゆが絡みやすく、塩辛さを抑えてさっぱり食べられるように
・味の傾向:カツオだけでなく、サバやシイタケ、昆布などさまざまな種類のだしを組み合わせており、つゆ自体のうま味や香りが際立っているものが多い

● そばつゆ
・特徴:「かえし」を強めて、「だし」を弱くしている
・理由:そば自体の香りが特徴なので、だしで香りを邪魔しないように
・味の傾向:だしを弱めるため、相対的にしょうゆの味を感じやすい。だしの種類もカツオ系だけなど、シンプルな風味のものが多い

ちなみに「うどんつゆ」は、そうめんやそば以上に地域性が強く出る麺料理のため、合わせるうどんの種類によって特徴が大きく異なるため割愛。

ただ、そうめん・そば同様に、東日本で好まれるのは「かえし」が強めで、西日本で好まれるのは「だし」が強め。また、だしの種類はカツオや昆布だけでなく、いりこが好まれるところもあります。

<濃度のタイプ別の特徴>
● ストレートタイプ
・長所:希釈や味の調整が必要なく、さっと使えて利便性が非常に高い
・短所:かえしが少なめのため塩分濃度が高くなく、その分保存性が低い。賞味期限も短く、夏季だけなど期間限定販売のものも多い

● 濃縮タイプ
・長所:希釈の割合により、温かい麺のかけつゆにも、冷たい麺のつけつゆにもできる。しょうゆ代わりに調理に使えるものが多く万能度が高い。かえしが多いため塩分濃度が高く保存性に優れている
・短所:希釈の計算がややこしい、手間がかかる

……という感じなのですが、ざっくりまとめると「だし感強め」が好きであればそうめんつゆのストレートタイプ、「かえし(しょうゆ)感強め」が好みの方はそばつゆの濃縮タイプを選ぶのがおすすめ。

もちろん「そうめんつゆの濃縮タイプ」もあり、実際にはもう少し傾向は細分化するのですが、ざっくりと以上のことを頭に入れてめんつゆを選ぶだけで、自分の好みの味に当たる可能性がグッと高まります。

なお今回は、それぞれのめんつゆについて以下のような分析・評価をしています。あくまで筆者個人の感覚ではありますが、購入の参考にしてみてください。

・香り、甘み、しょうゆとだしの強さ、万能さ(他の麺料理や、煮物、おひたしなど麺料理以外にも使いやすい など)について、独自に5段階評価を設け、味の傾向を分析。★の数が多いほど、各項目の傾向が強い
・各めんつゆは「気軽に手に入る麺」に合わせることを念頭にセレクト。そうめんは揖保乃糸、そばは乾麺でやや色が黒めのもの(白い更科系ではないもの)、うどんは冷凍うどん(讃岐系)を用いてざるうどん風にし、実際に麺につけて口に入れた状態の味わいを記載
・「だしの種類」は各商品のラベルの通りに記載
・濃縮タイプについては、希釈済みのものを撮影

そうめんにあうめんつゆ編

🥢紹介するめんつゆリスト🥢
・【創味のそうめんつゆ】創味食品
・【揖保乃糸めんつゆ】兵庫県手延素麺協同組合
・【久原あごだしつゆ】久原本家(久原)
・【素麺つゆ】久原本家(茅の舎)
・【唐船峡めんつゆ】唐船峡食品
・【えろーうもおてごめんつゆ】味の兵四郎
・【そうめんつゆ・椎茸入り】手造りひろた食品
・【えびつゆ】チョーコー醤油

🥢そうめんにもこだわりたい!

