2004-01-12 「君のせいだからね」 視点 倒れた酒瓶、零れた酒、中身の無い包装シート、散らばった錠剤。 炬燵で眠る彼女の手首から目を逸らす。 幾本もの線条痕。 察知出来なかった訳ではない。 けれどもそれと同じ事。 少しため息をついた。