🥢創味のそうめんつゆ(ストレートタイプ)/創味食品

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:削りぶし(かつお・そうだかつお・さばかれぶし)・昆布エキス・しいたけエキス
・香り     :★★★★☆
・甘み     :★★★☆☆
・しょうゆの強さ:★★☆☆☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★☆☆☆

商品のクオリティが高く、関西人はみんな大好き(筆者の周囲調べ)な京都の調味料メーカー「創味食品」。

関東のスーパーなどでも濃縮タイプの「創味のつゆ」はよく見かけると思いますが、このストレートタイプの「創味のそうめんつゆ」は毎年、春夏のみ販売される期間限定品なので、知らない方も多いのではないでしょうか。

「だしの旨みがちがう京風そうめんつゆ」というキャッチコピーの通り、特徴はそのだしの強さ。かつお節、宗田節、サバ枯節をたっぷり使い、仕上げに花かつおをプラスしているほか、昆布やシイタケのエキスも使用しています。

うま味は種類が異なると相乗効果でより強くなるのですが、かつお節はイノシン酸、昆布はグルタミン酸、シイタケはグアニル酸をたっぷり含んでいるので、これだけだしの風味が強いのでしょう。

その分、しょうゆ(かえし)の塩辛さがまろやかになり、口当たりがいいめんつゆです。甘みもあるのですが、それほど後を引かず、後口はさっぱりとしています。

だしの風味を膨らませる料理には使えますが、基本的にはそうめんに特化しためんつゆということで、定番の「創味のつゆ」に比べると料理に対する万能性は低めです(「創味のつゆ」が万能過ぎるだけですが)。

🥢揖保乃糸めんつゆ(ストレートタイプ)/兵庫県手延素麺協同組合

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつおエキス・まぐろエキス・ふし(かつおぶし・かつお削りぶし)・さばエキス・こんぶエキス
・香り     :★★★☆☆
・甘み     :★★★☆☆
・しょうゆの強さ:★★☆☆☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★★☆☆

そうめんの中でも、なめらかな舌触りでコシがあり、歯切れもよくおいしい「揖保乃糸」。定番のブランドなので、一度は食べたことがある人も多いのではないでしょうか。

その揖保乃糸をおいしく味わうためのめんつゆが「揖保乃糸めんつゆ」です。

そうめんの味わいを生かすためか、濃過ぎず、かといって薄過ぎもせず、口当たりはとてもまろやか。ラベルに「削り本節」とあるように、中にかつお節の粉末が入っており、カツオの風味がくっきりと感じられます(なので、食べる前はよく瓶を振ってくださいね)。

なお、ラベルに「削り本節」と書かれていない「揖保乃糸めんつゆ」もあり、よりかえしを強く、だし感を弱めにした「関東風」として取り扱われています。だしの味わいも少し異なるので、興味のある方はぜひ食べ比べを!

ちなみに揖保乃糸は特定の会社のブランドではなく、兵庫県たつの市、揖保郡、宍栗市、佐用郡、姫路市にまたがる組合によって作られているため、このめんつゆも販売元は兵庫県手延素麺協同組合となっています。製造元はたつの市にある「ヒガシマル醤油」で、こちらも関西人にはおなじみのメーカーかと思います。

🥢久原あごだしつゆ(濃縮タイプ)/久原本家(久原)

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:だし(焼きあご・さば節・かつお節・昆布・椎茸)・かつおエキス・焼きあご・かつお節・かつお節エキス
・香り     :★★★★☆
・甘み     :★★★☆☆
・しょうゆの強さ:★★★☆☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★★★☆

「久原あごだしつゆ」はその名の通り、あご(九州でのトビウオの呼び方)だしを効かせためんつゆです。脂肪が多い食材はだしを取るときに雑味が出やすいのですが、トビウオは水面を飛ぶため運動量が多く余分な脂肪が少ないため、上品ですっきりとしただしがとれます。

久原本家は福岡の会社なので、九州の食文化である「あごだし」にはとてもこだわりが強く、この「あごだしつゆ」もあごのうま味を余すところなく引き出しています。さらにサバ節、かつお節、昆布、シイタケも使用しており、濃縮タイプながらも濃厚なだしの風味を味わえます。

しょうゆもやや強めですが、だしのうま味で塩辛さがやわらいでいる印象。しょうゆが甘いことで知られる九州にあるメーカーであることを考えると、しょうゆ自体の甘みは控えめ。煮物に唐揚げ、炊き込みご飯など、さまざまな料理に使いやすい味わいで、万能性はかなり高めです。

🥢素麺つゆ(濃縮タイプ)/久原本家(茅乃舎)

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:鰹節・だし(さば節・昆布・焼きあご)・そうだ鰹節・鰹節エキス
・香り     :★★★★☆
・甘み     :★★★★☆
・しょうゆの強さ:★★☆☆☆
・だしの強さ  :★★★★★
・万能さ    :★★★☆☆

久原本家のブランドの一つで贈答品としても人気が高い「茅乃舎」が手掛ける、季節限定販売のそうめんつゆです。

だしの割合が減りしょうゆ(かえし)の割合が多くなる濃縮タイプは本来、どうしてもだしの風味が弱くなるものが多いのですが、この「素麺つゆ」はかつお節、サバ節、焼きあご、宗田節、昆布を合わせており、だしもしっかりと強いのが特徴。

ストレートタイプに勝るとも劣らない味わいは、人気ブランドの茅乃舎らしいこだわりを感じます。

ややしっかりとした甘さもあるのですが、だし感が強いためか、後に引かず、キレのある甘さになっていてとても食べやすいです。

一方で、他の濃縮タイプとは違いしょうゆ代わりに使うのはちょっと難しいので、万能さは「3」で。だしの強さを生かして、隠し味のように加えて味を膨らませる用途がおすすめです。

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🥢唐船峡めんつゆ(ストレートタイプ)/唐船峡食品

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつお節・かつおエキス・さば節・煮干し・こんぶ・しいたけ
・香り     :★★★★☆
・甘み     :★★★★★
・しょうゆの強さ:★★☆☆☆
・だしの強さ  :★★★★★
・万能さ    :★★★☆☆

「唐船峡(とうせんきょう)めんつゆ」は、筆者が毎年、何リットル分もリピート購入しているお気に入りのめんつゆ。

「唐船峡」は鹿児島県指宿市にある渓谷の名称で、そうめんがくるくる回る「回転式そうめん流し」発祥の地です。

その指宿市で生まれたこのめんつゆの特徴は“甘み”。九州の「しょうゆが甘い文化」は、鹿児島など南の方ほど強い傾向があり、その食文化がめんつゆにもしっかり反映されています。

今回紹介するめんつゆの中でも屈指の甘さですが、カツオ、サバ、シイタケなどさまざまなだしがたっぷりと入っているため、さっぱりと食べられます。

また、ストレートタイプではあるものの、2倍に希釈して温めるとにゅうめんのかけつゆにもできますし、だし巻き玉子や煮物などに入れるとうま味がふくらむ万能性も持っています。

ただ、甘みはかなり強いので、そばにつけるのは少し難しいかもしれません。というわけで万能性は限りなく4に近い「3」としました。

🥢えろーうもおてごめんつゆ(濃縮タイプ)/味の兵四郎

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつお節エキス・昆布エキス
・香り     :★★★☆☆
・甘み     :★★★★☆
・しょうゆの強さ:★★★☆☆
・だしの強さ  :★★★☆☆
・万能さ    :★★★★★

博多弁で「とてもおいしくてごめんなさい」という意味の「えろーうもおてごめんつゆ」は、福岡県にある調味料メーカー「味の兵四郎」が販売しているめんつゆです。

しょうゆよりも糖類や水あめが多く含まれているからか、めんつゆというより「甘みの強いだししょうゆ」という印象の味わい。めんつゆとして使う際には6倍希釈をするため、めちゃめちゃ甘いというわけではなく、良い塩梅の甘さと塩辛さが楽しめます。

少し甘めのつゆで麺を食べたいな、というときにはそうめんだけでなく、そばにもうどんにも使えます。

希釈せずだししょうゆとして、冷奴や和え物、炒めもの、刺身、浅漬けなどにも使える万能アイテムです。

🥢そうめんつゆ・椎茸入り(ストレートタイプ)/手造りひろた食品

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:風味原料(かつお節・さば節・そうだかつお節・昆布・乾しいたけ)
・香り     :★★★☆☆
・甘み     :★★★★☆
・しょうゆの強さ:★★☆☆☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★★☆☆

「手造りひろた」は、関西ではポン酢でおなじみの会社です。そうめんつゆ、そばつゆも製造しており、中でも特におすすめなのが、この「そうめんつゆ・椎茸入り」。

大きめにスライスされたシイタケがどどんと入っています。

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー

一瓶に入っているシイタケの量は、上の写真の3倍ぐらいでしょうか。シイタケが取り出しやすいよう瓶の口が広めになっているので、そうめんの具として楽しめるのがうれしいところ。たっぷりとめんつゆを吸い込み、甘辛くジューシーになったシイタケとめんつゆの相性はもちろん抜群。

めんつゆ自体は、複数のだしの風味がしっかり楽しめ、またリンゴ酢が入っているからか、さっぱりと口当たりもよいのが特徴です。

料理に使うとだしの風味が加わるのはもちろん、シイタケを具材として追加できる点や、そうめん以外の麺にも合うさっぱりとした口当たりから利便性は高いです。ただ、シイタケを使わない料理のときには逆にどうしたらいいか悩むというところから、万能性を「4」に限りなく近い「3」にしました。

🥢えびつゆ(濃縮タイプ)/チョーコー醤油

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:干しえび・魚貝エキス・昆布エキス・乾しいたけ
・香り     :★★★☆☆
・甘み     :★★★★☆
・しょうゆの強さ:★★★☆☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★☆☆☆

ここまで紹介してきたように、めんつゆの「だし」はかつお節やサバ節、昆布、シイタケなどから取るのが一般的ですが、それらが「マスト」というわけではなく、何を使ってもいいのです。おいしければ。

というわけで、そうめんつゆ編で最後に紹介するのは長崎県にあるチョーコー醤油の「えびつゆ」です。干しエビのだしをたっぷりと使っており、初めて見たときは正直、イロモノ枠なのかな……?と思いましたが、実際に味わってみるとこれがまたおいしいのです!

干しエビの香ばしい風味とふわっとした甘さに加えて、昆布や乾燥シイタケのしっかりとしたうま味も味わえます。2倍希釈の濃縮タイプですが水で薄めてもだしの風味が豊かに残りますし、甘みとうま味のバランスがよく、するするとそうめんが進みます。

今回初めて、そうめんだけでなくそばにも合わせてみたのですが、それほどそばの香りを邪魔せず、甘めのそばつゆとして楽しめました。

ただ、しょうゆの風味が薄めなので、他の料理にどう使えばいいのかちょっと悩ましいですね。使うなら、エビの風味をアクセントとして楽しむようなメニューが良さそうです。

そばにあうめんつゆ編

🥢紹介するめんつゆリスト🥢
・【竹やぶそのままのそばつゆ】寺岡有機醸造
・【そば屋のそばつゆ】おびなた
・【極上もりつゆ】永坂更科 布屋太兵衛
・【本枯鰹節そばつゆ 特選】にんべん
・【菊つゆ】ヤマロク醤油
・【味どうらくの里】東北醤油
・【ビミサン】テンヨ

🥢竹やぶそのままのそばつゆ(ストレートタイプ)/寺岡有機醸造

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつお節だし・かつお節
・香り     :★★★☆☆
・甘み     :★★☆☆☆
・しょうゆの強さ:★★★★☆
・だしの強さ  :★☆☆☆☆
・万能さ    :★★☆☆☆

千葉県柏市に本店がある名店「手打ち蕎麦竹やぶ」のそばつゆの味を再現したのが「竹やぶそのままのそばつゆ」です。製造元は広島県の寺岡有機醸造で、しょうゆ好きの間では「寺岡家の〜」シリーズでもおなじみ。

使用しているだしはかつお節だしとかつお節のみで、非常にシンプル。その分、だしの風味は弱いのですが、うま味はしっかりとあります。甘さはそれほどなく、キレがあり、しょうゆの強さが感じられます。

大根おろしや納豆など、いろいろな具材をのせたそばでもしっかりと味を保てますよ。ただし、だししょうゆほどにはしょうゆが強くないので、しょうゆ代わりに料理に使うのはいまいちかも。

🥢そば屋のそばつゆ(ストレート)/おびなた

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:そうだかつおぶし・かつおぶし(粗砕)・かつおぶし
・香り     :★★★★☆
・甘み     :★★★☆☆
・しょうゆの強さ:★★★★☆
・だしの強さ  :★★☆☆☆
・万能さ    :★★★★☆

長野県戸隠(とがくし)市にあるそば製粉会社・おびなたが作るそばつゆ。戸隠市は日本三大そばのひとつである「戸隠そば」が有名で、このつゆも戸隠しそばとの相性を考慮した風味に仕上げられています。

戸隠そばは、そばの香りや味わいがしっかり楽しめる「挽きぐるみ」のそば粉を用いており、冷たく澄んだ水で打ったしっかりもっちりとした歯ごたえが特徴。口の中で噛む時間が長くなるからか、辛いつゆよりも少し甘めのつゆが好まれています。

そのためこの「そば屋のそばつゆ」も、少し甘め。そうめんつゆに比べると甘みは少ないのですが、前述の「竹やぶ そのままのそばつゆ」に比べるとやや甘い、という感じでしょうか。

だしはかつお節のみなのでだし感は弱く、かえしの量も多めなので全体的に濃い味わいのそばつゆです。とはいえ、甘みがあるのと、かつお節粉末を使っているからか、ほんのりとカツオの風味も楽しめますよ。

このカツオ風味は、温めることでより膨らみます。少し薄めて(できれば昆布だしで)温かいそばやうどんのかけつゆにすると最高です。

🥢極上もりつゆ(ストレートタイプ)/永坂更科 布屋太兵衛

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かれぶし(かつお・そうだかつお)
・香り     :★★★★☆
・甘み     :★★★★☆
・しょうゆの強さ:★★★★☆
・だしの強さ  :★★☆☆☆
・万能さ    :★★☆☆☆

東京・麻布十番に総本店を構える「永坂更科 布屋太兵衛」のそばつゆです。

東京には「更科」「藪」「砂場」と、いわゆる「江戸そば御三家」と呼ばれている3つの系統のそばがあり、それぞれそばとつゆの味わいが異なります。「永坂更科 布屋太兵衛」をはじめとする更科系のそば店では、一番粉と呼ばれるほのかに甘くて白いそば粉を使っており、めんつゆも白砂糖やみりんを使って甘く仕上げているのが特徴。

この「極上もりつゆ」は、しょうゆの風味がしっかりありつつも甘みが強いので、そばをドボンとつけても塩辛さを感じません。しょうゆ自体もやや甘めで香りがよく、だしが強くなくてもうま味が感じられます。

本来は更科系のそばと合わせることを想定しているつゆではあるものの、色が強いそばに合わないわけではありません。少し香りが混じるかな、といったぐらいで、おいしくいただけます。

「缶」で売られているため、料理にちょっとだけ、という使い方ができないので、万能さは低め。料理に使ってもおいしい風味だとは思うのですが、毎回そばと合わせるだけで使い切ってしまうので……。

ちなみに「永坂更科 布屋太兵衛」が販売するめんつゆは、今回紹介した「極上もりつゆ」のほか、デザインが似た「別製もりつゆ」「特製もりつゆ」もあるので購入の際は注意を。

🥢本枯鰹節そばつゆ 特選(ストレートタイプ)/にんべん

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつおぶし・そうだかつおぶし・こんぶ
・香り     :★★★★☆
・甘み     :★★★☆☆
・しょうゆの強さ:★★★☆☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★★☆☆

特に関東で人気が高い(筆者の周囲調べ)“だし”の会社・にんべん。「本枯鰹節そばつゆ」は、だし文化を世界に広めることに注力している同社ならではのこだわりが詰まっためんつゆです。

かつお節の中でも特に上質とされている「本枯鰹節」を用いており、雑味の少ない清澄なだしの風味が楽しめます。強過ぎず、かといって弱くもなく、じっくり味わえば味わうほど存在感を感じられるだしの風味に、そばがするすると進みます。

ちなみに本枯鰹節はうま味・味わいの元となる「カビ付け」の作業を他のかつお節よりも多く行うため、かかる手間は何倍にもなり、完成にも3〜5カ月かかるといわれています。しかしその分、ほかのかつお節にはない、雑味が少ない芳醇な風味、まろやかで深いコクが楽しめるのです。

また、ストレートタイプではあるものの、水を若干加えても味が壊れにくいため、同量の水を加えて温めると良いかけつゆにもなります(薄めが好きな人はもう少し水を増やしてください)。冷たいそばも温かいそばも、とりあえずこれが一本あれば安心ですね。

🥢菊つゆ(濃縮タイプ)/ヤマロク醤油

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつお削りぶし・昆布
・香り     :★★★☆☆
・甘み     :★★★☆☆
・しょうゆの強さ:★★★★★
・だしの強さ  :★★☆☆☆
・万能さ    :★★★★★

しょうゆ好きの間ではおなじみの「菊醤」という名しょうゆを使っためんつゆです。

「菊醤」は丹波の黒豆を使い木桶で熟成させた濃口しょうゆで、豊かさがありながらも、後味がよくキレのあるうま味、口の中でほんのり香る甘みとコクをもっています。そこに、枕崎産の鰹節と羅臼産の昆布でとっただしを加え、種子島産の砂糖で仕上げたものが「菊つゆ」です。

味わいとしては、めんつゆというよりだししょうゆに近いかもしれません。そのため、しょうゆ代わりに料理に使うとバシッと味が決まります。もちろん、そのままたまごかけご飯にかけても最高。

うどんやそうめんとも相性がよく、利便性が高い点も魅力。メーカーの推奨希釈だと麺の種類やつけ/かけで割合が異なるのですが、個人的にはやや濃い目に割るのが好きなめんつゆです。

🥢味どうらくの里(濃縮タイプ)/東北醤油

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつおぶしエキス・かつおぶし粉末
・香り     :★★☆☆☆
・甘み     :★★★☆☆
・しょうゆの強さ:★★★★☆
・だしの強さ  :★★★☆☆
・万能さ    :★★★★★

土地それぞれの食文化と深く根付いているしょうゆやめんつゆは、地元で「これじゃないとダメ!」と絶大な支持を集めるものが少なくありません。

この「味どうらくの里」も、地元・秋田県では一家に一本は必ずあり、知らない人がいないと言われているほど、絶大な人気を誇る万能つゆ。しょうゆとだしのうま味のバランスが絶妙で、やや甘めの味が特徴です。

今では何にでも使える万能つゆとして地元民に愛されていますが、もともとめんつゆとして販売されていたそう。なかなか売れない中、地道にサンプルを配る中で「煮物に使うとおいしい」という口コミが広がり、万能つゆとして愛されるようになった、という歴史があるそうです。

そのため、そばとの相性はもちろんばっちり。そうめんやひやむぎのつけ汁、うどんのかけつゆとしても使用できます。

そばに合わせる場合は5倍に希釈しますが、先述の通り希釈せずだししょうゆとしてさまざまな料理に活用できるので、万能さは随一といえます。

🥢ビミサン(濃縮タイプ)/テンヨ

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:ふし(かつお・そうだかつお)
・香り     :★★☆☆☆
・甘み     :★☆☆☆☆
・しょうゆの強さ:★★★★☆
・だしの強さ  :★★★☆☆
・万能さ    :★★★★★

秋田で絶大な人気を誇る「味どうらくの里」と同じように、山梨県や長野県などの一部エリアで絶大な支持を受けているめんつゆが「ビミサン」です。

やや甘みが弱めのだししょうゆといった味わいで、甘くないめんつゆが好きな人におすすめ。そのままだししょうゆとして使う場合には、煮物や浅漬け、唐揚げなどの味付けにも大活躍します。こちらも「万能つゆ」として、一本あれば何にでも使える安心感があります。

そして、この商品の面白い点は、500ml、1L、1.8Lは通常のボトルなのに、200mlだけ空気に触れない密封タイプの容器のものが販売されていること(撮影したのも200mlタイプです)。

最初に書いた通り、濃縮タイプのめんつゆは塩分濃度が高いため基本的には保存性がいいのですが、とはいえ開封後、空気に触れて徐々に味わいが変化していくことには代わりがありません。変化の要因のひとつである酸素を防げるのですから、かなり利便性が高まります。

うどんにあうめんつゆ編

🥢うどん県めんつゆ(濃縮タイプ)/鎌田醤油

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつお節エキス・かつお節・さば節・うるめいわし節・あじ節・煮干いわし・乾しいたけ・かつお調味エキス・こんぶ
・香り     :★★★☆☆
・甘み     :★★★★☆
・しょうゆの強さ:★★★★☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★★★☆

製造元である鎌田醤油は「だし醤油」で有名な香川県のしょうゆ蔵です。“うどん県”として知られる香川県内は、しょうゆぶっかけに鎌田醤油の「だし醤油」を使っているところが少なくありません。「うどん県めんつゆ」は、そんなメーカーがうどん県の名を冠しためんつゆなのですから、うどんに合わないわけがないのです。

風味がとても豊かなのは、だしの種類が多いからでしょうか。定番のかつお節系や昆布だけでなく、うるめイワシや、アジ、煮干しイワシからもだしを取っています。うま味がしっかりあるので、塩辛さはあまりなく、ほのかな甘みが感じられます。つるつるとしたうどんにもしっかりと絡み、するすると食べられてしまいます。

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー

パッケージにつけつゆ、かけつゆ、ぶっかけつゆ用の希釈割合が書かれているのも、いかにも“うどん県”らしさを感じます。冷凍うどんと合わせてストックしておきたいめんつゆです。

🥢稲庭のつゆ(ストレートタイプ)/佐藤養助商店

調味料マニアおすすめのめんつゆ(そうめん・そば・うどん別) 万能さもレビュー
・だしの種類:かつおぶしエキス・ふし(かつおぶし・かつお削りぶし)・こんぶエキス
・香り     :★★☆☆☆
・甘み     :★★★★☆
・しょうゆの強さ:★★★☆☆
・だしの強さ  :★★★★☆
・万能さ    :★★★☆☆

もうひとつのうどんつゆとして紹介したいのが、こちらも全国的に知名度が高い「稲庭うどん」のメーカーが監修した「稲庭のつゆ」です。製造元はヒガシマル醤油。だしの風味が豊かで、コクが深いうま味が楽しめます。

生地を一晩熟成したのち、手延べして乾燥させるというステップを踏む稲庭うどんは、美しいツヤとやわらかなのどごしが特徴。製法がそうめんに近いからか、つゆもしょうゆが強いものより、このつゆのような、だしが強いものの方がよく合います。

稲庭うどん向けのつゆではありますが、讃岐うどんとも相性は抜群。特に冷凍の讃岐うどんをしっかりと水でしめたときのつるつる感にぴったりです。つるつる感が弱めのうどんの場合は、少し薄めつつ温めて、かけつゆとして食べるのがおすすめ。

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以上、17のめんつゆをザザッと紹介してきました。

ここから下は「めんつゆ」を購入・保存・調理する上で知っておきたい豆知識を紹介します。

【豆知識1】開封後のめんつゆは必ず冷蔵庫へ

めんつゆのベースである「かえし」と「だし」は、開封して空気に触れると味や品質が変化する性質があります。したがって、開封したらできるだけ早めに食べきってしまうのがベスト。

ですが、すぐに使い切るのが難しい場合は冷蔵庫で保管しましょう。特に、より変質しやすいだしが多く含まれるそうめんつゆや、塩分濃度が低いストレートタイプは必ず冷蔵庫で保管してください。

濃縮タイプも多少は変化しますので、これも冷蔵庫に入れて保管して早めに使い切りましょう。

【豆知識2】ストレートタイプは「小さめの器」に注いで

 ã€Œã¤ã‘つゆ」としてそうめんやそば、うどんを楽しむ場合、どうしても麺についた水気でつゆがだんだん薄まります。その際、ストレートタイプをそのまま加えても、味が元通りになりづらいのです。

そのため、ストレートタイプのめんつゆは、小さめの器に少しずつ注ぎ、なくなったらその都度新しく入れ直すとした方が最後までしっかりとめんつゆのおいしさを味わえます。

一方で濃縮タイプは少量加えるだけで味わいが元に戻りますので、薄くなったらそのまま注いで好みの味に整えましょう。

【豆知識3】◯倍希釈=水を足して◯倍にする、と覚える

濃縮タイプは水で希釈して使いますが、例えば「5倍希釈」と書いてある場合、めんつゆと水の割合はどうすればいいのでしょう。簡単なようで、ここを間違えるとめんつゆの味を損ねかねない、重要な事柄です。

◯倍希釈は、めんつゆに水を足して◯倍にする、という意味です。

たとえば20mlのめんつゆを5倍希釈にする場合、20mlを水で5倍にして合計100mlにする、という計算になります。となると、水は80ml。めんつゆと水の割合は1:4になります。

この「希釈」の考え方が分かりづらいということもあり、最近のめんつゆは単に◯倍希釈とだけ書かれるのではなく、ラベルに「本製品と水は1:4」のような記載があるものが多いです。まずはしっかりラベルを読んでその味に従い、そこから好みの味わいになるよう調整していくといいでしょう。

【豆知識4】「白だし」は淡口しょうゆ、「めんつゆ」は濃口しょうゆ

特に関西の方に多いのですが、めんつゆではなく「白だし」を使ってそうめんやそばを食べるとよく聞きます。では「白だし」と「めんつゆ」はどう違うのでしょうか。

簡単にいうと、両者の製法はほとんど変わらず、使っているしょうゆが異なります。白だしは「淡口しょうゆ」や「白しょうゆ」といった、色が淡いタイプのしょうゆを使っており、透き通った琥珀色が特徴。一方のめんつゆは「濃口しょうゆ」を使うので、黒色を基調とした色合いになります。

また、淡口しょうゆや白しょうゆは塩分濃度が高めなので、白だしもしっかりと塩味が感じられます。そのほか、めんつゆは甘く仕上げることが多く、白だしはそこまで甘くしないという違いもあります。

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麺料理はもちろんのこと、万能調味料としても使えるものが多く、とにかく「手軽さ」が魅力的なめんつゆ。

ストレートタイプは面倒くさい希釈割合も考えずにとりあえずどばどば使えますし、濃縮タイプは使える料理の種類が多く、1本冷蔵庫にあるだけで料理のレパートリーが広がります。困ったらとりあえずめんつゆ、と言ってもいいぐらい役立ちますので、今回の記事を読んで、ぜひ好みのめんつゆを見つけてみてくださいね!


著者:杉村啓

杉村啓 醤油やお酒といった発酵や調味料をこよなく愛するライター。愛称(?)は「むむ先生」。おいしいお酒やおもしろいお酒の情報を聞きつけると現れたりします。最近では京都の街をふらふらと「いけず石」を求めてさまよっていたりもします。良い「いけず石」を見かけたらぜひご一報を。近著に『白熱日本酒教室』(星海社/漫画版全3巻/新書)、『グルメ漫画50年史』(星海社)、『醬油手帖』(河出書房新社)など。

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